ALIENWARE，2014年春モデル5製品の販売を開始。17＆18インチモデルでは4台のSSDを搭載する“クアッドSSD”に対応

　Dellの日本法人であるデルは，ゲーマー向けPCブランド「ALIENWARE」の2014年春モデル5製品の販売を開始した。ノートPCは，3台のSSDを搭載可能な「ALIENWARE 14」や，4台のSSDを搭載する“クアッドSSD”に対応した「ALIENWARE 17」「ALIENWARE 18」が用意されている。デスクトップPC「ALIENWARE X51」「ALIENWARE Aurora」も，スペック向上を果たした。


　各製品の特徴を簡単に見てみよう。
　まずALIENWARE 14だが，4モデルの構成が用意されるうち，最上位構成である「スプレマシー」が，冒頭で触れた3台のSSDを内蔵するモデルとなっている。
　搭載SSDの内訳は，Serial ATA接続の256GB SSD×2台によるRAID 0構成と，mSATA接続の256GB SSDの1台となっており，計3台で総容量768GBとなる仕組みだ。なお，ストレージ構成はモデルごとに固定されているため，今のところスプレマシー以外のモデルでSSD 3台構成を選択することはできず，内蔵ストレージはHDD 1台のみか，mSATA SSD 1台＋HDD 1台という構成になる。

ALIENWARE 14

　モデルによって，搭載GPUと液晶パネルの組み合わせも異なる。下位モデルである「スタンダード」の場合，「GeForce GT 750M」（グラフィックスメモリ容量2GB）と，解像度1366×768ドットの14インチノングレア液晶パネルを採用。それ以外のモデルでは，「GeForce GTX 765M」（グラフィックスメモリ容量2GB）と，解像度1920×1080ドットの14インチノングレア液晶パネルという構成だ。

　BTO標準構成価格は13万9800円（税込）から。ゲーマー向けノートにコンパクトさを求めたいという人向けの製品といえるだろう。

　続いてALIENWARE 17とALIENWARE 18だが，SSDを最大4台搭載可能なのは最上位構成のスプレマシーだけだ。4台の内訳は，Serial ATA接続で容量256GBのモデル3台によるRAID 0と，mSATA接続で容量256GBの1枚となる。
　また，ALIENWARE 17は，「プレミアム」構成の内蔵GPUに，発表されたばかりの「Radeon R9 M290X」（グラフィックスメモリ容量4GB）を採用する点も注目に値する（※それ以外の構成ではGeForce GTX 765Mまたは「GeForce GTX 780M」を採用）。AMDの独自グラフィックスAPI「Mantle」に期待している人にとっては，魅力的な選択肢となるかもしれない。BTO標準構成価格は19万9800円（税込）からである。

ALIENWARE 17

　ALIENWARE 18は，クアッドSSD構成が追加された以外の仕様を見ると，2013年秋冬モデルの構成をそのまま踏襲した製品となっている。すべてのモデルが2基のGPUによる2-way SLI構成を採用しており，GeForce GTX 765M×2から，GeForce GTX 780M×2まで選択可能だ。BTO標準構成価格は26万9800円（税込）からとなっている。

ALIENWARE 18

　デスクトップPCでも，Radeon R9シリーズを採用するモデルやBTOオプションが用意された点が2014年春モデルの特徴といえよう。
　小型のデスクトップPCとして知られるALIENWARE X51には，グラフィックスカードのBTOオプションとして「Radeon R9 270」（グラフィックスメモリ容量2GB）搭載カードが追加された。BTO標準構成価格は9万4800円（税込）からである。

　ALIENWARE Auroraでは，グラフィックスカードに「Radeon R9 290X」（グラフィックスメモリ容量4GB）またはRadeon R9 270（グラフィックスメモリ容量2GB，スタンダード構成時のみ）搭載モデルを選択できるようになった。こちらのBTO標準構成価格は，19万9800円（税込）からだ。



Dellのプレミアムゲーミングパソコンブランド『ALIENWARE』は、ラインアップ5製品『ALIENWARE 14』、『ALIENWARE 17』、『ALIENWARE 18』、『ALIENWARE X51』、『ALIENWARE Aurora』の2014年春モデルを販売開始いたしました。

『ALIENWARE』の2014年春モデルは、すべてのモデルが「Windows 8.1」対応となり、ユーザーは数多くのゲームで安定したプレイ環境を提供する「Windows 7」、または最新の「Windows 8.1」のいずれかを選択できるようになりました。また、これまで提供していたNVIDIA社製のグラフィックスオプションに加え、AMD社製の最新グラフィックス「AMD Radeon R9」シリーズが登場し、グラフィックス性能にこだわるゲーマーへ最適な選択肢と最新の性能を提供いたします。各ラインアップに関する詳細は以下の通りです。

ALIENWARE 14
世界で最もパワフルな14インチゲーミングノート

『ALIENWARE 14』は、A4サイズのコンパクトなボディに、最高で「オーバークロック設定済み第4世代インテル Core i7-4900MQ プロセッサー」、「NVIDIA GeForce GTX 765M 2GBグラフィックス」、「トリプルSSD」が搭載可能な、世界で最もパワフルな14インチゲーミングノートパソコンです。また、「ソリッド・ステート・ハイブリッド・ドライブ(SSHD)」を標準採用し、これまでの標準ハードディスクに比べ1.5倍の起動速度を誇ります。3Dグラフィックスを駆使した最新ゲームはもちろん、高負荷な動画編集作業なども軽々と動き、ノングレア液晶は映り込みが少なく目が疲れにくいため、明るい場所でも快適な操作を約束します。本体は標準的なバッグに収納できるサイズのため携帯性も抜群。自宅の好きな場所でゲームを楽しんだり、お気に入りの場所で課題や仕事をこなしたりなど、あらゆる場所で高いパフォーマンスを発揮します。


ALIENWARE 17
デスクトップに代わる次世代スーパーゲーミングノート

『ALIENWARE 17』は、デスクトップパソコンを凌駕する驚異的な性能を、最もバランスの取れた17インチサイズに詰め込んだスーパーゲーミングノートパソコンです。最高で「第4世代インテル Core i7-4930MX プロセッサー エクストリーム・エディション」、「NVIDIA GeForce GTX 780M 4GB グラフィックス」、「クアッドSSD」を搭載可能。また、最新グラフィックスとなる「AMD Radeon R9 M290X 4GB」搭載モデルが加わりました。圧倒的に高付加な最新3Dゲームも驚きの表示スピードでプレイでき、ディスプレイには映り込みの少ないノングレア液晶を標準搭載。オプションで120Hzの倍速駆動に対応した光沢液晶も選択可能。高いフレームレートでの描画が行える倍速駆動液晶なら、液晶特有の残像感や表示遅延も少なく、瞬時の判断が必要なFPSなどのゲームをより有利に進めることができます。さらに、ゲームごとにコマンドを設定できるマクロキーや、家庭用ゲーム機の映像を表示できるHDMI入力など、他にはないユニークな機能で楽しみの幅が広がります。


ALIENWARE 18
世界で最もパワフルな18インチゲーミングノート

『ALIENWARE 18』は、あらゆるゲームを史上最強のマシンでプレイしたい。そんな究極のこだわりを持つユーザーのために設計された究極のゲーミングノートパソコンです。最高で「オーバークロック設定済み第4世代インテル Core i7-4930MX プロセッサー エクストリーム・エディション」、「デュアル NVIDIA GeForce GTX 780M 8GB グラフィックス」、「クアッドSSD」を搭載可能に。広大な画面領域を誇る18.4インチフルHD液晶や最大32GBのメモリなど、他とは一線を画した驚愕の性能を装備できます。さらに、ゲームごとにコマンドを設定できるマクロキーや、家庭用ゲーム機の映像を表示できるHDMI入力など、他にはないユニークな機能で、これ以上のものは無い完璧なゲーミング環境を手に入れることができます。


ALIENWARE X51
これまでの常識を変える小型ゲーミングパソコン


2012年の衝撃的なデビュー以来、世界的な大ヒットで小型ハイパフォーマンスゲーミングパソコンの代名詞となった『ALIENWARE X51』。最高で「第4 世代インテル Core i7-4770 プロセッサー」、「NVIDIA GeForce GTX 760 Ti 2GB グラフィックス」を搭載可能。新たに「AMD Radeon R9 270X 2GB」及び「AMD Radeon R9 270 2GB」を搭載する最新モデルが加わり、さらなる進化を遂げました。その小型でパワフルな特長を生かし、机上はもちろん、リビングの大型液晶テレビで最新の3Dオンラインゲームを大迫力のまま楽しむのに最適なマシンです。


ALIENWARE Aurora
頂点に君臨する水冷式ウルトラゲーミングパソコン


デビュー以来、その圧倒的な存在感とパワーでユーザーを魅了し続け、”何とかケースだけでも手に入れたい”と言わしめる至高のゲーミングデスクトップ『ALIENWARE Aurora』。最高で「オーバークロック設定済みインテル Core i7-4960X プロセッサー エクストリーム・エディション」、「デュアルNVIDIA GeForce GTX 780 6GB グラフィックス」を搭載可能。新たに「AMD Radeon R9 290X 4GB」及び「AMD Radeon R9 270 2GB」グラフィックスオプションが加わり、タワー型デスクトップならでは豊富な選択肢を提供します。シリーズ唯一となる「CPUリキッドクーリングシステム」を搭載し、数十時間の連続稼働でも抜群の安定感を発揮。数多くのゲームトーナメントで使用されてきたその実績が高度な信頼性を物語ります。

各モデルには『ALIENWAREコマンドセンター』がインストールされています。コマンドセンターには、『ALIENWARE』独自のLEDライティングシステム『AlienFx』があり、ユーザーは独自にLEDのライティングテーマと特殊効果を設定することができます。また、より臨場感あふれるゲーミング体験を実現するため、『ALIENWARE』はゲームメーカーと綿密に協力し、55を超えるゲームタイトルで『AlienFx』が連動して発光するプログラムを埋め込みました。これらのタイトルには、世界中で大ヒットし日本でも人気上昇中の「World of Tanks」や「League of Legends」などが含まれます。さらに、『ALIENWAREコマンドセンター』には、ゲームごとに環境設定を変えてより快適にプレイできる『AlienAdrenaline』、使用するシーンに合わせて消費電力を最適化する『AlienFusion』、キーボードに搭載されたマクロキーやマウスボタンへの設定を行う『Alienware TactX』など、ゲーマーに最適なプレイ環境を提供するための機能が充実しています。

「ALIENWARE」公式サイト