X360/PS3版「F.E.A.R. 2 PROJECT ORIGIN」，サイバーフロントから2009年夏に発売

　サイバーフロントは，2009年2月に北米で発売された「F.E.A.R. 2 PROJECT ORIGIN」を日本語化し，2009年夏にXbox 360版とPLAYSTATION 3版を発売すると発表した。価格はいずれも税込で7665円。

　本作は，ホラー映画のような演出とミリタリー系FPSのエッセンスを融合させたFPS（一人称シューティング）で，全世界で350万本以上を販売した「F.E.A.R.」の正当な続編だ。前作は，当時の最高水準といえる美麗なグラフィックスはもとより，予測の付かないランダムな行動がプレイヤーとの間で駆け引きを生むことに成功したといえる，優れたAIが特徴。



　「F.E.A.R. 2 PROJECT ORIGIN」は，グラフィックスエンジンの改良により強化されたビジュアルや特殊効果によって，ホラー演出や戦闘AIがさらに進化しているとのこと。また，シングルプレイはもちろん，オンラインマルチプレイが6種類用意され，最大16名での対戦が可能となっている。マルチプレイの種類は以下のとおり。

1.デスマッチ
　最も基本的なマルチプレイモード。自分の他は皆が敵となり、倒した数と倒された数によってランキングされます。

2.チームデスマッチ
　デスマッチのチーム戦。

3.コントロール
　３つのコントロールポイントをチーム戦で「占有、防御」するモード

4.アーマードフロント
　コントロールの別モード。コントロールポイントを順番に占有し、各チーム、エリートパワードアーマーは1体所有できる。

5. フェイルセーフ
　チーム戦で、爆弾の設置・爆発、解除を競うゲーム

6.ブリッツ
　チーム戦。他チームの基地からPHLAGを盗み出し、自陣へ持ち帰る事を競う。

　なお本作の物語は，前作のエンディングの少し前からスタートする。以下にリリース文を引用しておくので，興味のある人は予習しておこう。

ベケット(主人公)が配属された特殊部隊DeadEchoは、アーマカム・テクノロジー・コーポレーション（以下ATC社）社長のアリスティドの護送作戦の任にあたることとなった。

しかしかねてよりアリスティドが推し進めた計画、【オリジン計画】に危険を感じていたATC社理事会は、武装集団を使いアリスティドの抹殺作戦を遂行した。特殊部隊DeadEchoと武装集団との交戦。そこでベケットが目にした幻影少女「アルマ」。

アルマの幻影を追うベケットは、そこで核爆発にも似た大爆発に遭遇することに・・・


目が覚めると病院施設。そこでベケットは謎の男からの無線により、軍が施設を爆破しようとしている事を知る。

もう一つの計画とは・・・

想像を絶する能力と復讐への渇望を持った幻影少女アルマ・・・

アルマによって次々と殺されていくDeadEchoの隊員たち。ベケットはアルマの持つ不思議な能力と戦い、そして自分が持つ能力に気付かされ始める。

そして、その先には想像を絶する真実が待ち受けていた・・・


「F.E.A.R.」ストーリー
アーマカム・テクノロジー・コーポレーションは軍と契約し、極秘裏にクローン兵の研究を行っていた。しかしそのクローン達を指揮できる唯一の司令官の前に突如、幼い少女の幻影（アルマ）のようなものが現れ、司令官は発狂し暴走してしまう。テレパシー能力による司令官であった彼は全てのクローンの掌握、その場にいたものを虐殺をした上で逃走し、行方をくらませてしまった。その後、ATC社に閉じ込められていたアルマは生命の維持を解かれ、肉体は開放され、魂だけが存在することになる・・・

【オリジン計画】とは
元々のこの計画の目標は、アルマのDNAを使い、レプリカ兵士の指揮官を作ることであった。しかし、精神的な能力が遺伝子的な要因であるとは確信が持てなかった。その為、プロジェクトは変更され、アルマは遺伝子工学により操作されたプロトタイプの人為的出産を強制させられることに。しかし、【オリジン計画】研究者の間で「Synchronicity Event」と呼ばれる、研究者が暴走し数名の職員を殺してしまうという事件が起こる。それにより、計画は中止され、施設も閉鎖されてしまう。

登場人物

マイケル・ベケット（主人公）	アルマ・ウェイド
ベケットはアスリティド保護作戦の数週間前にチームに加わることに。その任務中、アリスティドの抹殺とその研究の破壊を目的としたATC部隊の急襲を受ける。	施設に幽閉されていた間、彼女の力は精神的に影響を及ぼせる範囲に限定されていた。前作では、彼女の肉体が解放され魂だけが存在することに。彼女の本当の力が発揮される・・・

ジュネヴィエーヴ・アリスティド
オーバーン市工業地帯の疑惑に関与していたATC社の現社長。その疑惑と【オリジン計画】に関して重要な情報を持っていると目される人物。彼女の真の目的とはいったい・・・


特殊部隊DeadEchoのメンバーたち

ストークス

グリフィン

キーガン

ジャンコフスキー

敵

レプリカ兵

実験体

戦闘
■スロー・モー（Reflexes）
特定条件を満たすことにより、使用可能になる。超反射能力により攻撃・防御が可能となる。
※メーターが残っている間は任意のタイミングで発動する事が可能で、超反射の影響により、敵の動きがスローに感じる事が出来る為、ゲームを優位に進める事が可能となる。


■格闘戦
特定のボタンを押すことにより、格闘での攻撃が可能になる。またジャンプなどの行動と組み合わせることにより、色々な格闘パターンで攻撃することも可能です。（キック、スライディング、回し蹴りなど）


■ エリートパワードアーマー
特に訓練された兵士の為にATC社が開発した高度急襲用バトルスーツ。主人公も物語の中で使用する場面がある。

▲パワードアーマー（ノーマル） ※この機体には主人公は乗れません