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  • 発売日:2009/10/01
  • 価格:通常版が7800円,プレミアムボックスが9980円(共に税込)
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時間があるときにみっちり遊びたい,上達の喜びが味わえる良作アクション。セクシーな女性キャラにも注目のPS3「NINJA GAIDEN Σ2」
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印刷2009/12/26 18:59

レビュー

時間があるときにみっちり遊びたい,上達の喜びが味わえる良作アクション。セクシーな女性キャラにも注目のPS3「NINJA GAIDEN Σ2」


» 4Gamerスタッフやライターが,個人的にオススメのゲームを紹介する不定期連載「極私的コンシューマゲームセレクション」。えらい久しぶりとなる今回は,ライターの高橋豪氏が,テクモのPS3用ハイスピードアクション「NINJA GAIDEN Σ2」を紹介する。ちょっと難しいゲームだが,上達への筋道がきっちり用意されている良作なので,本作を敬遠していた人もぜひご一読を。



インストール中に展開されるプロローグ。ニンテンドーDSの「ニンジャガイデン ドラゴンソード」と本作を結ぶエピソードがデジタルコミック形式で語られる
NINJA GAIDEN Σ2
 「NINJA GAIDEN」シリーズ最新作「NINJA GAIDEN Σ2」は,往年のゲームファンには懐かしい「忍者龍剣伝」の流れを汲む作品だ。
 このシリーズは,超忍リュウ・ハヤブサを操作し,さまざまな武器で敵をなぎ倒していく3Dアクションゲームで,過激な演出や,派手なアクションを楽しめるコアなタイトルとして認識している人も多いだろう。実際,半端なやる気などくじいてしまうほどのヒリヒリしたアクションが楽しめるシリーズであり,前作でも低い難度で遊ぼうとすると「そんなことで本当に良いのか?」と見下すような演出が入るほどだった。

 本作「Σ2」は,Xbox 360専用ソフトとして2008年にリリースされた「NINJA GAIDEN 2」をベースに新要素の追加や難度調整などを施したもの。メインモードは,超忍リュウ・ハヤブサを操り,邪神の復活を企てる地蜘蛛一族の野望を阻止すべく戦う……という大筋に変更はない。ただし,前作「Σ」から引き続きレイチェルが,そして,新たにあやね,紅葉といったシリーズキャラクターが,新規プレイアブルキャラクターとして加わっている点が見逃せない。それに伴い,チャプター数が14から17へと増え,若干のボリュームアップも図られている。

NINJA GAIDEN Σ2
満開の桜の中,凄惨な戦いが繰り広げられる。綺麗な背景と妥協のないアクション描写が本作の魅力なのだ。脚を切り飛ばされた敵にもご注目
NINJA GAIDEN Σ2
チャプター11「水都の夜」冒頭,美しい満月を背後に跳躍するあやねの登場シーン。彼女ら新キャラクターの登場もうれしい

 シリーズを通じて難度の高さが話題になってきたため,アクションゲームに不慣れな人には,ハードルの高いタイトルに映っていたことだろう。しかし「Σ2」は,ゲームバランスがかなり調整され,間口は確実に広がっている印象だ。
 また新規プレイアブル女性キャラクターの性能はいかなるものなのか? 本作(女性キャラ?)に興味はあるものの,難しくて楽しめないのではと,足踏みしている人に向けて,ゲームの魅力を紹介していこう。


敵の猛攻に戸惑いながらも,少しずつ

各種テクニックが習得していける


NINJA GAIDEN Σ2
「忍法」の発動を行うにはMPに相当する「気力」が必須。これは敵を倒すと手に入れられる,レッドエッセンスがその源だ
 ゲームを始めると「忍の道」「強者の道」の二つの難度が提示される。筆者は,後者がどれだけ難しいのか一度見てみたい誘惑にかられながらも前者を選択。アクション初心者でも大丈夫なのか確認する必要があるからだ。決して怖じ気づいたわけではないぞ。
 しょっぱなから集団で襲ってくる忍者達。最初は一人ずつ出てくるもんじゃないのか? と思いつつ,なるほどこういうところが「ぬるくない」と言われる所以かと納得。まずは様子見とばかりに敵の攻撃をL1ボタンのガードで防いでみる。しかし,4回目でガードを崩されてしまう。防御を固め続けるなんていう甘い考えは許されないというわけだ。
 一太刀受けるたびに容赦なく削られるHPに冷や汗をかきながら(最初の敵でゲームオーバーなんてさすがに恥ずかしすぎる),Xボタンのジャンプ,もしくはL1ボタンとLスティックの組み合わせによる素早い移動「裏風」を使ってこれを回避。□(早い攻撃)と△(強い攻撃)単体,もしくは二つのボタンを組み合わせた連続攻撃で反撃に転じる。

NINJA GAIDEN Σ2
△ボタンの長押しにより,自動で攻撃を行う「絶技」が発動。溜め時間中に攻撃を受けるとキャンセルされることがあるため,出しどころの見極めが求められる技といえる
 そのほか,前方向へのジャンプ中に,□と×二つのボタンを同時に押すと上空から敵へ飛びかかることができる「首切り投げ」,致命傷を負い,手足を失った敵には△ボタンでトドメを刺す「滅却」などといった技が繰り出せる(ステージを進む途中に落ちている巻物にそれらの操作方法が書かれている)。強敵や複数の敵相手には○と△の両ボタンを同時に押す「忍法」が有効だ。敵を追尾する火の玉や複数の敵を切り刻むカマイタチなどがあり,これらで最初にダメージを与えておけば,楽に倒せるようになる。
 容赦ない敵の攻撃を避けつつ,受けつつであったため,危ない場面もあったが。2,3回戦うとHPの回復とセーブが可能な「龍祖神像」が発見でき,回復アイテムなどを使いながら何とか進むことができた。


一方的な思いこみでいろいろ大苦戦!?


NINJA GAIDEN Σ2
両手を前にがくりとうなだれたこの体勢が,「滅却」を打ちこむチャンスだ。起き上がる前に急いで頭へ接近し,滅却せよ
 本作に登場するボスは大小さまざまで,シチュエーションや攻撃手段,スピードの違いなど,大変バリエーションに富んでいる。決して一括りにできるものではないのだが,なかには同一の特徴を持ったものがいる。その一つがボス特有のトドメの刺し方だ。
 ボスの中には瀕死に近いダメージを与えるとダウン状態になるものがいる。この状態になったときに,急所である頭部近くで△ボタンを押すことで,ボス専用の「滅却」が発動し,ようやくトドメが刺せるのだ。このタイミングを逃すとせっかく削った体力を回復され,やり直しとなってしまう。
 チャプター1の大仏と,チャプター4の自由の女神がこれに当たり,筆者は大仏を倒したにも関わらず,自由の女神の攻略にひどく手こずってしまった。さんざん頭をひねったが,分かってみれば実にカンタンだった。自由の女神をダウンさせるには点滅する喉の部分に「破魔弓」で攻撃を行う。筆者は,ダウンさせても点滅が止まぬ肩や腕が急所だと思いこみ,矢を放ち続けていたというわけだ。お恥ずかしい話である。

NINJA GAIDEN Σ2
ここが問題の場所。「無影脚」の走行距離,ギリギリの場所でジャンプを行う必要がある。絶妙のタイミングをつかむまでが大変
NINJA GAIDEN Σ2
チャプター10の後半に挑む時計塔ステージは,足場が回転する歯車であるため,技の成否が非常にシビアだ

 ――恥かきついでに暴露すると,実は自由の女神戦前にも移動アクションがままならず,超えられずにいた場所がある。
 そこはチャプター3前半,ニューヨーク内での市街戦を終えたあとに進む下水道の構内。足下には進行を妨げる大穴が口を開けている。その大きさはジャンプでは到底超えられない。二段ジャンプか? と思いきやそれは素人の意見だ(そもそもリュウは二段ジャンプができない)。この手の大穴は壁走りのアクションである「無影脚」で走り抜けるのがお約束。こうしたニンジャっぽいアクションが楽しめるのも本作の楽しいところである。

NINJA GAIDEN Σ2
テンポ良く×ボタンを押すことで壁を蹴り,登っていく「飛鳥返し」。壁走りの「無影脚」と同様,忍者らしいアクションといえよう
 さて,問題のチャプター3の大穴だが,ここはいつもよりもさらに大きな穴で,長い壁が続いている。「無影脚」だけでは超えられない長さだ。とはいえ,まずはやってみるのが本作の常道,というわけで失敗。下へ落ちてしまう。しかし,ここで終わらないのも本作のお約束。落ちた先には,宝箱などが落ちていることが多いのだ。ここでも死体が横たわっており,彼の巻物を閲覧することができた。それによると「無影脚」をジャンプで走りつなぐ「無双脚」というアクションがあるという。もちろんそのその操作方法も解説されていた。なるほど,これを使えばいいのか! 実際,先の大穴に戻るための階段がその練習場所にもなっていた。
 しかし,現場に戻ってみてはたと気づいた。ここの長い壁にはその中間にパイプが突き出ていたのだ。つまり,そのまま走り抜けるわけではなく,パイプを経由しなければならないのだ。練習の後はしっかりそれを応用した技術が試されるわけで,やはりこのゲーム,ぬるくはない。
 こうした移動アクションも,攻撃技と同じように徐々に習得していけるようになっている。何度も練習し完全に自分のモノとなると,普通のアクションゲームではできないようなアクションが可能となるので実に楽しい。派手さのない地道な努力の積み重ねは,なかなか厳しいものがあったが,初心者に対する配慮が随所に見られるのが大きな救いである。


武器を使い分ければ異なった破壊の感触が楽しめる


NINJA GAIDEN Σ2
初心者には欠かせない回復アイテムなどを売ってくれる「ムラマサショップ」では,武器の威力を上げる鍛錬も行える
 本作では,チャプター途中でいくつかの武器が手に入る。主武器の数は,初期装備の「龍剣」を含め合計で9種類。武器が変わればアクションそのものが変化し,戦術自体が違ったものになってくるので,自分好みの武器でプレイしていくことも可能だ。とはいえ,ある程度は敵に合わせて武器を使い分けていくというのが,手軽かつ上手いやり方だろう。例えば「破砕牙・閻魔」は重量で打ち砕く攻撃が特徴で,スキが大きい。ただ破壊力が抜きん出ていることから,巨大なボス相手の戦闘では心強い存在だ。一方,鎖が付いたヌンチャク「ヴィゴリアンフレイル」は,振り回される刃により,リュウ・ハヤブサの死角をカバー。これは足元から迫る「忍犬」や,空中を無軌道に泳ぎ接近する「フォッグフィッシュ」を迎撃するのに便利。


NINJA GAIDEN Σ2
スピーディに振り回される「ヴィゴリアンフレイル」に備わった対の鎌。これは,接近する動きが読みづらい,フォッグフィッシュの迎撃に最適だ
 「手裏剣」や「破魔弓」を始めとした飛び道具も,遠方にいる敵を倒すのに欠かせない。なかでも本作初登場の「轟砲大筒」は,連射性能こそ低いが,爆発する弾丸の破壊力が凄まじく,通常の敵からボスまで大ダメージを与えられる気持ちの良い武器だ。
 打ち砕き,斬り刻み,爆破する。武器により異なった破壊の感触が楽しめるのは,まさに本作ならではの醍醐味といえよう。また△ボタンを長押し後に発動し,さらに自動で攻撃を繰り出す“絶技”だが,これは装備武器の種類により異なった効果を発揮する。「破砕牙・閻魔」であれば,武器を地面に叩きつけ,攻撃範囲の広い衝撃破を発生させる。この効果はボスのみならず,複数相手の戦闘でも役に立つはずだ。絶技は溜めている最中に攻撃を受けるとキャンセルされることがあるため,出しどころの見極めが求められ,どちらかというと応用技の部類に入る。ただ,選んだ武器の効果に合わせて,もう一段階上の破壊の感触が楽しめるなら,絶技も練習してみようかな,と思えてくるバランスだ。

NINJA GAIDEN Σ2
「破砕牙・閻魔」に負けない破壊力を持つ,巨大な鎌「エクリプスサイズ」。敵を突き刺すワイルドな攻撃は圧巻!
NINJA GAIDEN Σ2
飛び道具の「破魔弓」は狙い撃つ攻撃だけでなく,機会こそ少ないが,ステージギミックの解除に使う場合もある


チャプタークリアのお楽しみ

あやねのスピーディなアクションに酔いしれる


 本作を語るうえで欠かせないのが,女性キャラクターステージだ。女性キャラは追加要素であるために,彼女達専用の新規エピソードとステージが用意されている。エピソードは,あやねのチャプターが,のちにリュウに渡す勾玉を地蜘蛛一族から奪ってくる話になっていることを除けば,背景設定こそ同じ地蜘蛛一族との戦いを描いているものの,直接リュウの戦いには関わりのない独立したモノになっている。また,ステージの長さも,それほど長くはなく,リュウの1チャプターに比べれば,すぐ終わってしまう印象だ。

NINJA GAIDEN Σ2
パートナーが近くにいると専用の強力な「忍法」を二人で繰り出すことができる。大量の敵を一掃するのにとても便利だ
NINJA GAIDEN Σ2
あやねが使う飛び道具,「閃華クナイ」は敵に当たると爆発ダメージを与えられる。リュウ・ハヤブサの手裏剣と違い,足止め以上の効果を持つ

NINJA GAIDEN Σ2
レイチェルが装備する「666式ヘヴィマシンガン」は,1回の攻撃で複数発の弾丸が撃ちこめるセミオート。ここはもっと気持ちよい連射機能が欲しかった気もする
 しかし,チャプターをクリアすると,チームミッションモードで彼女達の使用が可能になる。チームミッションモードは,ストーリーモードのステージを使って,「ボスを倒せ!」とか「敵を殲滅せよ」というような特定のお題をクリアするというもの。オフラインではNPCと,オンラインでは他プレイヤーと協力しながら総数35のミッションをクリアしていく。むしろこちらのほうが,彼女達で存分に遊ぶにふさわしいモードとなっている
 別キャラクターとはいえ,移動と攻撃いずれのアクションも,大半の操作はリュウ・ハヤブサと共通であるため,身に付けたアクションをそのまま実戦投入できる。ここは嬉しいところだ。ただしリュウを選んだ場合と異なり,武器や忍法は固定で,それぞれ1種類しか使えない。紅葉はリーチの長い「天龍薙刀」,レイチェルは巨大な「インフェルノハンマー」と,双方ともに威力の高い武器を装備。あやねは「風舞小太刀」という攻撃力が低めの武器を使うが,それを補うかのような身軽さを有しており,スピードはリュウ以上。コマのように回転しながら数に勝る敵を斬り倒していく爽快感は,実に楽しい。
 彼女達のプレイは華があり,大変楽しいのだが,活躍の場が若干少ないのが本当に残念だ。ミッションモードだけではやはり物足りないと思うが,あまり多いとそれはそれで本作の本質を見失ってしまいそうなので,このくらいがちょうどいいのかもしれない。

NINJA GAIDEN Σ2
プレイキャラクターがリュウから紅葉に切り替わるチャプター5では,2体のボスが! あやね,レイチェルが戦うボスも含め,新規での登場となる
NINJA GAIDEN Σ2
余談だが,本作はいつでもリプレイを残しておくことができるようになっている。右の鷲のマークのREC文字は保存中を表している


上達の喜びが味わえる良作アクション

やりがいを求めるプレイヤーにオススメ


NINJA GAIDEN Σ2
割引価格でアイテムが購入可能になる「水晶ドクロ」は,次のプレイにも引き継げる。集めた分だけ,次のプレイが楽になるわけだ
 総合的に見て,Σ2はやはり難しい」と言われる類のゲームだと考えて間違いない。ボスはもちろん,通常の敵といえども決して気の抜けない戦闘の連続となっている。そして,失敗と練習を繰り返し,技術を積み重ねていく忍耐強さが求められる。
 しかし,前述のような失敗をやらかしてしまう筆者程度の腕前であっても,「忍の道」のエンディングを迎えられた。それは難しい中にも達成感があり,途中で体験することのできるアクションバトルの爽快感が勝った結果だった。難しいとはいえ,決して理不尽というわけではなく,一回クリアしたら終わりというRPGなどとは違い,いかに上手くプレイできるようになっていくのかというアクションゲームならではの楽しみが,そこにはあるのだ。

 プレイヤー自らがリュウ・ハヤブサと同化し,数々の攻撃技と忍者アクションを駆使しながら敵を斬り倒していくかっこよさ。あるいはリュウ以上の身軽さを持つ,あやねが繰り出すスピーディな攻撃を満喫する。はたまた使用する武器ごとに異なる「絶技」を駆使して……と,そこまで腕の上達は見込めなかったが,プレイに打ち込んだ労力にしっかりと報いてくれる爽快感は,なかなか得がたいものだった。この快感を,超高難度アクションに腰が引けているアナタにも,ぜひ体験してもらいたい。

NINJA GAIDEN Σ2
チャプター11と17の最後に登場する「DOA」キャラクター,霞の後ろ姿。はたしてこれは新展開へと続く伏線なのだろうか?
  • 関連タイトル:

    NINJA GAIDEN Σ2

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