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「LJL 2018 Spring Split Final」,PENTAGRAMが4連覇を達成。ファンの熱意を間近に感じる決勝戦をレポート
今期のLJLはRed Bull Gaming Sphere Tokyoで開催されており,全試合観戦可能となった。決勝戦も同会場で行われた。
決勝に進出したのはレギュラーシーズンを10勝0敗で駆け抜けた「DetonatioN Focus Me」(以下,DFM)と,「Unsold Stuff Gaming」との準決勝を制した「PENTAGRAM」(以下,PGM※)だ。
決勝戦でのこの組み合わせ,実はLJL発足以来ずっと続いており,もはや因縁の対決となっている。対戦成績は2016年の春シーズンはDFMが制したが,2016年夏と2017年春と夏はPGMが勝利している。
この決勝戦での勝者は5月3日からヨーロッパで開催される国際大会「2018 Mid-Season Invitational」(以下,MSI)に出場できる。
※2018年1月10日にRampageからPENTAGRAMにチーム名が変更された
下馬評を覆し,PENTAGRAMが圧倒
その下馬評もあってか,試合会場には多くのDFMファンが応援に訪れていた。3季ぶりのLJL優勝に期待するファンの熱意を感じる。
だが,ふたを開けてみれば全試合においてPGMが圧倒する展開だった。すべての試合で優勢を取り続け,一度も劣勢になることもなく,DFMにタワーを一本も折らせないという圧倒ぶりだ。DFMはやりたいことをやれず,主導権を常に握られていた印象だ。
結果,0-3でPGMが優勝し,4連覇を達成,MSIへの出場権を獲得した。
関係者にルール違反(公式サイトの記事)があったため,第1週から第5週までのマッチで各1ゲーム没収となるペナルティを受けていたPGMだが,逆境を乗り越えて優勝を果たした。
PGMが参加する国際大会であるMSIはプレイインステージ(グループとノックアウト),グループステージ,ノックアウトステージの3つのフェーズに分かれている。PGMはプレイインステージから参加することになる。
東南アジア,ブラジル,北ラテンアメリカ,南ラテンアメリカ,日本,トルコ,ロシアを含む独立国家共同体,オセアニアの代表が2グループに分かれ,総当たり戦を繰り広げ,勝ち抜いた2チームが次のステージへと進む。
プレイインステージとグループステージはドイツのベルリンで5月3日〜15日にかけて行われる。その後のノックアウトステージはフランス・パリで5月18日〜20日の開催だ。
PGMの出場試合は日本語での実況・解説配信も行われるとのことなので,応援しよう。
最後に,優勝したPGMの選手たちに応援していたファンへのコメントをもらったので紹介したい。
YutoriMoyasi選手:
僕たちのチームは始めペナルティを受けてスタートしましたが,それでも応援し続けてくれたファンの皆さんにはすごく感謝しています。ファンの皆さんに,このファイナルでの勝利を届けることができてうれしく思います。
Red Bull Gaming Sphere Tokyoが会場になってファンとの距離が近くなり,毎週試合を見に来てくれてる人がいたりして,ファンの人の顔や名前を覚えてます。「この人また来てくれてる」って思ったり。応援してくれてる人がいて,その存在が近いと,励みになります。
応援してくれてありがとうございます。
Paz選手:
YutoriMoyasi選手と同じですが,ペナルティを受けていたにもかかわらず,応援し続けてくれたファンの皆さんに,本当に感謝しています。
去年の夏,僕はDFMの選手でした。そのときの決勝の相手はPGM(※当時はRampage)で,僕の力が及ばず,負けてしまったんです。今日,勝てたのはPGMというチームの力ですが,僕自身はDFMでの経験があってこそで,DFMにはいろんな面で助けられたと思っています。
Once選手:
初めてLJLに来て,多くのファンが沢山応援してくれるので,凄く感動しました。そしてそれが僕の力になりました。エナジードリンクよりも(笑)。これからも応援よろしくお願いします。
また両親にもすごく感謝しています。
「PENTAGRAM」公式サイト
「League of Legends Japan League」公式サイト
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