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あのウメハラも駆けつけた,e-Sports専用施設「e-sports SQUARE AKIHABARA」プレス発表会の模様をレポート
「e-sports SQUARE」公式サイト
三光パートナーズは2011年より,千葉県立川市でe-Sportse専用施設「e-sports SQUARE」を展開してきたが,同店は2013年12月に閉店。場所を秋葉原へ移し,2014年1月25日に「e-sports SQUARE AKIHABARA」として新規オープンする。ゲーミングスペースと競技用ステージ,観戦スペース,バーを備えており,e-sports SQUARE AKIHABARAはコミュニティスペースとして,e-Sportsのさらなる発展に貢献していくという。
プロゲーマーの梅原大吾氏 |
NEO TV代表取締役社長の林 雨新氏 |
ONGAMENETのプロデューサーであるウィ・ヨンクワン氏 |
e-sports SQUAREのディレクター,キム・ソンファン氏 |
梅原氏は「これまでの日本では,(学生の)ゲームセンターへの出入りが禁止されるケースがあるなど,ゲームに対する世間の目が厳しかったが,今は状況が変わってきている。ゲームが普通の趣味や競技として認められるようになれば,競技人口も伸びていくのでは?」と,プレイヤーとしての実体験を踏まえてコメントした。
続いてウィ氏が,「日本はアイドルやキャラクター文化が発展しているので,プロゲーマーをアイドル化し,格好いいイメージで売り出せばいいのではないか?」と提案すると,林氏がこれを受け「アイドルや著名人が絡んだ試合をすればいいと思う」と答えるなど,e-Sportsを放送するメディア人らしいアイディアを出した。
そして夏野氏は,「日本でe-Sportsを流行させるためには,30代以上限定など,上の年齢層に向けた大会も行えばいいのではないか」と,プレイヤー層をさらに広げる展開を提唱するなど,それぞれの立場/経験を生かした議論が行われた。
その上で,e-Sportsが認知されるためには“プロゲーマー”という職業が成立することが最重要である,という点では全員の意見が一致した。夏野氏は「日本におけるe-Sportsには,プレイヤーが充分な収入を得て,それをメディアが取り上げることで裾野が広がるという好循環が大事。e-sports SQUAREがリニューアルオープンすることで,こうした好循環が起きることを期待している」と語り,パネルディスカッションを締めくくった。
なお,今回のプレス発表会では,「StarCraft II: Heart of the Swarm」のエキシビションマッチとして,日本代表のVaisravana選手と,韓国代表のStork選手によるオンライン対戦も行われた。
日本代表のVaisravana選手 |
韓国代表のStork選手は,オンラインでの参戦 |
「StarCraftII Rookie League」に日本から唯一エントリーしたVaisravana選手と,プレイヤーとして10年のキャリアを持つStork選手の注目の一戦は,Vaisravana選手がZarg,Stork選手がProtossという対照的なセレクトで行われた。お互いに牽制とカウンターを繰り返す息詰まる展開が続いたが,Vaisravana選手の軍勢をSentryのフォースフィールドで囲い込み大打撃を与えたStork選手が優勢を確保。さらに,Zargに有効なColossusを中核とした部隊を編成し,Vaisravana選手を攻め立てた。
Vaisravana選手も対抗してCorruptorを準備し,Colossusを執拗に狙うも,Stork選手が巧みにこれを退け,Vaisravana選手に総攻撃を加えて勝利を掴んだ。
同リーグの賞金総額は100万円。「Rascal Jester」「Rampage」「DetonatioN FM」「沖縄のトラ」の4チームで,2月9日より「Winter Season」,4月に「Spring Season」,6月に「Summer Season」,そして8月には「Championship」が行われるとのこと。同リーグでは「世界チャンピオンを生み出す」「League of Legends Japan Leagueのプロ化を確立する」「e-Sports文化を日本に定着させる」ことをビジョンに掲げているだけに,今後の展開が実に楽しみだ。
WarGamingJapanの代表取締役社長,川島康弘氏 |
川島氏は「World of Tanks」のさまざまなイベントを通じて選手を育成し,アジアチャンピオンや世界制覇を目指していく考えを明らかにした |
「e-sports SQUARE」公式サイト
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