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日本代表チームは“Rampage”に。「WCG 2013 League of Legends 日本代表予選大会」会場の様子をレポート
この予選大会は,40か国以上が参加するという世界最大級のeスポーツイベント「WORLD CYBER GAMES」(以下,WCG)のPCゲーム「League of Legends」部門における,日本代表チームを決めるもの。トーナメント形式で進行し,優勝したチームには賞金50万円および,中国・昆山で開催される本選への出場権が与えられる。
League of Legendsは,北米のゲーム会社・Riot Gamesが開発/運営しているFree-to-Playのオンラインゲームだ。MOBA(Multiplayer Online Battle Arenaの略)と呼ばれるジャンルのタイトルで,見下ろし視点で“チャンピオン”と呼ばれるキャラクターを操作し,敵陣地の拠点を破壊する5vs.5の対人戦がメインの内容となっている。
さて今回,総勢16チームがエントリーした日本代表予選大会の準決勝戦/決勝戦に駒を進めたのは以下の4チームだ。
- Rampage
- TIMEOFCLOCK
- PeachServer AllStars
- IkdYsak
※日本代表予選大会のトーナメント表は,WCG公式サイト内の「こちら」で確認できる。
実況と解説を担当したt4pu氏(左)とharuno氏(右) |
ギャラリースペースは満席 |
Riot Gamesスタッフからのビデオメッセージも公開された |
Rampageチームが序盤に中央レーン(Mid)を切り崩し,TIMEOFCLOCKチームを圧倒,勢いに乗った。試合の流れを変えようと集まり(Regroup)を意識し,何度も反撃に出るTIMEOFCLOCKチームだが,その勢いを最後まで止められず,Rampageが勝利する。
続いて準決勝戦 Bコート。PeachServer AllStars対IkdYsak。
集団戦が起こるたびに試合の流れは二転三転し,拮抗する状況が続いたが,終盤でPeachServer AllStarsがIkdYsakのわずかな隙を突き,勝利する。
そして決勝戦は,Rampage対PeachServer AllStarsとなった。序盤からグイグイ押し込んでいくRampageだが,冷静に対処していくPeachServer AllStarsに決定打を与えられない。試合展開はPeachServer AllStarsが優勢に見えた。
しかし,Rampageは迷いなく攻めの姿勢を維持し続け,なんとPeachServer AllStarsを最終的には押し切った。優勝したのは,Rampageだ。
なお古澤氏には,試合の合間に,話を聞くことができた。古澤氏からはその際,League of Legendsが世界的に流行っていること。そして同作は日本でも話題になっているタイトルの一つで,若者を中心にゲーミングデバイスへの注目が高まり,売上も伸びていることを教えてもらった。また古澤氏は,「競合ではありますが,RazerさんやALIENWAREさんとも協力しつつ,これからも業界全体を盛り上げていきたい」とコメントしていた。
表彰式のあと,メディア合同でRampageのメンバーに囲み取材を行ったので,その内容を以下に掲載しよう。こちらも合わせて読み進めてほしい。
──まずは,優勝おめでとうございます。
一同:
ありがとうございます。
──さっそくですが,今回の勝利につながった要因はなんでしょうか。
とくに意識したのは,仲間との声出しですね。海外のチームと練習試合する機会が多かったので,その経験も役立ったと思います。
──声出しの意識は,すでにチーム全体で共有できていますか。
一同:
いやぁ……(苦笑)。
Mirabis選手:
まだまだですね。
HarakiriBoy選手:
誰かの名前を呼んだだけで,その人が何をすべきか,あるいはその人に何をしてほしいかが伝わる。その感覚は,最近になってようやく掴めてきたところです。本選までになんとか磨き上げたいです。
──その“声出し”に点数をつけるとしたら,今回は何点ですか?
Mirabis選手:
95点です。
HarakiriBoy選手:
もう少し頑張ろう(笑)。
──最後に,本戦出場を決めた今回の感想をお一人ずつお願いします。
とにかく,精神的に疲れました。本戦出場が決まったのは当然うれしいことですが,いまは疲れました。
meromeron選手:
正直なところ,現実味がありません。ですが,がんばりたいと思います。
HarakiriBoy選手:
いまは,ホッとしています。自分達は最初から“勝つ”つもりで大会に臨んだので,本当に良かったです。
Aotaka選手:
韓国のチームはかなり強いので,その点が本選に対する懸念としてあります。勝ちたい気持ちは山々ですが,圧倒的な力量差を感じているので,もし本選でぶつかったら精一杯あがきたいと思います。
dejiwo選手:
使っているチャンピオンをBANされることが多かったので,自分が使用できるチャンピオンを増やし,本選でも勝てるようにしたいです。
──ありがとうございました。
HarakiriBoy選手……主にアサシンを担当。
今大会での主な使用チャンピオンは,「Zed」「Fizz」
Mirabis選手……主にジャングルを担当。
今大会での主な使用チャンピオンは,「Elise」「Vi」
Aotaka選手……主にタンクを担当。
今大会での主な使用チャンピオンは,「Shen」「Renekton」
meromeron選手……主にレンジキャリーを担当。
今大会での主な使用チャンピオンは,「Ezreal」
dejiwo選手……主にサポートを担当。
今大会での主な使用チャンピオンは,「Sona」
「League of Legends」公式サイト
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