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  • NVIDIA
  • 発表日:2008/06/02
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Tegra 4の実力はいかに? 東芝製Androidタブレット「REGZA Tablet AT703」で検証してみた
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印刷2013/10/31 20:00

レビュー

Tegra 4の実力はいかに? 東芝製Androidタブレットで検証してみた

東芝 REGZA Tablet AT703

Text by 林 佑樹


REGZA Tablet AT703
メーカー:東芝
問い合わせ先:東芝PCあんしんサポート TEL 0120-97-1048(年中無休 9:00〜19:00)
実勢価格:5万6000〜6万3000円前後(※2013年10月31日現在)
Tegra
 2013年1月に発表されながら,なかなか採用製品の増えなかったNVIDIAのSoC(System-on-a-Chip)「Tegra 4」。しかし,最近では製品も増えつつあり,ASUSTeK Computerが国内で発売したASUS Pad TF701T」や,Microsoftの「Surface 2」にも採用されている。日本では発売されていないものの,NVIDIAの携帯ゲーム機型Android端末「SHIELD」も,Tegra 4搭載機として忘れてはいけない存在だ。

 今回取り上げる東芝のAndroidタブレット「REGZA Tablet AT703」(以下,AT703)も,そうしたTegra 4採用製品の1つである。発売されたのは2013年6月だが,Tegra 4の実力を検証するのに適当な製品ではないかと考え,あえて今取り上げることにした次第だ。果たしてAT703は,ゲーマーが選ぶタブレット端末としてふさわしい力を持っているのだろうか。


10.1インチで2560×1600ドットの高解像度液晶パネルを採用


 Tegra 4搭載が特徴の製品ではあるが,これに関する説明は後述するとして,まずは外側から見ていきたい。
 AT703で注目すべきポイントの1つが,10.1インチサイズ,解像度2560×1600ドットで300ppiという高精細な液晶パネルを搭載することだ。2560×1600ドット解像度の液晶パネルを備えたタブレット端末といえば,前述のASUS Pad TF701やGoogleブランドの「Nexus 10」もそうなので,AT703も流行に乗っていると言えるだろう。10インチクラスではこのクラスの解像度が今後の標準になっていくのかもしれない。

本体前面
Tegra

液晶パネルの素性は不明だが,視野角はどの方向から見ても良好だ
Tegra
 採用される液晶パネルは,「PixelPure LED液晶」というマーケティングネームが与えられている一方,駆動方式は明らかになっていないが,見る限り,発色は良好。上下左右約170度くらいまでは十分に画面が見えるので,視野角も非常に広いと述べていいだろう。液晶パネルの見栄えに不満を覚える要素はない。

 本体のサイズは,260.7(W)×178.9(D)×10.5(H)mmで,重量は約671g。Androidリファレンス機たるNexus 10だと,厚さは実測約8.9mm,重量は同603gなので,今となってはやや重いほうと表すべきだろう。

ベゼル幅は上下左右ともに約21mm。親指を乗せても画面が隠れない程度の幅がある。写真ではほとんど見えないかもしれないが,ベゼル上側にインカメラや環境光センサーがある
Tegra
 本体前面の見た目は,ごくオーソドックスなタブレットのデザインそのままだ。持ちやすさを考慮してか,ベゼルの幅を実測で約21mmと大きく取り,前面にハードウェアボタンの類はない。
 背面の形状は四辺を丸めたラウンドフォルムで,取り立てて特徴あるものではない。むしろ背面全体に細かい凹凸を施したり,ラウンドフォルムの丸みも手にとても馴染みやすかったりと,持ちやすさに配慮したデザインを目指したように思われる。
 しかし603gという重量は,デザインの工夫だけでごまかせるものではないようで,片手持ちで長時間使うには,この重さは少々厳しいというのが正直なところだ。

 シンプルな背面で目立っているのが,右上にあるアウトカメラと,左右の両端にあるharman/kardonブランドの2chステレオスピーカーである。とくにスピーカーは,グリル部分に光沢のある金属パーツを使っているので目立つ。

Tegra
本体背面。背面の樹脂製パネルは細かい凹凸に覆われているので,手が滑りにくい
Tegra
ラウンドフォルムのカーブは手に馴染む仕上がりで,手のひらに“角が刺さる”ような感じはしない

Tegra
harman/kardonスピーカーはグリルに金属パーツを使用しているので,ここだけ目立つ
Tegra
アウトカメラは約800万画素。その横には,タブレットでは珍しくLEDライトが用意されている

 ボタンやインタフェース類は,そのほとんどが液晶パネル向かって左の側面にまとめられている。具体的には,ヘッドフォン出力端子と音量調節ボタン,電源コネクタに加え,側面中央部のカバー下にmicroSDカードスロットとHDMI micro Type D出力端子,USB Micro-B端子といった具合だ。専用の電源コネクタがあるためか,充電は付属のACアダプターでしかできず,USB端子からの充電には対応しないのは,ちょっと不便な気もする。

本体左側面(左)。ヘッドフォン端子と音量調節ボタン,カバーを挟んで電源コネクタが並ぶ。カバーで覆われた部分には,microSDカードスロットとHDMI micro Type D出力端子,USB Micro-B端子がある
Tegra Tegra

Tegra
本体上側面。マイクと[電源/スリープ]ボタンがある。なお,下側面には何もなかった
Tegra
本体右側面にはストラップホールがあるのは,いかにも国内メーカー製らしい

 誤解を恐れずに言えば,AT703のデザインは高級感を感じさせるものではない。しかし実機を触ってみると,見た目の良さよりも実用性を重視したことが窺えるので,東芝は,タブレットを「頻繁に使う道具」と位置づけ,使い込んでいくにあたって不安を感じさせない方向でのデザインを目指したのではなかろうかと思う。


Bluetooth接続キーボードとペンが付属

ペン入力は1024段階の筆圧にも対応


付属のカバー兼用Bluetoothキーボードと組み合わせた状態
Tegra
 AT703には,一般的なタブレットにはない付属品がいくつか同梱されている。その1つが,本体のカバーにもなるBluetoothキーボードだ。キーボード上部にある溝にAT703本体をはめ込むことで,ノートPC風に使えるようになるだけでなく,液晶パネル部とキーボードが接触するように畳めば,画面を外圧から保護できるようになっている。
 装着状態での総重量は約1.2kgと,一般的なUltrabook並みの重さになってしまうものの,畳んだときの厚さは実測約19.8mm程度なので,持ち運びにくいということはない。

Tegra
Bluetoothキーボードを装着した状態。カバーに本体をはめ込んで一体化させる構造で,スタンド部分にはソフトな素材が使われている
Tegra
装着した状態でも,本体のボタン操作やカバーの開閉には不自由しない。専用の付属品ならではの利点だ

 英語キー配列をベースに,Androidデバイス操作用のショートカットキーが散ったキーボードは,いわゆるアイソレーションタイプだ。英数キー部分のサイズは実測で約14×14mm,キーピッチは約17mmだった。外枠ギリギリまでキーが配置されているおかげで,タブレット端末向けのBluetoothキーボードとしては,入力しやすい部類に入るといえる。ただ,[FN]キーが[Enter]キーの下にあるなど,場所によっては特殊な配列になっていたりもするので,それが気になる人はいるだろう。

Tegra
Bluetoothキーボードに載せた状態の側面。使い勝手はノートPCとほとんど変わらなくなる
Tegra
キーボード全体。主要なキーの配列はまずまず常識的。タイプ感も良好なほうだ

 Bluetoothキーボードには容量250mAhのバッテリーが内蔵されているが,バッテリー駆動時間は公表されていない。本体とBluetoothキーボードを有線でつなぐ手段がないので,Bluetoothキーボードから本体を充電したり,その逆に本体からBluetoothキーボードを充電することはできないのは,致し方ないところか。モバイルキーボードドックと組み合わせることを前提としたASUS Padシリーズとは,方向性が異なる製品といえよう。

 Androidタブレットしては珍しいもう1つの付属品が,電磁誘導式のペンだ。付属のペンは,ペン先の抵抗感が少なく滑りやすいタイプで,ペン入力は1024段階の筆圧に対応している。タブレットをメモ書きやイラスト描きにも使っているのであれば,チェックしておきたいポイントだ。

Tegra
付属のペン。替え芯も付属している
Tegra
AT703本体と付属品一覧


Tegra 4は動作クロックを細かく制御して省電力化を狙う


 続けて内部に目を向けてみる。冒頭で述べたとおり,AT703が採用するSoCは,NVIDIAのTegra 4である。ARMアーキテクチャの「Cortex-A15」を5基用意し,うち1基を省電力動作専用のコンパニオンコアとして使う4-PLUS-1構成のCPUコアと,72基からなるGPUコア「Ultra Low Power GeForce」を統合してきたのが,ハードウェア的な特徴だ。AT703における動作クロックは最大1.8GHzとなっている。
 メインメモリ容量は2GBで,内蔵ストレージ容量は32GB,microSDカードスロットで64GBまでのmicroSDXCメモリーカードに対応するなど,メモリやストレージ周りはごく標準的なスペックといえよう。

Androidのメジャーなベンチマークソフト「AnTuTu Benchmark version 4.0.3」(左)と,システム情報表示アプリ「Android System Info」(右)でスペックを確認してみたところ,動作クロックの範囲は51MHz1.8GHzだった。ちなみに,Qualcomm製SoC「Snapdragon S4 Pro APQ8064」(動作クロック最大1.5GHz)が搭載されたソニーモバイルコミュニケーションズ製タブレット「Xperia Tablet Z」では,最小クロック384MHzである。省電力動作時にはコンパニオンコアだけの動作に切り替えるTegra 4は,かなり下まで動作クロックを下げられるわけだ
Tegra Tegra

 無線通信関係では,IEEE 802.11a/g/n/ac対応の無線LAN機能と,Bluetooth Smart readyにも対応したBluetooth 4.0機能を内蔵する。3GやLTE系の通信機能は持たない。

 バッテリー駆動時間は,動画の連続再生時で約9.5時間と,10インチ級タブレットとしては長くも短くもない程度だ。バッテリー容量や連続待機時間は公開されていないのだが,アカウントを設定しただけの初期状態で3日ほど放置してみたところ,バッテリー残量は満充電から82%に減っていた。
 なお,先にも述べたとおり,AT703はUSB Micro-B端子での充電には対応しておらず,専用ACアダプターでの充電のみとなる。汎用のUSB−ACアダプターやモバイルバッテリーなどを使えないのは残念だ。

AT703のホーム画面。画面中央部に並ぶアイコンが,東芝の独自アプリだ
Tegra
 なお,AT703でプリインストールされるOSはAndroid 4.2.1(Jelly Bean)。ホームアプリはAndroid標準そのままに近いが,AV用途向けの独自アプリが多数インストールされているのが目に付く。
 これらは東芝の液晶テレビ「レグザ」やBDレコーダーとの連携で機能するものが多く,東芝のテレビやレコーダーを持っていれば,録画番組をタブレット側で表示したり,タブレット側からテレビを操作したりといった使い方ができる。もっとも,同社製のテレビを持っていない人にとっては,使い道のないアプリが多いとも言えるのだが……。
 東芝に確認したところ,Android 4.3へのアップデートは検討中とのことだった。

 AV機器メーカーらしい特徴としては,映像の高画質化機能とサウンド再生の高音質化機能を備える点も挙げておこう。
 「映像の先鋭感を向上させる」という謳い文句の高画質化機能「レゾリューションプラス」は,ソフトウェアでの処理によって映像をより美しい画質で表示するという触れ込みの機能だ。ただし,対応するのはビデオ再生や写真表示アプリといった一部アプリに限られるとのことで,ゲームには無関係と思っていい。設定もオンかオフのみで,効果もあまり感じられないのが正直なところだ。

「高音質設定」は項目が豊富で,サラウンド関連はゲームにも効果的
Tegra
 一方,高音質化の機能は,DTSの技術「SRS Premium Voice Pro」に対応したさまざまなサウンド機能を搭載しており,設定も豊富だ。とくに「DTSワイドサラウンド」や「DTSサラウンドヘッドフォン」といったサラウンド関係の機能は,オンとオフで音の広がりにかなりの変化を感じるので,ゲームのサウンド再生に迫力を加えるのに役立つだろう。


ベンチマーク各種でTegra 4の実力を探る


「TEGRA Experience」が表示されたところ。自動で最適化されるため,ユーザーによる設定はできない
Tegra
 それではAT703の実力を,各種ベンチマークテストによって検証してみたい。今回のテストでは,AT703にACアダプターを接続したうえで,AT703固有の省電力メニュー「節電設定」はデフォルトから変更せず,Tegra 4のパワーを最大限発揮できる状況で計測することにした。
 なお,Tegra 4搭載端末には,ゲームを含む特定アプリの性能を最適化する「TEGRA Experience」という機能が用意されているのだが,これを有効化しても無効化しても,ベンチマークテストの結果に有意な差は生じていなかったので,今回は無効化して検証している。
 なお,今回は比較対象としてNexus 10も用意し,同じテストを行ってスコアを比較することにした。

 まずは定番のグラフィックス性能ベンチマークテストであるAndroid「3DMark」からだ。
 実のところ,AT703のスコアはばらつきが大きく,複数回計測してもなかなか安定しなかった。とくにIce Stromの場合,最高値は計測上限を意味する「Maxed Out!」(おおよそ1万1000以上)に達する一方で,最低値が「8430」と,非常にばらつきが大きく,これに限っては6回計測した中から,最高と最低のスコアを除いた4回分の平均値を採用することにしているので注意してほしい。Ice Storm ExtremeやIce Storm Unlimitedも同様にばらつきが大きいものの,Ice Stormほどではなかったので,こちらは3回計測した平均値を採用した。
 その結果をまとめたものがグラフ1だ。ばらつきが大きかったとはいえ,Samsung Electronics製のSoC「Exynos 5 Dual」(GPUコアはARM「Mali-T604」)を搭載するNexus 10と比べると,かなり高いスコアが出ている。さすがに2012年後半登場のNexus 10とは,格が違うということか。


 最近のタブレット端末やスマートフォンと比べた場合はどうだろう。横並びで条件を揃えたわけではないので,あくまでも参考となるが,4Gamerが過去に製品発表会で実際に3DMarkを動かしたときのスコアと比べてみると,Qualcomm製SoC「Snapdragon 800」が搭載された2013年冬モデルのスマートフォンや,「Tegra 4搭載」「10.1インチ,解像度2560×1600ドットの液晶パネル採用」という点でAT703と同じASUS Pad TF701Tよりも,AT703のスコアは低かった(関連記事1関連記事2)。
 とくにASUS Pad TF701Tと比べた場合,AT703のスコアはIce Storm Extremeで約75%,Ice Storm Unlimitedで約58%に留まるなど,かなりのギャップがあった。OS,あるいはグラフィックスドライバ側におけるチューニングの違いが生んだものなのか,AT703のほうが性能よりも長いバッテリー駆動時間を指向したためなのかは分からないが,いずれにせよその3D性能は,2013年秋冬モデルのスマートフォンやタブレットと比べると,若干落ちる可能性が高そうである。

 もう1つグラフィックス性能テストとして,シリコンスタジオの3Dグラフィックスベンチマークソフト「MOBILE GPUMARK」を使用し,その中から「NATURAL BONE」と,「GPU BENCHMARKで3回計測を行った平均値を採用した。
 NATURAL BONEを採用したのは,西川善司氏の解説記事中にある「NATURAL BONEで高いスコアを出せるなら,そのスマートフォンやタブレットは,3Dグラフィックス性能が相当に優秀だといえるかもしれない」という記述を受けてのものだ。

 グラフ2がその結果である。MOBILE GPUMARKは,3DMark以上にスコアのばらつきが大きいのだが,NATURAL BONEではAT703がNexus 10を4倍も,GPU BENCHMARKでは14%ほど上回る結果となった。
 NATURAL BONEは,ポストエフェクト処理やαテスト処理のため,ピクセルシェーダの負荷が高いという。ここで4倍もの差がついたのは,Tegra 4が72基という,モバイル機器向けSoCとしては格段に多いGPUコアを搭載しているおかげで,これらの処理をGPUコア数にものを言わせて高速に処理できるからではないだろうか。


 3つめのテストは,「AnTuTu Benchmark version 4.0.3」(以下,AnTuTu Benchmark)による「2D graphics」「3D graphics」グラフィックス性能テストだ。こちらも3回計測した平均値を,グラフ3として掲載している。
 スコアのブレは少なかったものの,どちらもNexus 10の方が上回るという意外な結果となった。そういえば,以前にTegra 3を搭載するタブレット端末でAnTuTu Benchmarkを実行したときにも,スコアが妙に低かったことがある。あるいはAnTuTu Benchmarkのグラフィックス性能テストは,Tegra系では高いスコアが出にくいテストなのかもしれない。


 今回の3種類のテストによる計測結果が,Tegra 4全体の得手不得手なのかどうかまでは断言できない。AT703では性能を限界まで引き出すよりも,動作の安定性やバッテリー駆動時間を優先したチューニングを,東芝側で施しているのではないかと思える。しかし,3DMarkやMOBILE GPUMARKのスコアを見る限り,AT703の性能ならば,現状のAndroid用ゲームをプレイするに当たって,不満を感じるようなことはないといえると思う。

ぺしぺしIkinaのスコアは平均値で76.3。1〜23タップめまで取りこぼしはなく,連射を要求するタイプのゲームに適している
Tegra
 グラフィックス性能以外に,筆者によるAndroid端末テストでは定番となった,連射測定アプリ「ぺしぺしIkina」による液晶パネルの連打に対する応答性計測も実施した。タイムアタック中に連射回数が93〜96になるようパネルを指で連打して,スコアがその数字にどの程度近づくかにより,応答性の善し悪しを判断するというものだ。
 これも3回計測を行なったところ,結果は75〜78で平均値は76.3だった。おおよそ23,53,65タップ前後で飽和が見られたが,とくに最後の飽和が長かったため,スコアが伸びなかった。スコアを見ると,ゲームに向かないように思われるかもしれないが,連打を始めてから最初の飽和が起こるまでの反応は良好だったので,連打が必要なゲームでも,20連打くらいまでなら,ストレスを感じることはないと思われる。

ベンチマークテスト中は赤丸部分の発熱が顕著だった。しかし,持てないほど熱いわけではないし,操作中にここを触り続けることも少ないので問題はない
Tegra
 ところで,ベンチマークテスト中に筐体の発熱具合も確認してみたところ,高負荷状態では本体左上,アウトカメラの下あたりが顕著だった。おそらくこのあたりにTegra 4があると思われる。とはいえ熱を持っているのは裏側で,液晶パネル側はあまり発熱していなかった。熱を持っている部分も,使用中に手で触れることは少ない場所なので,使用中の発熱を気にする必要はなさそうだ。


手軽に買えるTegra 4搭載タブレット

ゲーム用途にも適する


Tegra
 テストを通じて見てみると,AT703はTegra 4のフルパワーを発揮しているとは言い難いものの,性能面はおおむね高い水準にあるタブレットといえる。とくにディスプレイの発色が良好な点と,サウンド再生機能は高く評価できる印象だ。2013年中盤に登場した製品としては,スコアも決して悪くはないので,ゲーム用として使っても不満はないだろう。

 実勢価格は5万6000〜6万3000円程度が中心で(大手家電量販店は8万円程度と高いが),7万円前後で販売されているASUS Pad TF701Tよりは,やや安く手に入れられるのも魅力である。ゲーム用途と前提に,ハイクラスの性能を持った10インチクラスのAndroidタブレットを探しているなら,選択肢になる1台だ。

●REGZA Tablet AT703の主なスペック
  • メーカー:東芝
  • OS:Android 4.2.1(Jelly Bean)
  • ディスプレイパネル:10.1インチ液晶,解像度2560×1600ドット
  • プロセッサ:Tegra 4,動作クロック1.8GHz
  • メインメモリ容量:2GB
  • ストレージ容量:内蔵(32GB)+microSDXC(最大64GB)
  • アウトカメラ:有効画素数約800万画素
  • インカメラ:有効画素数約120万画素
  • バッテリー:約9.5時間(ビデオ再生時,容量未公開)
  • 3G/LTE通信:未対応
  • 無線LAN対応:IEEE 802.11a/g/n/ac
  • Bluetooth:4.0搭載
  • NFC:未対応
  • センサー類:GPS,加速度,電子コンパス,光,ジャイロ
  • サイズ:260.7(W)×178.9(D)×10.5(H)mm(本体)
  • 重量:約671g

REGZA Tablet AT703 製品情報ページ

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  • 関連タイトル:

    Tegra

  • 関連タイトル:

    Android端末本体

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