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  • 発表日:2008/06/02
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NVIDIA,Pascal世代の新SoC「Tegra X2」を採用する組み込み向け開発キット「Jetson TX2」発表
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印刷2017/03/08 11:00

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NVIDIA,Pascal世代の新SoC「Tegra X2」を採用する組み込み向け開発キット「Jetson TX2」発表

Tegra
 2017年3月8日11:00,NVIDIAは,組み込み機器向けの開発キット「Jetson TX2」と,同製品ベースの開発者向けボードコンピュータ「Jetson TX2 Developer Kit」を発表した。Jetson TX2は,Pascal世代のGPUコアが集積された新型SoC(System-on-a-Chip)Tegra X2」を搭載する,世界初の製品だ。

Jetson TX2。NVIDIA独自のSoCであるTegraシリーズ搭載の開発キットとしては,これまで「Tegra K1」を採用して2014年5月に発表された「Jetson TK1」や,「Tegra X1」を採用して2016年3月に国内発売となった「Jetson TX1」といった製品があり,Jetson TX2は,Jetson TX1の後継にあたる
Tegra

Jetson TX2 Developer Kit。USB 3.0 Type-AポートやUSB 2.0 Micro-Bポート,HDMI出力,Serial ATAコネクタに1000BASE-T対応のRJ-45ポートなど,単体のコンピュータとして動作するのに必要なインタフェース類を備えている
Tegra

 Jetson TX2は2017第2四半期に出荷開始の予定で,1000個ロット時における1枚あたりの価格は399ドル(税別,約4万5465円)。
 単体に先行して3月14日には北米および欧州市場向けに出荷開始となり,アジア太平洋地域を含むそのほかの地域には4月に登場予定となるJetson TX2 Developer Kitのほうは,単体価格が599ドル(税別,約6万8254円)となっている。NVIDIAによると,教育機関向けには299ドル(税別,約3万4070円)の割引価格で提供するとのことだ。

Jetson TX2(左)およびJetson TX2 Developer Kit(右)の価格と発売時期を示したスライド
Tegra Tegra

こちらは2016年6月のイベントで披露された「Pascal世代のGPUを統合する未発表の次世代Tegra」を搭載するモジュール。Jetson TX2とよく似ているが,基板のパーツレイアウトは少々異なっている
Tegra
 ここでプロセッサを確認しておくと,Tegra X2は,64bit ARMv8命令をサポートするNVIDIA独自のCPUコア「Denver 2」が2基と,同じく64bit ARMv8準拠のCPUコアである「Cortex-A57」を4基,そして256基の「CUDA Core」を集積したPascal世代のGPUを統合するSoCである。
 ちなみにこれらの仕様は,NVIDIAが2016年8月に自動運転車向けSoCとして発表した「Parker」(開発コードネーム)と同じ。NVIDIAがそう言っているわけではないのだが,Parkerの正式名称がTegra X2になったという理解でおそらく正しい。

Jetson TX2の主な仕様をJetson TX1と比較したスライド。基板のサイズは87(W)×50(D)mmと変わっておらず,基板底面側にある機器接続用インタフェースもJetson TX1と互換性があるという
Tegra

 Tegra X2以外にも目を向けてみよう。Jetson TX2に載るメインメモリはJetson TX1のLPDDR4 4GBからLPDDR4 8GBへと倍増。さらに,メモリインタフェースもJetson TX1の64bitから128bitへと強化を果たしている。
 基板上に搭載しているストレージ用のeMMCチップも,Jetson TX1の容量16GBから32GBへと倍増となった。

 またNVIDIAは,Jetson TX2には「MAX-Q」(電力効率優先)と,「MAX-P」(性能優先)という2つの動作モードがあることも明らかにしている。
 MAX-Qモードで動作する場合,Jetson TX2の消費電力は7.5W以下,電力効率はJetson TX1の2倍になるという。一方のMAX-Pモードでは,Jetson TX2の消費電力は15W以下となり,Jetson TX1比で2倍の性能を発揮するとのことだ。

Jetson TX2には,MAX-QとMAX-Pという2種類の動作モードがある
Tegra

 なおNVIDIAは,Jetson TX2用ソフトウェアである「JetPack 3.0」も,Jetson TX2と同時に発表している。
 JetPack 3.0は,Linux Kernel 4.4をベースにしたソフトウェア開発キット(SDK)で,「Vulkan」や「OpenGL」といったグラフィックス用APIや,「OpenCV」「VisionWorks」といったコンピュータビジョン用ライブラリ,そして「cuDNN」「TensorRT」といったNVIDIA製GPU用の機械学習用ライブラリなどを用意しているとのことだ。
 「Jetson TX2とJetPack 3.0,および関連開発ツールを使えば,組み込み機器向けAIを開発しやすくなりますよ」というのが,NVIDIAのアピールポイントというわけである。

Jetsonシリーズ用のソフトウェアとして進化してきた「JetPack」の最新版JetPack 3.0が登場
Tegra

JetPack 3.0とJetson TK2により,組み込み機器で利用可能な深層学習やコンピュータビジョン用AIを開発できる
Tegra

 現在のところ,国内における発売時期や価格の情報は明らかになっていない。ただNVIDIAは,Jetson TX1を扱っていた販売パートナーが,引き続きJetson TX2も扱うとしている。パートナー一覧には,菱洋エレクトロの名前も挙がっているので,国内発売の可能性は十分にあるだろう。
 ゲーマーが個人で買ってどうこうするものではないが,Tegra X2を搭載する最初の製品という点では,注目に値するのではないだろうか。

Jetson TX2に関わるパートナー一覧。菱洋エレクトロの名があった
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NVIDIAのJetson組み込みプラットフォーム 公式Webページ

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