オススメ機能
Twitter
お気に入り
記事履歴
ランキング
パッケージ
To 666 Deliver or Die公式サイトへ
準備中
準備中
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名

LINEで4Gamerアカウントを登録
こんな配達はしたくない。怪異の潜む昭和の団地が舞台のフードデリバリーホラー「To 666 Deliver or Die」,シナリオライターがあえてテキストを封じて描く挑戦作[OIGS2026]
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のインタビュー

メディアパートナー

印刷2026/10/13 09:30

イベント

こんな配達はしたくない。怪異の潜む昭和の団地が舞台のフードデリバリーホラー「To 666 Deliver or Die」,シナリオライターがあえてテキストを封じて描く挑戦作[OIGS2026]

 フードデリバリーの届け先は,人のいない団地だ。通路は蔦と瓦礫で塞がり,ドアにはお札が貼られているうえ,怪異も潜む。こんな配達はしたくないと思いながら,スマホに届く業務連絡のままに,仕事だから配達をこなすしかない。

画像ギャラリー No.009のサムネイル画像 / こんな配達はしたくない。怪異の潜む昭和の団地が舞台のフードデリバリーホラー「To 666 Deliver or Die」,シナリオライターがあえてテキストを封じて描く挑戦作[OIGS2026]
画像ギャラリー No.010のサムネイル画像 / こんな配達はしたくない。怪異の潜む昭和の団地が舞台のフードデリバリーホラー「To 666 Deliver or Die」,シナリオライターがあえてテキストを封じて描く挑戦作[OIGS2026]

 そんな,身近な仕事を題材にした2Dゲームが「To 666 Deliver or Die」だ。開発は,28年前に制作が中止されたゲームプロジェクトの真相に迫るホラーADV「H9:ORIGIN」のGe-saku。そのディレクターを務めた長井知佳氏が1人で開発を進めている。
 世界観設定や雰囲気に引かれて,OSAKA INDIE GAMES SUMMIT 2026で初出展されていたプレアルファデモを体験したので紹介したい。

画像ギャラリー No.008のサムネイル画像 / こんな配達はしたくない。怪異の潜む昭和の団地が舞台のフードデリバリーホラー「To 666 Deliver or Die」,シナリオライターがあえてテキストを封じて描く挑戦作[OIGS2026]

 本作でプレイヤーが担当するのは新米の配達員だ。指定されたお届け先に向かって配達を繰り返していると,どんどん団地の様子が怪しくなる。ただ,仕事なので逃げ出すのではなく,どうにか道を切り開いて配達をこなしていく。

画像ギャラリー No.011のサムネイル画像 / こんな配達はしたくない。怪異の潜む昭和の団地が舞台のフードデリバリーホラー「To 666 Deliver or Die」,シナリオライターがあえてテキストを封じて描く挑戦作[OIGS2026]

 道中では,斧や消火器などのアイテムが手に入り,蔦をざくざく切り,炎で進めないなら消火する。エレベーターはなく,階段を上ったり,崩落部分を下ったりしながら,道を進む。

画像ギャラリー No.002のサムネイル画像 / こんな配達はしたくない。怪異の潜む昭和の団地が舞台のフードデリバリーホラー「To 666 Deliver or Die」,シナリオライターがあえてテキストを封じて描く挑戦作[OIGS2026]
画像ギャラリー No.004のサムネイル画像 / こんな配達はしたくない。怪異の潜む昭和の団地が舞台のフードデリバリーホラー「To 666 Deliver or Die」,シナリオライターがあえてテキストを封じて描く挑戦作[OIGS2026]

 団地のどこにも存在しないはずの「666号室」を指定され,先に進んでいったところで,試遊は終了した。

画像ギャラリー No.014のサムネイル画像 / こんな配達はしたくない。怪異の潜む昭和の団地が舞台のフードデリバリーホラー「To 666 Deliver or Die」,シナリオライターがあえてテキストを封じて描く挑戦作[OIGS2026]
画像ギャラリー No.013のサムネイル画像 / こんな配達はしたくない。怪異の潜む昭和の団地が舞台のフードデリバリーホラー「To 666 Deliver or Die」,シナリオライターがあえてテキストを封じて描く挑戦作[OIGS2026]

 どれほど周囲の異常が増しても,手元のスマホに届く業務連絡は終始明るいトーンを崩さない。体験した範囲だと,直接的な怖さというよりは,不気味さやなんとなく感じる恐怖といった具合で,幅広い層が楽しめそうだ。

 開発を担う長井氏は,ゲームシナリオを手がけてきた人物だ。ただ,今回の作品は文字での怖さというより,雰囲気で描いている。テキストという得意技を封じている理由を聞くと,テキスト主体では難しい部分に挑戦するためだった。

Ge-sakuとしての前作「H9:ORIGIN」。同作では,初めてディレクターとして1本を作るにあたり,セガサターン相当のスペックで作る設定にして,制限を設けることで開発の負担を軽減していた部分があったそうだが,今回はそれがない
画像ギャラリー No.015のサムネイル画像 / こんな配達はしたくない。怪異の潜む昭和の団地が舞台のフードデリバリーホラー「To 666 Deliver or Die」,シナリオライターがあえてテキストを封じて描く挑戦作[OIGS2026]

 物語を緻密に書き込めば書き込むほど,プレイヤーが自由に想像して楽しむ余地が狭まってしまうのではないか,テキストを読み切ってしまうとリプレイ性が損なわれがちである……といった考えからだという。
 長井氏はゲームクリエイターとして歯がゆさを感じており,本作はテキストではなく,アクションを土台に,イベントの連続で物語を体感できるアプローチを取ったのだという。遊ぶ人によって異なる体験が生まれれば,攻略の面白さや考察の余地も広がるだろうと。

画像ギャラリー No.012のサムネイル画像 / こんな配達はしたくない。怪異の潜む昭和の団地が舞台のフードデリバリーホラー「To 666 Deliver or Die」,シナリオライターがあえてテキストを封じて描く挑戦作[OIGS2026]

 フードデリバリーというモチーフを採用したのも,配達先というゴールを毎回ランダムに設定できるため,同じマップでも遊ぶたびにプレイ体験が変化するゲームデザインと噛み合うからだ。
 また,こんなところには絶対に配達したくないという大喜利的な発想から導き出されたのが,怪異の巣くう昭和の団地という舞台だった。
 団地という住居形態は日本国内だけでなくアジア圏でも馴染み深く,フードデリバリーもいまや世界共通の日常風景だ。見た目の面でも,同じブロックが続く構造のため,作りやすさがあるという。

画像ギャラリー No.005のサムネイル画像 / こんな配達はしたくない。怪異の潜む昭和の団地が舞台のフードデリバリーホラー「To 666 Deliver or Die」,シナリオライターがあえてテキストを封じて描く挑戦作[OIGS2026]

 タイトルの「666」にも,欧米圏における不吉な悪魔の数字であると同時に,中国のネットスラングで称賛を意味する言葉というダブルミーニングが込められている。

やっぱりちゃんとした顔で,と撮りなおしたのが最初の写真だったり……
画像ギャラリー No.006のサムネイル画像 / こんな配達はしたくない。怪異の潜む昭和の団地が舞台のフードデリバリーホラー「To 666 Deliver or Die」,シナリオライターがあえてテキストを封じて描く挑戦作[OIGS2026]
 今回の出展バージョンは,イベントに向けて手触りを磨き上げたプレアルファ段階であり,本格的なステージ設計やビジュアルのブラッシュアップは今後進められていくという。
 パブリッシャ募集中の看板は,家庭用機でも出したいという思いからだそうだ。

 業界のベテランが得意技を封じつつも,節々に経験からくるノウハウを詰め込んでいるのを感じた。どのように作品を磨いていくのか楽しみである。

 発売は2027年第4四半期の予定。東京・有楽町の東京国際フォーラムで10月24日に開催される「DREAMSCAPE5」にも出展予定なので,興味のある人はチェックしてみよう。



  • 関連タイトル:

    To 666 Deliver or Die

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:10月12日〜10月13日