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「TERA」運営7周年を記念したイベント「7周年アニバーサリーパーティー」をレポート。2018年下半期のロードマップも公開に
そのイベントの1つとして9月8日,東京・銀座の「クルーズ・クルーズ THE GINZA」にて,約100名のファンと共にTERAの7周年を祝うオフラインイベント「7周年アニバーサリーパーティー in 東京」が開催された。本稿では,イベントの模様や,会場で公開された2018年下半期のロードマップについてレポートしよう。
第二次クラス覚醒や特性システムの実装が決定!
イベントの内容と少し順番が前後するが,パーティー内で発表された2018年下半期ロードマップから紹介しよう。
10月に大型アップデート「第二次クラス覚醒」が実施される。その内容は,まだ未実装となっているクラスの覚醒に加え,新ダンジョンの追加やUIリニューアルなどが行われるというものだ。
覚醒は,4月11日に7クラス分が実装され,それぞれ新たなスキルが取得可能になっている。10月のアップデートでは,未実装だった「アーチャー」「ソーサラー」「ソウルリーパー」「ヘビーガンナー」「くノ一」「ムーングレイバー」の6クラスが覚醒可能となる。このアップデートで実装される6クラスの覚醒イラストとその特徴が公開されたので,その内容についても紹介していこう。
追加されるダンジョンは,「テネブリス城塞」と「リアンの地下殿堂」。どちらも「上位難易度」以上の難度で,上級者向けの狩り場となる。会場ではダンジョン内で挿入されるカットシーンも公開。どうやら実装されるダンジョンは,ストーリーにも大きく関わっているようだ。
続いて11月のアップデートでは,女性ヒューマンのみ作成可能だったファイターが,エリーンでも作成できるようになる。エリーンファイター作成の条件はとくにないとのこと。ヒューマンからエリーンへ種族を変更する,種族変更券を使用できるようにする予定だという。
そのほか,「バハールの神殿」というダンジョンの実装も予定されている。バハールは男性の火の神で,このダンジョンでは神々をめぐるストーリーが展開されていく。出現する敵はバハールだけらしいが,11月に実装予定の2つのダンジョンを超える,最高難度ダンジョンになるとのことだ。
さらに12月には新コンテンツ「釣り」が実装される。場所は限定されるが,フィールド上の海や湖などで釣りができるようになる。釣りはちょっとしたミニゲームとなっていて手動はもちろん,自動でも釣れるらしい。釣れる獲物の種類はかなりの数があるらしく,売ったり,料理の素材にしたりできるそうだ。
ロードマップの発表は以上だが,最後にサプライズで,11月に「特性システム」が実装されることが発表された。これは韓国でのみ実装されているキャラクター強化システムで,新要素「特性ポイント」を消費して,共通ステータスやスキル性能などを強化できるという。
ミニゲームやアイテム抽選会に会場は大盛り上がり。あの声優さんのサイン色紙争奪戦に山下さんも急遽参加!?
会場では,テーブル対抗のミニゲームやグッズの抽選会なども行われた。その模様もお伝えしよう。
テーブル対抗のミニゲームは,TERAの知識を競う「TERA知識クイズレア☆☆☆」。これは,提示された問題に対して正解を答えればポイントがもらえるが,ほかのテーブルと答えが被らず,解答数が一番少ない解答にはさらにポイントが追加されるというもの。
どんなクイズになるのか理解してもらうため,最初に「プレイヤーキャラクターとして選べる種族は?」という練習問題が提示された。
TERAといえばエリーンを思い浮かべるプレイヤーも多いだろうが,それだとほかのテーブルと被る可能性が高い。そう考えた参加者は多いようで,エリーンと答えたテーブルは1つもなかった。意外な結果ではあったが,ほかのテーブルとの駆け引きの存在を認識しつつ,いよいよ本番がスタートした。
ほかと被らず高ポイントを獲得したいが,それも正しく解答することが前提だ。この縛りの中,各テーブルの参加者達は頭を悩ませながら解答し,その結果に一喜一憂しながらゲームは進んでいく。
全5問のクイズ終了後に行われた集計の結果,最も獲得ポイントの多かったテーブルの参加者に,100枚のポポリメダルがプレゼントされた。
事前に参加者が欲しいグッズに投票し,そこから抽選を行うという一風変わったTERA特有のグッズ抽選会も行われた。
アイテムによっては抽選を行わずに当選者が決定するものもいくつかあったが,フィギュアなど人気のあるアイテムは抽選必須で,山下さんや廣田氏などによって抽選が行われた。
スムースに抽選会も進み,最後のアイテムを渡し終えたあと,運営チームから声優の山寺宏一氏のサイン色紙をプレゼントするとのサプライズに会場は大歓声。このサインは,ロードマップで公開されたムービーの音声収録時に,このパーティーのために書いてもらったもののようで,「TERA7周年!」のメッセージが付いたレアもの。この色紙の行方はじゃんけん大会に委ねられたが,会場のファンだけでなく山下さんも参加するという,これまたサプライズな展開となった。
パーティーのプログラムをすべて終えた廣田氏は,「今日はかなり騒がしい感じの,TERAらしいパーティーになったと思います。これからもTERAはアップグレードし,また問題点も改善して長くTERAを続けられるように,楽しんでもらえるようにしていきたいと思います。また来年,8周年を皆さんと祝えるように頑張って参りますので,これからもよろしくお願いします」と述べ,パーティーを締めくくった。
イベント終了後,ロードマップについて廣田氏への合同インタビューが行われたので,その内容をお伝えして,本稿を締めよう。
――よろしくお願いします。発表したロードマップで,一番の目玉はどこでしょうか。
最後に発表した特性システムですね。韓国でのみ実装されていた仕様で,スキルの性能などが大きく変わります。難度の高いコンテンツをクリアできないといったゲームバランスの不満も,ある程度解消できると思います。新しいキャラクターを育てる感覚で遊んでいただきたいという意味も含めて,一番推したいところですね。
――全クラス同時に実装されるんですか。
廣田氏:
全クラス同時です。クラス別に拡張できる機能が変化します。
――種族による違いなどはないのでしょうか。
廣田氏:
種族による違いはありません。クラスのみです。アカウント共通のポイントを溜めて,割り振っていく形になります。
――ポイントはアカウント共通なんですか。
廣田氏:
手持ちのキャラクターで集めたポイントを,1キャラだけ伸ばすために使うということも可能です。
――Aのキャラで集めたポイントを,Bのキャラに使うということもあり,と。
廣田氏:
そうです。最初は獲得ポイントにブーストをかけるイベントを実施する予定です。同時期に難しいダンジョンが実装されるので,その攻略に参加しづらいという環境を緩和できるようになればと考えています。
――11月の特性システム実装のタイミングで,大きなイベントやキャンペーンを実施するということですか。
廣田氏:
はい,検討しています。
――今後のダンジョンやコンテンツは,特性システムを前提としたバランスになるのでしょうか。
廣田氏:
そもそも,現在は特性システムが実装されていないのに,特性システム実装を前提としたバランスになってしまっています。日本ではそれを是正するためのアイテムを導入していたのですが,それでも足りないところがあります。それならば特性を実装してしまったほうが早いな,と。
――特性システムが入ることで,適性バランスになるということですか。
廣田氏:
クラスによりますが,そうなります。スキルごとに性能も大きく変わるので,使い勝手も変わると思います。
――クラシックサーバーを開設して,TERAも盛り上がっていますが,そちらの手応えはいかがですか。
廣田氏:
クラシックサーバーでプレイヤーさんは増えています。これをキッカケに通常サーバーでプレイしてくださる人もいますが,サーバーダウンしてしまったりとトラブルも増えているので,そのあたりは申しわけないと思っています。
――2018年下半期のロードマップが公開されましたが,2019年に考えていることで,何かお話ししてもらえることはありますか。
廣田氏:
具体的な内容はお話しできませんが,運営の方針としては,お客さんが不満に思っているところを改善しつつ,アップデートを重ねていきたいですね。より,MMORPGらしいところを出していきたいと思います。
――最後に,8周年に向けてのコメントをお願いします。
廣田氏:
来年も今日のようなオフラインイベントができるといいですね。毎月アップデートをやっていくというTERAのスタンスは変えずに,MMORPGらしくゲームの楽しみ方を横に広げて,より楽しめるようにしていきたいと思います。
――ありがとうございました。
「TERA :The Exiled Realm of Arborea」公式サイト
- 関連タイトル:
TERA :The Exiled Realm of Arborea
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