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[TAIPEI2008#09]香港製「ラグナロクオンライン」? RUN UPの「梁山群侠 ONLINE」
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印刷2008/01/26 12:03

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[TAIPEI2008#09]香港製「ラグナロクオンライン」? RUN UPの「梁山群侠 ONLINE」

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 香港のゲームパブリッシャRUN UP GAME DISTRIBUTION(雲起遊戯)は今回,台湾支社を介してTaipei Game Showにブースを開設しており,比較的ライトなMMORPGを5〜6本出品していた。「Shine Online」(邦題 ブライトキングダム)や「墨香オンライン」など,我々日本のゲーマーにもお馴染みのタイトルと並んで,いくつかのオリジナル作品が展示されていた。
 ここではそのうち,「梁山群侠 ONLINE」を紹介しよう。名前から想像がつくとおり,水滸伝の世界をモチーフとした作品で,梁山泊の豪傑達がヒーローキャラクターとして登場する。ヒーローはプレイヤーキャラクターが呼び出せる存在なのだが,現在のところ108人入っているわけではなく,実際に呼び出せるのは,まだ三十数人とのことだ。

舞台が切り替わるときのアイキャッチには,梁山泊の豪傑が表示される。しかし,なんというか可愛い
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 智力や敏捷など5種類のパラメータ,火,水,風,土の属性,髪の毛の色と型,目の色を決めて作成したキャラクターは,「初心者」という職業に始まり,軍人系,武僧系,侠客系,盗賊系,書生系,道士系という,6系統の職業に分かれて成長していく。各系統内には4段階の転職ステップ(ただし,途中に分岐あり)が用意され,レベルキャップは300,転職時にもレベル数値が巻き戻ることはない。武僧と書生がやや分かりにくいが,前者は格闘職,後者はヒーラーである。

 デフォルメされた中国の地図がワールドマップで,そこには「山塞」と呼ばれる城が五つ設定されており,門派(ギルド)単位でそれを奪い合う攻城戦がある。フィールド上でのPKは,まず専用のNPCに会って,自キャラにフラグを立てた者同士のみ可能だ。
 このほか,キャラクターの能力を伸ばす宝石の合成システム,互いに船に乗って戦う海戦,有料アイテムとして提供されるペットなど,さまざまな仕組みを備えているが,基本はオーソドックスなアイテム課金のライト系MMORPGである。

船は,色や形,搭載する武装などが選べ,このまま海戦にも突入できる
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 台湾では昨年(2007年)の12月26日にオープンβテストに移行し,同時接続者数は2000ほど。台湾の人口が2200万人前後であることを考えると,かなり健闘している。プレイヤー層の中心は中高生だそうだ。ちなみに香港では「梁山歴険」の名で1年ほど前からサービスが提供されている。

 とまあ,概要を駆け足で説明するうちに,読者諸子はすでに画面の写真を確認しただろうか? ここでぜひ,キャラクターの顔に注目してほしい。これはどう見ても,「ラグナロクオンライン」のそれをベースとしているように思える。

キャラクターの目元のみならず,草地と道の表現,街中の敷石などの雰囲気が,なんというか似ている。ちなみにマップ上の1点をクリックすると,キャラクターがそこへ向かうという親切設計
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 そう思ってしげしげと見ていると,「カプラさん」じみたサービス提供NPC(ただし男性)も目に入ったかもしれない。ちなみにアバター要素,つまり服を着替えさせたとき,キャラクターグラフィックスにそれが反映されるかどうか,おそるおそる聞いてみたところ,「頭装備だけ反映されます」という,最も引きたくないカードが返ってきた。え,ええと,不評な部分まで真似することないんじゃないかなって,先生は思います……。

揃いの制服のサービスNPCが,あるラインに沿って並んでいるというのも,雰囲気としてどうにも落ち着かない気がする
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 そんなわけで,当サイトの記事として,昨年の「唯舞独尊」と「Audition」に匹敵する地位をたちまち継承してしまった感のある「梁山群侠 ONLINE」。武侠/中国ファンタジーを日本に導入するなら,このくらい思い切ったほうがよいのかもしれない。いや,思い切りどころがどこなのかという問題はともかくとして。
  • 関連タイトル:

    梁山群侠 ONLINE

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