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ジャレコ・ホールディング,ジャレコの全株式をゲームヤロウに譲渡
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印刷2009/01/15 18:59

ニュース

ジャレコ・ホールディング,ジャレコの全株式をゲームヤロウに譲渡

 ジャレコ・ホールディングは,本日(2009年1月15日)開かれた取締役会において,連結子会社であるジャレコのすべての所有株式を,ジャレコと業務委託契約を結んでいるゲームヤロウに譲渡することを決議するとともに,株式譲渡契約の締結を行った。これにより,ジャレコはゲームヤロウの完全子会社となる。

 ジャレコ・ホールディングは発表文の中で,ゲーム事業からの撤退を決めた背景について,「昨今のゲーム市場を取り巻く競争の激化、消費者のエンターテイメントに対するニーズの多様化、市場の縮小傾向などの要因により、一部の商品を除いては、各事業のタイトル売上は低調に推移し、ハードウェアメーカーに収益構造をコントロールされた中で、開発費、販売促進費等の経費を吸収できなかったことから、厳しい経営状態が続いております」としている。

 今回の株式譲渡により,ジャレコが販売してきたタイトルや,さまざまなIPがどのように扱われることとなるか,今後の動向に注目したい。

連結子会社の異動(譲渡)および特別損失の発生に関するお知らせ

 連結子会社の異動(譲渡)および特別損失の発生に関するお知らせ
当社は、本日開催の取締役会において、連結子会社である株式会社ジャレコ(以下、「ジャレコ」といいます。)の当社所有株式全てを平成21年1月15日付で譲渡することを決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。また、これに伴い特別損失を計上する見込みとなりましたので、あわせてお知らせいたします。なお、本件によりジャレコは当社の連結子会社に該当しなくなります。


1.株式譲渡および債権放棄に伴う特別損失発生の理由
 当社は、当社の持株会社体制への移行に伴い、ゲーム事業の新設分割を行ない、平成18年7月にジャレコを当社の100%出資子会社として設立いたしました。
 ジャレコは、これまで「家庭用ゲーム(コンソール事業)」「携帯電話向けゲーム(モバイル事業)」「オンラインゲーム(オンライン事業)」の3領域で事業を行ない、特にコンソール事業におきまして、普及台数の多いNintendoDS、Wiiなどにソフト開発を集中し、自社企画だけではなく、TV番組連動型等の優良なコンテンツを保有する企業とのタイアップを進めることで新たな事業展開を図ってまいりました。しかしながら、昨今のゲーム市場を取り巻く競争の激化、消費者のエンターテイメントに対するニーズの多様化、市場の縮小傾向などの要因により、一部の商品を除いては、各事業のタイトル売上は低調に推移し、ハードウェアメーカーに収益構造をコントロールされた中で、開発費、販売促進費等の経費を吸収できなかったことから、厳しい経営状態が続いております。
 当社は、連結対象子会社として経営面、財務面において経営支援・管理を行ない、ジャレコの業績改善に全力を挙げて取り組んでまいりましたが、今後、ジャレコが行なうゲーム事業を継続・改善させるためには、上記の経営環境を勘案すれば、さらなる時間とコストが必要と判断せざるを得ません。
 このような状況のもと、当社は、グループにおける連結価値向上に向けて、今後の中長期的な事業戦略を見直す中で、当社グループの中核事業でありますFX事業を、FXサービス運営に必要とされる全てのリソース提供をしていく「総合アウトソースカンパニー」として成長させるべく、重点的に経営資源を投下していくことを改めて確認するとともに、採算化が困難なゲーム事業からは撤退し、当社が保有するジャレコの全株式を既に同社のオンライン事業にて業務委託契約先でありますゲームヤロウ株式会社に対して譲渡することを決定いたしました。また、当社からジャレコに対しての貸付金16億90百万円につきましては、ジャレコが経営の自立を図り、事業運営を円滑に進めるために、平成20年12月期における同社の債務超過見込み額を目安として、9億90百万円を債権放棄することにいたしました。当社は、ゲーム事業からの撤退により、今後、グループ全体の収益性にとってリスク要因が取り除かれること、固定化しつつあったジャレコへの貸付金のうち7億円について回収が可能になることなどから、債権放棄の金額については妥当と判断しております。
 なお、本件株式譲渡に伴いジャレコに対して9億90百万円の債権放棄を実施しますが、平成20年12月期中間期においてジャレコに対する貸倒引当金8億78百万円を計上済みであるため、平成20年12月期個別決算におけるジャレコに対する貸付金の評価減による特別損失の増額は約1億12百万円となる見込みです

2.異動する子会社の概要
(1)商号……株式会社ジャレコ
(2)代表者……代表取締役社長 加藤 貴康
(3)本店所在地……東京都港区赤坂八丁目5番26号
(4)設立年月日……平成18年7月3日
(5)主な事業内容……家庭用ゲームソフトの企画、開発、販売
           モバイルコンテンツの企画、販売、配信
           インターネットを利用したオンラインゲームの企画
(6)事業年度の末日……12月31日
(7)従業員数……7名(平成21年1月15日現在)
(8)資本金の額……5,000万円
(9)発行済株式総数……1,000株
(10)株主構成……当社100%
(11)最近事業年度における業績の動向
画像集#001のサムネイル/ジャレコ・ホールディング,ジャレコの全株式をゲームヤロウに譲渡

3.株式の譲渡先
(1)商号……ゲームヤロウ株式会社
(2)代表者……代表取締役社長 村井 真郎
(3)本店所在地……東京都港区芝大門2丁目11番16号YSビル2階
(4)事業の内容……オンラインゲームの企画、運営
(5)当社との関係……資本関係 : 該当事項はありません。
           人的関係 : 該当事項はありません。
           取引関係 : 該当事項はありません。

4.譲渡株式数、譲渡価額および譲渡前後の所有株式の状況
(1)異動前の所有株式数……1,000株(所有割合 100%)
(2)譲渡株式数……1,000株
(3)譲渡価額……1円
※ジャレコに対する貸付金16億90百万円のうち7億円を引き継ぐことを勘案して譲渡価額を決定しております。回収につきましては、3年間を目処として、同社の売掛金回収、たな卸資産の資金化などによる回収を見込んでおります。
(4)異動後の所有株式数……0株(所有割合 100%)

5.日程
平成21年1月15日……取締役会決議
          株式譲渡契約締結
          債権放棄実施、株式譲渡

6.業績への影響
現在、平成20年12月期決算の集計中であり、連結・個別業績見通しに与える影響につきましては、確定次第お知らせいたします。
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