オススメ機能
Twitter
お気に入り
記事履歴
ランキング
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2011/04/14 17:37

連載

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ / 第126回:「昔は良かった?」

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ
第126回:「昔は良かった?」

 

image

著者近影

 前回は復活愛について語ったわけだけれども,実はそれは私の本業ともいうべきプロレス界にも,そしてゲイム自体においても同じことが当てはまるのではないかということに気付いてしまったこの一週間ですが,いかがお過ごしでしょうか。男色ディーノですよ,ゲイレスラーの。

 まあ,どっちも日本に限った話なんだけどね。
 まずプロレスで話を進めてしまうと,今はプロレスって,あらゆるエンターテイメントの中でも,かなりマニアックな層に訴えかけてるポジションにいると思うのよ。ありていにいえば,興味がない人にとっては,ホントどうでもいいものの一つ。
 でも,これがプロ野球とか大相撲になってくると話は別で,仮に興味がなくても情報が目や耳に入ってきちゃうじゃない。結果,多少なりとも知ってしまうわけね。
 プロレスも,昔はそうだったのよ。ゴールデンタイムにTV中継をやっていたらしいし,スポーツ新聞でも頻繁に取り上げられていた。でも,いつからか知らないけど,いつの間にかどうでもいいもののうちの一つになってしまった。これがプロレスの現状。

 ゲイムもそう。プロレスと比べたらきちんと一つの産業として成り立つだけの規模は保っているけれども,昔に比べてゲイムソフト自体が売れなくなってきたって言われているじゃない。もちろん例外はたくさんあるけど。
 例外は置いておくとして,何となくそういう感じになってしまっている理由は……そりゃまあ,いくつかあると思うの。私に分かる理由もあるでしょうし,分かんない理由もきっとあるでしょう。ともかく,ゲイムも昔はガンガン売れていた時代があったわけ。その時代に比べたら,今は寂しい状況だと言わざるを得ないわ。
 要するに,プロレスにしてもゲイムにしても,昔売れていたものが,なぜ今,売れなくなったのか? という問題があって,今のプロレスラーにしてもゲイムクリエイターにしても,それと戦っているわけね。
 ひょっとしたらほかのエンターテイメントもそうなのかもしれないし,もっといえば,エンタメだけじゃなくほかの産業でもそうなのかもしれないけど。

 では,昔と比べて商品の質が落ちたのかと問われれば,それは否。少なくとも私が知っている範囲では,プロレスもゲイムも質が落ちているわけでは決してないばかりか,質自体は上がっているとさえ思うわ。
 実際今のゲイムは,ファミコン時代のゲイムとは比べ物にならないくらい進化を遂げているじゃない? 実はプロレスもそうなのよ。昔よりも技が増えてる。表現方法が増えてる。もちろん,技術が上がったことによる軋轢もあるにはあるんだけど,技術自体はちゃんと進化してるのよ。
 でも,昔ゲイマーで今はそうでもない人は,「昔のゲイムのほうが熱中できた」なんて言うのね。これもプロレスもまったく同じ。「昔は熱中できたけど今は……」。
 いやいやいやいや。待ったらんかい。君,昔と比べるほど今のゲイムをヤってないよね? 昔と比べるほど今のプロレスを見てないよね? 結局,昔のとある時点でゲイムから離れてるんじゃん! プロレス見るのやめてるんじゃん! それを,今のゲイムやプロレスのせいにしてるだけじゃん! 逆の立場から言うと,昔のゲイムやプロレスのほうが,顧客をつなぎ止めるのに失敗したんじゃん!
 プロレスを見ている人はずっと見てるし,ゲイムをプレイしてる人はずっとプレイしてる。どちらもちゃんと面白いのよ。熱中できてるかどうかは,つまるところ本人の問題。エンタメって娯楽だから,その人の生活における優先順位では,どうしたって衣食住やら勉強やら仕事やらのあとに来るわけじゃない。
 簡単に例えると,受験勉強のときはゲイムで遊ぶ時間減るでしょうし,仕事が忙しくなればゲイムで遊んでる時間もないでしょうし。だから,今のプロレスやゲイムが悪いとは一概に言えないと思うの。もちろん,まったく悪くないとも思わないけど,それはそれ。

 

image

 ところで,私が何を言いたかったかというと,ニンテンドー3DSの「プロ野球 ファミスタ2011」が面白いよってことなんだけど。
 ファミスタって,かつては野球ゲイムの第一人者だった時代があるわけじゃない。それこそ,昔のゲイムファンには“野球ゲイム=ファミスタ”のイメージがあると思うのよ。
 それが,いつしか昔ほどの勢いはなくなった。昔ほど売れてるわけではない。みんなのイメージもきっとそんな感じでしょ。でもね,続けてヤってる人は分かってると思うんだけど,ここ数年のファミスタは異様に面白いのよ。いやこれホントに。
 スポーツゲイム全般がそうなんだけど,だいたいのゲイムはテーマとなるスポーツをリアルに表現する方向に進んでいるわ。野球でいえば,どれだけ選手をリアルに再現できるか,どれだけ現実に近いモーションを取り入れられるか……といった具合ね。
 それはそれで正しい進化だとは思うの。ただ,ファミスタはそっちを向いていない。もう,完全にゲイムだと割り切っている。それが面白い。作っている方々は,きっと昔ながらのファミスタをどれだけ研ぎ澄ませられるかという戦いをしていると思うのよ。だからこそ,面白いんだと思う。
 こういう姿勢が遊ぶ側に伝わり始めたのは,ニンテンドーDSで出た「プロ野球 ファミスタDS」あたりからだったような気がするわ。
 かつて,確かにファミスタは面白かった。でも,リアル野球ゲイムの隆盛に目を奪われるようになっていた。ある日,ふと振り返ってみると,ファミスタはファミスタのまま,ファミスタを磨いていた。そして,やっぱりファミスタは面白かった。しかも,選手の収集と育成という,新しい面白さを付け加えて。
 そこから私の中で,ファミスタはハズレのないシリーズに生まれ変わったの。今では,ファミスタを毎年プレイし続けて良かったと思っているわ。いい意味で3Dに振り回されていないところにも好感を持てるしね。
 まあ,今回に関しては,ロード時間が短いともっと良かったなぁ……とは思うけれども。それ以外は完璧。ホント面白いわよ。

 

image
image
image
image
image
image

 

 さて,話は戻って……。何も私は,昔のゲイムやプロレスが顧客をつなぎ止めるのに失敗したせいで,今が苦しいって言ってるわけじゃないの。
 遅かれ早かれ,色んな要素によってお互いの業界で,モノが売れないとか,人気が昔ほど出ないっていう,今みたいなことになってたと思うのね。
 問題はこれから。じゃあ生き残っていくにはどうすればいいのか? 売り方としては,大ざっぱにいうと,打って出るか,抱え込むかの二択でしょうね。
 例えば「イナズマイレブン」シリーズや「龍が如く」シリーズのように,ゲイムだけではないほかのメディアに打って出るか,声優さんやタレントさん,もしくはキャラクターの魅力で既存のファンを抱え込むか。
 作り手としては,その売り方を踏まえた上で面白いものを作り上げなきゃいけないんでしょうね。要するに,プロレスもゲイムも,ファミスタと一緒なのよ。
 そもそもファミスタがゲイムなわけだから日本語としてややこしくなるけど,現象という意味でいえば,ファミスタとプロレスとゲイムは一緒。昔は売れてて,でも時代が進むにつれて人がちょっと離れていって,でも内容は面白くなっていて……。
 結局,プロレスもゲイムもファミスタも,それぞれの面白い部分を正しく理解して作り上げなきゃいけない時代になったんでしょうね。ただ作れば売れる時代は終わったわ。どう売るか。売るためにどう作るか。この止められない流れが,我々ファンにとっていいことなのかどうかは,正直なところ分からない。
 でも,とりあえずここ数年のファミスタは面白い。今回も。来年もそうだといいな。すべてのゲイムがそうだといいな。そして私は今週,何をプレイすればいいのかな? また来週な。

 

今週のハマりゲイム(文字通りゲイムスロットにハマっているゲイム)

PlayStation 3:「ワールドサッカー ウイニングイレブン 2011」
ニンテンドー3DS:「プロ野球 ファミスタ2011」
PSP:「三国志IX with パワーアップキット」
Wii:WiiFit
Xbox 360:まだ

 

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
ディーノ選手は4月17日(日),DDTプロレスの名古屋大会「北斗千手壊拳!in名古屋2011」に出場します。当日は,HARASHIMA選手,飯伏幸太選手との3WAYマッチに挑みます。「あの人達,バシバシ蹴ってきたり,トップロープから跳んだりしてずるいじゃない。だから私も,華麗な空中技とムエタイ仕込みの熊殺しローキックを解禁しようと思うのよ」とのことです。
  • 関連タイトル:

    プロ野球 ファミスタ2011

  • この記事のURL:
AD(最終更新日:2012/06/01)
プロ野球 ファミスタ2011
Video Games
発売日:2011-03-31
価格:1780円(Amazon) / 2480円(Yahoo)
amazonで買う
Yahoo!で買う
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
トピックス
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:08月18日〜08月19日
タイトル評価ランキング
81
KENGOHAZARD2 (PC)
76
Days Gone (PS4)
76
55
DEAD OR ALIVE 6 (PS4)
53
Anthem (PC)
2019年02月〜2019年08月