ニュース
Steam MachineやSteam Controllerは北米で11月10日に発売。プレオーダーもスタート
Steam Machineは,現時点でAlienware,Syber,そしてCyberPowerPCという3社のモデルがそれぞれの公式サイトやオンラインショップなどで予約可能となっており,今後もほかのメーカーのモデルが登場するようだ。
これまで何度もデザイン変更が重ねられてきたSteam Controllerは,2015年3月のGame Developer Conference 2015で発表されたものと同じ,2つのトラックパッドが左右に配置された「デュアルトラックパッド」となっている。それなりの慣れが必要になると思われるため,アクションゲームをはじめとするコンシューマゲーム機でお馴染みのジャンルは,従来のXbox 360コントローラでプレイしたほうがスムーズに楽しめるかもしれない。
しかし,Steam Controllerはすべてのボタンがカスタマイズ可能になっているので,ストラテジーやシミュレーションなど,マウスやキーボードでの操作を想定したタイトルにも対応できそうなのが魅力となるだろう。Steamコミュニティなどで評判の良いキーマッピングを見つけるといったことも可能になるとのことで,「Sid Meier’s Civilization」シリーズや「Cities: Skylines」といったタイトルをリビングのテレビで気軽にプレイできるようになるかもしれない。
Steam Linkは,Steam Machineに加えて,SteamOS,Windows(Vista以降),そしてMac(OS X 10.10以降)上のSteamで起動中のゲームをストリーミング(1080p/60fps)して手元でプレイできる小型デバイスである。
キーボードやマウス,さらにはXbox One/Xbox 360コントローラを接続することも可能なので,普段PCでゲームをプレイしている人なら,49.99ドルのSteam Linkを購入するだけで,テレビ画面でのプレイが可能になるというわけだ。
なお,Steam及びGameStopでプレオーダーした人には,発売日よりも3週間ほど早い,10月16日に出荷されるとのことだ。カナダではEB GamesやMicromania,イギリスではGAMES UKなどのリテールチェーンを使った予約販売も近々開始されるという。
すでに10年以上にわたって運営されてきたSteamが送り出す新型ハードウェアだけに,ライブラリやフレンドといった環境をそのまま移行できるプレイヤーが多いのは大きな強みとなるだろう。ゲーム市場にもそれなりの影響を及ぼすことになるのではないだろうか。
Steam公式サイト
- 関連タイトル:
Steam
- この記事のURL:
(C)2019 Valve Corporation.All rights reserved.