2018年7月21日,SteelSeriesは,東京・秋葉原でファンイベント「
Live SteelSeries 2018」を開催し,その中で,プロゲームチーム「
DeToNator」へのスポンサードを発表した。
覚えている人がいるかもしれないが,
SteelSeriesはかつて
DeToNatorをスポンサードしていたことがあったが,一旦その関係は途切れていた。それが今回,再びスポンサーとして,DeToNatorを支援するグループに加わったというわけだ。
本稿では,DeToNatorの所属選手も多数参加したイベントの概要を,写真中心にレポートしたい。
会場となったのは,パソコンショップ アークのある秋葉原の通運会館 2階。13時半の開場前には,すでに屋外の入り口前に並んでいる参加者が多数いて驚かされた(左)。一番早い人は10時頃に並び始めたそうだが,天候を考慮して一旦は解散してもらったとのこと。狭い会場だったが,なんと150名近くが来場したとのことで,DeToNatorの人気ぶりがうかがえる(右)
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イベントに参加したDeToNator所属選手とコーチ
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MCのKiriN氏
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イベントの冒頭では,SteelSeriesの公式Twitch番組「
Radio SteelSeries」でレギュラーMCを務める
KiriN氏により,SteelSeriesの歴史と代表的な製品が簡単に説明された。
覚えている人は少ないと思うが,2001年に設立された頃の同社は,Soft Tradingという社名であった。それが2007年に
SteelSeriesへと社名を変更し,今年で17年目を迎えたという。
SteelSeriesは,2001年にSoft Tradingとして設立。今年で設立から17年めになるゲーマー向け周辺機器の老舗だ(左)。ブランドロゴマークには,正確さ,献身,冷静といった意味が込められているとのこと(右)。筆者は初めて知った
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KiriN氏のトークでは,かつての製品から最新製品まで,SteelSeriesにとって重要なものが簡単に紹介されたが,やはり注目すべきは,現在の製品だろう。とくに2017年登場のヘッドセットシリーズ「
Arctis」は,非常に人気が高いそうで,メインの光学センサーに加えて深度計測用光学センサーを搭載したマウス「
Rival 600」も,高い人気で売れ行き好調であるそうだ。
SteelSeriesを代表するヘッドセットのArctisシリーズ(左)と,マウスのRival 600(右)
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会場入り口には,最新のヘッドセットであるArctis ProシリーズやRival 600,10キーレスキーボード「Apex M750 TKL」の英語配列モデルが展示されていた
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DeToNatorを率いるGamingD代表取締役の江尻 勝氏
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スポンサードについて,DeToNator代表を務める
江尻 勝氏は,SteelSeriesによる支援に謝意を述べたうえで,同社とは今後も新しい取り組みや,イベントをたくさんしていきたいと述べて,積極的な活動を展開していく意思を示していた。
登壇した選手の中には,以前にSteelSeriesがスポンサードしていた頃から所属していた人もおり,
StylishNoob選手や
SHAKA選手などは,当時の思い出や現行製品の話題で笑いを振りまいていた。
DeToNatorと言えばおなじみのYamatoN選手(左)。Arctis Proのワイヤレス対応モデルに興味津々であるという。StylishNoob選手(右)は,DeToNatorに加入した頃からSteelSeries製品の世話になっていたとのこと。Arctisが日本で人気を呼んだのは,StylishNoob選手が賞賛したおかげとKiriN氏は述べていた
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SHAKA選手(左)もルーキー時代にSteelSeries製品を利用していたそうだ。イヤフォンタイプの新製品に期待しているとアピールしていた。SPYGEA選手(右)は,DeToNator加入前からSteelSeries製品を愛用していたとのこと。手の大きい自分に合ったマウスが欲しいと希望を述べていた
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また,DeToNatorの韓国チームである「DeToNator.KOREA」からは,コーチの
KH氏と
HONG_LEGO氏,期待の新人という
Hikari選手が来日し,SteelSeriesのスポンサードへの期待を述べていた。
DeToNator.KOREAのPUBG部門でコーチを務めるKH氏とHONG_LEGO氏(左)。新人メンバーのHikari選手(右)
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今後は,SteelSeries関係のイベントでDeToNator所属選手の姿を見ることがあったり,選手によるゲーム実況でSteelSeries製品を目にすることが増えていくだろう。
根本流風さん
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イベントの後半では,Radio Ste
el
Se
ri
esでKiriN氏とともにMCを務める声優の
根本流風さんが加わり,番組の出張版として,代表的なeスポーツタイトルを紹介するセッションが行われた。
取り上げられたゲームは,「
Overwatch」と「
Counter-Strike: Global Offensive」(以下,CS:GO),そして「
League of Legends」(以下,
LoL)の3タイトルである。
Overwatchはともかく,CS:GOとLoLは,世界的にはトップクラスの参加者数を誇るタイトルでありながら,PC専用ということもあってか,国内におけるプレイヤー人口の点で,寂しい面もあるのが実情だ。
CS:GOの紹介を担当した
MamE氏や,LoLの紹介を担当した
Otofuさんは,自作のプレゼンテーションを披露しながら,ゲームの魅力をアピールしていた。そのアピールが少しでも来場者やTwitch中継の視聴者に伝わり,プレイヤー人口の拡大につながることを期待したいものだ。
Overwatchの紹介を担当したみずイロ氏(左)は,各ヒーローのロール(役割)や,代表的なキャラクターを説明した。右写真は,CS:GOの紹介を担当したMamE氏。CS:GOの実況者として名高いベテランプレイヤーだ
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MamE氏は,eスポーツを代表するタイトルとしてCS:GOが世界中で人気を集めていることを,大会の様子を記録した動画も使ってアピール(左)。大会を観戦するだけでも楽しめると述べていた(右)。実際,見ているだけでも面白いので,未見の人はYouTubeやTwitchなどで見てみることをお勧めする
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LoL配信者として名高いOtofuさん(左)。MOBAは基礎を理解するまでのハードルがやや高いものだが,初めて作ったというプレゼンを用いて,なるべく分かりやすく説明していた。また,お気に入りのヒーローを「格好良い枠」「KAWAII枠」「Sexy枠」でそれぞれ3人ずつ紹介し,キャラクターの魅力もアピール
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