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UQコミュニケーションズ,商用WiMAXサービスの開始を発表〜2月26日サービス開始,月額4480円
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印刷2009/02/03 13:26

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UQコミュニケーションズ,商用WiMAXサービスの開始を発表〜2月26日サービス開始,月額4480円

UQコミュニケーションズ,商用WiMAXサービスの開始を発表〜2月26日サービス開始,月額4480円
 KDDIやIntel(※正確にはその投資部門であるIntel Capital),JR東日本などが出資するWiMAX事業会社であるUQコミュニケーションズ(以下,UQC)は2009年2月3日,Mobile WiMAXサービス「UQ WiMAX」を発表した。本稿では,都内で開催された報道関係者向け説明会の内容を中心に,サービスの要点や,ゲーマーにとっての意義を紹介してみたいと思う。


月額4480円で利用できるUQ WiMAXサービス

2月26〜6月30日は,地域限定の“お試し期間”に


発表会で登壇し,サービスの概要を説明する田中孝司氏(UQコミュニケーションズ 代表取締役社長)
 まず,そもそもWiMAXサービスとは何なのかを確認しておこう。
 WiMAX(World Interoperability for Microwave Access)は,IEEE(日本語俗称:米国電気電子学会)により「IEEE 802.16」として標準化されている高速無線通信の規格だ。無線LAN(Wi-Fi)とよく似た方法を使いつつも,基地局のカバーエリアを最大で半径10km程度まで広げているので,“広域型無線LAN”くらいに考えておけばいいだろう。UQコミュニケーションズが提供する予定のMobile WiMAXは,このWiMAXに,モバイルに必要な技術――例えば基地局の切り替え(ハンドオーバー)――などを追加したものである。

 以上を踏まえてUQ WiMAXだが,料金プランは当初,完全定額かつ契約期間条件などのない月額4480円(税込)「UQ Flat」のみが用意される(※このほか,登録料2835円(税込)が,初回登録時に必要だ。

UQ Flatの料金体系は,定額プランのみ。“2年縛りなし”の価格としては,競合より月額で1000円以上安価であるとアピールされた
UQコミュニケーションズ,商用WiMAXサービスの開始を発表〜2月26日サービス開始,月額4480円

「お試し期間」の概要。詳しくはUQC公式サイトをチェックしてほしい
UQコミュニケーションズ,商用WiMAXサービスの開始を発表〜2月26日サービス開始,月額4480円
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 ただし,2月26日から6月30日までは「お試し期間」と設定されており,本日からUQC公式サイトで募集が始まっているモニターに当選した人5000名は,この期間,登録料と基本使用料,さらには通信カード代金も無料で利用可能だ。無料モニターに参加できる条件は下記のとおりとなっている。

  • 東京23区,川崎市,横浜市在住
  • 20歳以上の個人で,本人名義のクレジットカードを所持している
  • モニター期間中に最大4回実施されるアンケートにすべて回答できる

 モニター募集は2月15日まで。抽選の結果,モニター当選者には2月下旬に直接その旨が伝えられ,2月26日から,データ端末が順次発送されるという。また,7月1日から正式サービスが始まるとき,モニター参加者が望めば,データ通信カードは無料で譲渡されるとのことなので,条件を満たし,かつノートPCを持っているなら,とりあえず応募するしかない感じである。

 ところで,4480円という月額は,いわゆる3Gデータ通信サービスの最安値(※イー・モバイルの4980円)をやや下回る程度だが,3G携帯端末でお馴染みの“2年縛り”などがなく,しかも通信速度は下り最大40Mbps,上り最大10Mbpsと,競合と比べて,少なくとも下りは相当に早い。モバイル環境でのデータ通信を前提とした場合には,相当魅力的なサービスとなるだろう。

UQコミュニケーションズ,商用WiMAXサービスの開始を発表〜2月26日サービス開始,月額4480円
 さらにオプションの無料サービスとして,「当面,エリアに入らない場所をWi-Fiでカバーするための付帯サービス」となる「UQ Wi-Fi」も提供される予定だ。こちらは2009年秋に,主要交通機関を中心としてサービス開始が予定されているが,東海道新幹線の一部車内では,3月14日から利用できるようになる見込みという。

 なお,UQ WiMAXのデータ通信端末は,ひとまずUSB接続タイプが2製品,PCカードタイプとExpressCard/34タイプが各1製品用意される予定。。7月1日以降,店頭販売されるときの売価は,前2者が1万2800円,後2者が1万3800円(いずれも税込)となっている。

左上:シンセイコーポレーション製のUSB端末「UD01SS」
右上:シンセイコーポレーション製のExpressCard/34端末「UD02SS」
左下:NECアクセステクニカ製のUSB端末で,ドライバソフトウェアを内蔵し「オートインストール」に対応した「UD01NA」
右下:NECアクセステクニカ製のPCIカード端末「UD02NA」
UQコミュニケーションズ,商用WiMAXサービスの開始を発表〜2月26日サービス開始,月額4480円
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UD01SSの本体サイズは27(W)×62(D)×11(H)mm,重量18g。2009年1月時点で国内最小サイズのデータ通信端末と謳われる
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こちらは本体サイズ36(W)×110(D)×11(H)mm,重量30gのUD02SS。ノートPCに差すと,数cmほど出っ張る
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UD01NAは,コネクタが最大180度回転するという特徴も持つ。キャップを含む本体サイズは33(W)×110(D)×20(H)mm,重量37g
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PCMCIA TypeII準拠となるUD02NA。本体サイズは54(W)×124(D)×8(H)mmで,ノートPCに差すとかなり出っ張る。重量は40gだ


UQ WiMAXは「真のモバイルブロードバンド」

普及に自信を見せるUQコミュニケーションズ


 説明会では,UQC代表取締役社長の田中孝司氏が,2007年12月21日に免許を取得したことを振り返り,「キャリアを短期に立ち上げるのは苦しかったが,何とか今日の発表会を迎えることができた」と挨拶。「UQがどういった世界を作っていこうとしているのか,目指す世界を紹介したい」と話を切り出した。

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 氏は黒電話に遡(さかのぼ)って通信の発展を振り返り,現在は3G携帯電話でインターネットを利用するようになっているが,「メールは制限された使い方しか許されず,Webは画面が小さく閲覧できるコンテンツが制限されている」と現状を分析。「UQCは,こういった制限されたインターネットアクセスではなく,真のモバイルブロードバンドの世界を作っていきたい」とし,3Gと比べた場合における最大の差別化ポイントとして,「High Speed」を挙げる。

田中氏が紹介したデータ転送デモ。左が下り,右が上りのスコアだ
UQコミュニケーションズ,商用WiMAXサービスの開始を発表〜2月26日サービス開始,月額4480円
 UQ WiMAXの理論帯域幅は,前述のとおり最大40Mbps。基地局内のユーザーで帯域を分け合う形になるので実際には40Mbpsもの速度が出るわけではないが,同7.2Mbpsの3Gに対しては,文字どおり桁違いの通信速度が期待できる。
 田中氏は3Gを「なんちゃってブロードバンド」だと位置づけ「High Speedにフォーカスをおいたデモ」として,会場に用意されたノートPCでUQ WiMAXへの接続とスピードテストを実演。無線LANでアクセスポイントに接続するのとあまり変わらない所要時間で接続に成功し,速度は下りが約16Mbps,上り3.9Mbpsという結果が出ていた。

4Gamerの閲覧はもちろん問題なし。ストリーミングビデオを再生してみたが,序盤に2〜3度止まったほかは,こちらも問題なく閲覧できた
UQコミュニケーションズ,商用WiMAXサービスの開始を発表〜2月26日サービス開始,月額4480円 UQコミュニケーションズ,商用WiMAXサービスの開始を発表〜2月26日サービス開始,月額4480円

UQコミュニケーションズ,商用WiMAXサービスの開始を発表〜2月26日サービス開始,月額4480円
 デモに続けて氏は,通信速度以外にも,「WiMAXが,いろいろなものに入っていくこと」を,3Gとの違いとして強調する。このあたり,Intelの日本法人であるインテルは,2009年の秋モデル以降で,UQ WiMAX対応のMobile WiMAXコントローラがノートPCに入っていくという見解を示しているので,あと半年もすると,“Centrino 2ノートPC”の標準機能として,Mobile WiMAXが利用可能になりそうだ。

UQコミュニケーションズ,商用WiMAXサービスの開始を発表〜2月26日サービス開始,月額4480円
 WiMAXが組み込まれたノートPCが普及する速度は「過去にWi-Fi(=無線LANコントローラ)がPCに組み込まれたのと同じスピードでPCに入ってくるだろう」(田中氏)。ノートPCよりも一回り小さなMID,Netbookといった端末は言うに及ばず,「将来はWiMAXがすべてのものに入ってくるだろう。テレビ,ゲーム機,デジタルカメラ,こうした機器にWiMAXが組み込まれるのは,それほど遠い将来ではない」と,将来像を展開する。

 そんな氏が,説明会において一貫して強調していたのは,UQCが,携帯電話のキャリアではないという点だ。決定的に異なるのは,「キャリアブランドの端末しか出てこない」わけではないということ。スタート時に登場する4製品こそ,知名度の向上を図るためかUQ WiMAXのロゴが刻まれているが,「さまざまなメーカーが,いろいろなWiMAXデバイスを提供する。そういう世界を作っていきたい」(田中氏)。“自分”のブランドで,インセンティブをつけて端末を売るような,既存の3Gキャリアのようなやり方は長続きしないとした。


そのパフォーマンスには期待大

課題は一にも二にも提供エリア


 以上,現行の3G携帯電話や,携帯データ端末と比べて高いデータ転送速度を実現したMobile WiMAXは,モバイル環境でもゲーム,とくにインターネットへの接続環境が求められるタイプのゲームをプレイしたい人にとって,大いに注目すべき存在といえるだろう。IPアドレスは保持されるため,「基地局が切り替わるとサーバから切断される」ような心配がいらないのも心強い。

RBB TODAYの提供する「スピードテスト/ブロードバンド通信速度測定サイト」でスコアを計測した結果
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 ちなみに,説明会に併設された体験会場にあった複数のデモマシンのうち,何台かで転送速度テストを行ったところ,そのスコアはおおよそで下り約12Mbps,上り約1.5Mbps。複数の端末で帯域をシェアすると,やはりパフォーマンスは低下するようなので,正式サービスが始まったときに,どの程度の速度が維持できるかがポイントになりそうである。
 また,ゲームプレイという観点では,転送速度だけではなくpingも重要。無線LAN環境ではpingが悪化しがちというのは,ゲーマーにもよく知られている事実だけに,UQ WiMAX環境のpingがどれくらいなのかも気になるところだ。

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 課題があるとすると,それはやはりサービスエリア,ということになる。
 UQCは,7月1日の正式サービス時に首都圏,名古屋圏,京阪神圏をカバーし,2012年末には人口カバー率90%を目指すというロードマップを公開しているが,このとおり進むかどうかが,UQ WiMAXが成功するかどうかのカギとなるはずだ。
 とにもかくにも,「お試し期間」はかなりお得。対象地域に住んでいる人で,普段からノートPCを持ち運んでいるなら,まずはモニターに応募してみよう。
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