Razer，光学式スイッチ採用の新型マウス「Viper」を世界市場で発売。約69gという本体重量の軽さもポイント

　中国時間2019年8月1日，Razerは，光学式スイッチをメインボタンに採用したeスポーツ向けの新型マウス「Razer Viper」（以下，Viper）を世界市場に向けて発売すると発表した。公称本体重量が約69gと，極めて軽いのも特徴だ。
　北米市場における価格は79.99ドル（税別，約8560円）となっている。国内における発売時期や価格は明らかになっていない。

Viperが採用する光学式スイッチのCGイメージ。

　近年，メカニカルキースイッチよりも入力遅延が少ないことをアピールポイントに，キーボードのスイッチに光学式キースイッチを採用する製品が各社から登場している（関連記事）。Viperが採用する光学式スイッチも，仕組みや特徴はキーボード用スイッチと同じで，キーを押し込んでから入力の信号が発生するまでの遅延が短いことが売りとなっている。
　また，7000万回の打鍵に耐えるという耐久性の高さも，Viperが採用するスイッチの特徴であるそうだ。

　マウス自体は，比較的シンプルなデザインをした左右対称形状のワイヤードマウスで，筐体の左右側面にそれぞれ2つずつのサイドボタンを備えている。
　内蔵するセンサーはRazer独自の光学センサー「Razer 5G Optical Sensor」で，トラッキング速度は450IPS，最大加速度は50Gといった具合で，スペック的には同じセンサーを採用するRazer製品と変わらない。

Viperのボディはシンプルな左右対称形状である。Razerのシンボルマーク部分には，Razer Chroma対応のカラーLEDが組み込まれているそうだ

サイドボタンは左右に2つずつあるが，説明書では両側にボタン4とボタン5があると書かれているので，左右で異なる機能を割り当てることはできないのかもしれない

　「Counter Strike: Global Offensive」で活動するeスポーツ選手のEpitácio "TACO" de Melo氏は，1年前からViperの試作機を使っているそうで，手に馴染むボディ形状と光学式スイッチの速さ，そして低抵抗が特徴の布巻式ケーブル「Speedflex cable」の柔軟さを高く評価しているという。
　FPSやTPSをメインにプレイするゲーマーや，とにかく軽いマウスを好むという人には，注目の新製品となりそうだ。

●Viperの主なスペック

• 基本仕様：左右対称形状ワイヤードタイプ
• 搭載センサー：Razer 5G Optical Sensor
• ボタン数：8個（詳細確認中）
• メインボタン耐久性：約7000万回
• トラッキング速度：450 IPS
• 最大加速度：50G
• フレームレート：未公開
• 画像処理能力：未公開
• トラッキング解像度：100〜16000DPI
• レポートレート（ポーリングレート）：1000Hz
• データ転送フォーマット：未公開
• リフトオフディスタンス：未公開
• オンボードフラッシュメモリ：搭載（※最大5プロファイルを登録可能）
• LEDイルミネーション：搭載（※Razer Chroma対応）
• 公称本体サイズ：66.2（W）×126.73（D）×37.81（H）mm
• 公称本体重量：69g（※ケーブル含まず）
• マウスソール：未公開
• ケーブル長：約2.1m
• 対応OS：未公開
• メーカー想定売価：79.99ドル（税別）
• 保証期間：未公開

RazerのViper製品情報ページ（英語）