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2周年を迎えた「蒼天」は,競技性の高い対人戦をウリに大会を開催していく。運営プロデューサーに今後の展開を聞いた
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印刷2012/04/17 00:00

インタビュー

2周年を迎えた「蒼天」は,競技性の高い対人戦をウリに大会を開催していく。運営プロデューサーに今後の展開を聞いた

 アラリオが運営するオンラインアクションRPG「蒼天」が,2012年4月15日でサービス開始から2周年を迎えた。今回4Gamerでは,2周年という節目に立った蒼天が今後どういった方向に進化していくのかを,運営プロデューサーである己越千清氏に聞く機会を得た。

今回は沖縄にいる己越氏に,オンライン通話を使って蒼天のこれまで,これからを話してもらった
 当初の予定では,アラリオ沖縄センターにいる己越氏,そして開発プロデューサーである韓国WeMade Entertainmentのキム・ドンウォン氏に,オンライン通話を利用して話を聞くことになっていたのだが,キム氏の都合がつかなかったため,事前にいただいたコメントを己越氏の話に合わせて紹介してもらう形となった。そのため,インタビューというよりはプレゼンテーションに近い形式になったのだが,ともあれ,今後蒼天がどのように変わっていくのかをお伝えしたい。


バランス調整とサブコンテンツの強化に注力した2011年


2011年9月に実装された死亡谷
蒼天
 まずは,2011年に行われたアップデート内容と,その反響について振り返っていこう。己越氏によると,2011年は主にバランス調整とサブコンテンツの強化に注力していったそうだ。特にバランス調整については,念入りにアップデートを重ねたのだという。
 例えば,9月の「死亡谷」アップデート時にドロップ率の調整を実施したが,プレイヤーからは「レア以外のアイテムのドロップ率が上がっても意味がない」とイマイチ不評な結果になってしまった。そこで,10月に再度調整を実施し,この時点で約半数のプレイヤーから好評を得ることに成功。さらに2012年2月の「蒼天新改」にて最終的な調整を行ったことで,大半のプレイヤーに支持されるバランスになったとのことだ。

 昨年実装された各サブコンテンツもおおむね好評といったところで,中でも「死亡谷」や「研磨システム」は高レベル帯のプレイヤーから大きな支持を得ている。また,効果が期間限定のため利用するプレイヤーがあまり多くなかった「軍馬強化」についても,期間の限定されない「麒麟」「神獣白虎」といった乗り物を実装したことから,多くのプレイヤーが利用する要素となったという。
 一方で,性能は高くともごく一部のプレイヤーしか入手できていない「象」や,戦争で役には立つが「対人戦としての魅力を失ってしまう」と指摘されている「戦車」については,プレイヤーの間で賛否が分かれており,課題の残る要素になってしまったとも述べていた。

課題が残ったという象と戦車
蒼天 蒼天

 こうした2011年のアップデート内容について,キム氏は「蒼天のメインコンテンツは国境戦(戦争)ですが,それに埋没してせっかくのサブコンテンツが楽しまれなくなってしまうのは,ゲームとしてはマイナスです。そのため,昨年はサブコンテンツの強化に注力していました」とコメント。ただ,氏はその結果に満足しつつも,「もう少し早くアップデートを適用するべきでした」と,開発に時間がかかってしまったことを惜しんでいた。


プレイヤー間のレベル格差をなくす施策とともに,1対1の「天下一武道会」を新たに開催


 さて,以上のようなアップデートを経て,蒼天の現況はどうなっているのだろうか。以下に掲載しているログインプレイヤー数の時間帯別グラフを見ると,19〜24時にピークを迎えている。これは,対人戦コンテンツ「戦争」が行われている時間帯なのだが,ではこの時間にログインしているプレイヤーのうち,どのぐらいが戦争に参加している人なのかというと,なんと9割近くにもなるのだそうだ。己越氏によると,蒼天のサービス開始当初から戦争は大きな人気を誇っているそうで,この数字を見ると,今もなおその人気が持続していることが分かる。

蒼天

蒼天
 その一方,新規プレイヤーの流入は昨年から下降傾向にあり,さらに古参プレイヤーと新規プレイヤーとのレベルの格差も広がってしまっているという。戦争に参加可能なレベル45に達する前にゲームを離れてしまうプレイヤーも多く,このままでは,人気コンテンツである戦争を盛り上げることも難しい。

 そこで,アップデート蒼天新改と2周年イベント「赤壁超越」では,新規プレイヤーと古参プレイヤーのレベル格差を埋めることを重視。前者のアップデートで行ったバランス調整で,新規プレイヤーが高レベルを目指すための土台を作り,さらに後者で獲得経験値が大幅にアップするイベントを用意した。とにかく一番のウリである戦争が新規プレイヤーでも遊びやすくなるよう,注力したというわけである。
 こうした施策の甲斐あって,現在では新規プレイヤーの流入も増えてきており,プレイヤー数は回復傾向にあるそうだ。

赤壁超越のイベントで,アイテムドロップ率や獲得経験値を大幅に向上させた

 そして,今後既存プレイヤーや今まで蒼天をプレイしたことのない人に対してもアピールしていくという目玉要素が,4月21日から実施される「天下一武道会」だ。これは,クラス別に1対1での対戦を行う公式オンライン大会で,2012年内には全3回の開催が予定されている。

 蒼天はアクション性が高いタイトルではあるが,大人数がぶつかり合う戦争では,プレイヤースキルよりも人数が重要になりがち。そこで,純粋に腕前を競う場を用意すべく,天下一武道会を開催しようというのだ。キム氏は,「蒼天の対人戦はスキルや通常攻撃を繰り出すタイミング,敵との間合いによる回避行動などが非常に重要になります。これらは,キャラクターのレベルや装備の差をくつがえすほどです」と,本作の競技性の高さをアピールしていた。

蒼天 蒼天

 ここまでなら,「ただの対人戦要素でしょ?」と思うかもしれないが,面白いのは,この天下一武道会を展開していくうえで,運営チームが賞金付きオフライン大会の実施を視野に入れているということ。競技性が高いタイトルだからこその試みとのことだが,MMORPGで賞金付きの大会というのも,なかなか珍しい。
 アラリオによれば,同社がサービス中のFPS「クロスファイア」で賞金付きのオフライン大会を実施したところ,非常に大きな盛り上がりを見せ,新規プレイヤーも増えた実績があるので,そのノウハウを蒼天に生かしていくのだという。
 ちなみに,韓国ではすでに「蒼天リーグ」なるオフライン大会が行われており,観客を沸かせるような名勝負の数々が繰り広げられているそうだ。

蒼天

 2012年内には,もちろんほかにも,さまざまなアップデートが計画されている。まずは,第1回天下一武道会の終盤頃を目処に,いわゆる“オートラン”にあたる「自動移動システム」を実装。
 続いて,騎乗戦闘が可能になる「馬上疾走システム」の実装も予定されている。こちらは,日本の運営チームから「競馬のようなレース要素」も盛り込みたいという要望を開発チームに伝えているので,騎乗戦闘以外の要素も追加されるかもしれないとのこと。

 その次に実装が予定されているのは「業績システム」だ。こちらは,プレイ時間やキル数など,あらかじめ決められた条件を満たすことにより,ステータス補正のボーナスが付与された業績がアンロックされるというもの。己越氏によれば,具体的な取得条件の参考とするため,プレイヤーアンケートも予定しているそうだ。

 対人戦コンテンツとしては,週末限定の「国家別攻城戦」の実装が予定されている。これは日本運営チームの企画によるコンテンツで,魏/蜀/呉の各国ごとに国内のトップを決める対人戦になるらしい。これまでは国同士の対戦しかなかったので,同じ国の猛者相手に戦えるのは嬉しい要素だろう。

蒼天

 以上のように,2012年以降の方向性としては,「対人戦コンテンツ」「高レベル向けコンテンツ」「新規流入施策」のさらなる強化を目指すという。
 今後のアップデートについて,キム氏は「新しい戦場,新しい拠点,新しいアイテム,新しい属性なども実装し,既存の国境戦以外にも,面白い要素をゲームに追加していくことが目標です」とも,意気込みを述べていた。

蒼天 蒼天
蒼天 蒼天
蒼天 蒼天
2012年7〜8月ごろに実装を予定している新たなアバターアイテムも見せてもらった
蒼天


日本のプレイヤーの意見が全世界の蒼天に影響
天下一武道会ではチーム戦も準備中?


4Gamer:
 蒼天は韓国で開発されているタイトルですが,今回のお話を聞いた感じでは,「国家別攻城戦」のように,日本側からの要望に応じて実装,修正されている部分も多い印象を受けますね。

蒼天運営プロデューサー 己越千清氏
己越千清氏(以下,己越氏):
 通常であれば,韓国で開発されたアップデート項目から,日本側でどれかを選んでローカライズしていくという形になるかと思います。ですが,蒼天は開発会社と一緒に「今回,どのようなアップデートをしていきますか?」という点から相談をしているので,日本の意見を盛り込めています。

4Gamer:
 そこまで密に運営と開発がやりとりをしているんですか。ちなみに,蒼天は日本,韓国以外ではどこでサービスされているんでしょう?

己越氏:
 ほかには中国,台湾,それと東南アジアでもサービスされています。

4Gamer:
 というと,各国の要望を最初から盛り込んで開発という形になっているのでしょうか。それとも,その中でも日本の意見はとくに強く反映されているんですか?

己越氏:
 日本のフィードバックの影響がかなり大きいと思います。文化の違いなのか,日本のプレイヤーは「ここをこうやったほうが良いです」というような,具体的で細かな指摘をしてくださるので,開発チームとしては非常に助かっているようです。そのため,日本チームからの要望を聞いてもらいやすい環境になっています。

4Gamer:
 「日本からの意見が全世界の蒼天に影響を与えている」と考えると,日本のプレイヤーにとっては要望の送り甲斐がありそうですね。

己越氏:
 バランス調整もそうですが,日本の要望から企画されたものについて,韓国で実装された時も大きな不満は出ていません。世界的に通じるような良いご意見を,日本のプレイヤーの皆さんからいただいているのかなと思います。

4Gamer:
 先ほどお話しいただいた今後の展開で気になるのは,やはり天下一武道会です。日本でのサービスにおいて,MMORPGで対戦要素にフォーカスを当てていくというのも,あまり見ない試みですし。

己越氏:
 韓国では「蒼天リーグ」が非常に盛り上がっているので,それを日本にも持ち込みたいのです。韓国の場合,大会専用のサーバーを用意して,大きな会場を使ってオフライン大会が開催されているほどなんですよ。

4Gamer:
 韓国では,蒼天のようにMMORPGで対人戦の大会が行われるケースは多いんですか?

己越氏:
 ネットカフェで行われる大会であればともかく,大きなリーグを開催しているタイトルは,あまり思い当たりません。
 日本でも好評なようであれば,1対1の対戦以外にも,ギルド単位での対戦など,新しいルールを追加できるかもしれませんし,ぜひ流行ってほしいですね。

4Gamer:
 チーム戦が行われたら,それもまた盛り上がりそうですね。

己越氏:
 ええ。そのためにも,まずは1対1の対戦を成功させる必要があります。私達にとっても初めての試みですが,盛り上げられるだけ盛り上げていきますよ。

4Gamer:
 ところで,蒼天のプレイヤーはどれくらいの年齢層が中心なんですか?

己越氏:
 社会人の方が中心で,30代ぐらいの方が多いですね。

4Gamer:
 となると,オフライン大会がどういった雰囲気になるのか気になるところですね。オンラインFPSの場合はかなり若い層が集まりますけど,それとは違った感じになりそうです。

己越氏:
 確かに,どうなるんでしょうね。年齢的に,飲み会をやるような流れになるかもしれません(笑)。とはいえ,オフライン大会の積極的な展開で,若い方ももっと増えてくれると嬉しいです。蒼天はまだ2周年の若いタイトルですし。

4Gamer:
 賞金付き大会が実現すれば,若い層への強いアピールになりそうです。
 最後に,4Gamer読者や蒼天プレイヤーに向けて,メッセージをお願いします。

己越氏:
 はい。プレイヤーの皆さん,いつも蒼天をご愛顧いただき,ありがとうございます。
 運営チームとしては,今後もアクションゲームや三国志が好きな方に満足いただけるような,さまざまなアップデートやイベントを計画していきたいと思っています。そのためには,何よりも皆さんからのご意見が欠かせません。「こうしてほしい」という要望があれば,どんどん送ってください。できるだけご意見を取り入れて,より良いゲームにしていきますので,これからもよろしくお願いします。
 キムさんからもメッセージをいただいているので,最後に紹介させてください。

蒼天開発プロデューサー キム・ドンウォン氏
 蒼天は,対人戦によって面白さが倍増するゲームです。プレイヤー間の駆け引きや,手に汗握る対決,そして勝利する喜び。まだ蒼天をプレイしていない方は,そういったものをぜひ感じてみてください。多くのコンテンツが皆様の参加を待っています。
 蒼天2周年,皆様のご愛顧を心より感謝申し上げます。


4Gamer:
 本日はありがとうございました。

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