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なんと7か月ぶり。AMDが公式最新版ドライバ「Catalyst 15.7」を公開
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印刷2015/07/09 12:19

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なんと7か月ぶり。AMDが公式最新版ドライバ「Catalyst 15.7」を公開

 2014年12月の「Catalyst Omega」以来,実に7か月ぶりとなる公式最新版ドライバスイート「Catalyst 15.7」が,北米時間2015年7月8日付けでAMDから公開となった。Catalyst 15系で初めてのMicrosoftのWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)通過版は,Radeon R9 FuryシリーズとRadeon R9 300シリーズに対応する初の公式版Catalystとなり,また,32/64bit版Windows 8.1&7に加え,現時点の対象製品はGPUに限られるものの,32/64bit版Windows 10 Technical Previewにも対応した初のCatalystになるのがポイントだ。

 すぐに入手したい人は下に示したリンクからどうぞ。

32bit版Windows 10用Catalyst 15.7(161MB)
64bit版Windows 10用Catalyst 15.7(234MB)

32bit版Windows 8.1用Catalyst 15.7(216MB)
64bit版Windows 8.1用Catalyst 15.7(286MB)

32bit版Windows 7用Catalyst 15.7(215MB)
64bit版Windows 7用Catalyst 15.7(286MB)

32bit版Windows 10用Catalyst Notebook 15.7(161MB)
64bit版Windows 10用Catalyst Notebook 15.7(234MB)

32bit版Windows 8.1用Catalyst Notebook 15.7(216MB)
64bit版Windows 8.1用Catalyst Notebook 15.7(286MB)

32bit版Windows 7用Catalyst Notebook 15.7(215MB)
64bit版Windows 7用Catalyst Notebook 15.7(286MB)

32/64bit版Windows 10・8.1・7用Catalyst Chipset Driver(49MB)

4Gamerの最新ドライバリンクページ

 「Display Driver」のバージョンは15.200.1046.0000(1507041019-15.20.1046-150622a-186188C)。6月にリリースされたRadeon R9 FuryシリーズおよびRadeon R9&R7 300シリーズ専用ドライバは15.150.0.0000(1506171205-15.15-150611a-185474E)だったので,それよりも確実に新しくなっている。

 冒頭で紹介したトピック以外の新要素は,例によって本稿の最後に箇条書きでまとめたが,Virtual Super Resolution(VSR)を,最近のGPUほぼすべてで利用できるようになったり,NVIDIAの「Frame Rate Target」対抗となる新機能「Frame Rate Target Control」(FRTC)が追加されたりと,さすがにアップデートの規模は大きい。待望の公式最新版ということで,対象となるRadeonやAPUを使っているなら,自己責任でアップデートするだけの価値はあると紹介してよさそうだ。


#### 以下,英文リリースノートまとめ ####

●Catalyst 15.7の対応GPU
  • Radeon R9 Furyシリーズ
  • Radeon R9 300・200シリーズ
  • Radeon R7 300・200シリーズ
  • Radeon HD 8000シリーズ
  • Radeon HD 7000・7000Aシリーズ
  • Radeon HD 6000・6000Aシリーズ
  • ATI Radeon HD 5000シリーズ
  • Radeon R9 M200シリーズ
  • Radeon R7 M200シリーズ
  • Radeon R5 M200シリーズ
  • Radeon R3 M200シリーズ
  • Radeon HD 8000M・8000D・8000Gシリーズ
  • Radeon HD 7000M・7000D・7000Gシリーズ
  • Radeon HD 6000M・6000D・6000Gシリーズ
  • ATI Mobility Radeon HD 5000シリーズ
  • AMD A-Series APU with Radeon R7・R6・R5・R3 Graphics


●Catalyst 15.7における新要素
・Windows 10対応
  • Graphics Core Nextアーキテクチャを採用するGPUで,Windows 10 Technical PreviewのWDDM 2.0に完全対応。ただし,KaveriおよびGodavari,Carrizoはサポート対象外となる(※製品版Windows 10用ドライバは2015年7月29日リリース予定)
  • 安定動作のために,Windows 10 Technical Previewは最新版ビルドの利用を推奨

・Virtual Super Resolution(VSR)の拡張
  • ディスプレイ解像度を超える解像度でレンダリングを行い,表示する時点で縮小するSuper Samplingをドライバレベルで適用することにより,高精細な出力を行おうとするVSRの対応GPUが増えた。Catalyst 15.7ではRadeon R9 Furyシリーズ,Radeon R9 300&200シリーズ,Radeon R7 300&200シリーズ,Radeon HD 7900・7800シリーズ,Radeon HD 7790と,A6-7400K以上のAMD A-Series APUが対象製品となる。ノートPC向けGPUとAPUは対象外
  • ディスプレイ解像度および垂直リフレッシュレートごとのVSR設定はのとおり

※4K解像度はRadeon R9 FuryシリーズとRadeon R9 285のみ対応
画像集 No.002のサムネイル画像 / なんと7か月ぶり。AMDが公式最新版ドライバ「Catalyst 15.7」を公開

・Frame Rate Target Control(FRTC)の対応
  • Windows 10環境で,ゲーム中のフレームレート上限を設定するFRTCに対応。GPUの消費電力や発熱,ファン回転数(≒ファン動作音)の低減に寄与するとされる

・FreeSyncとCrossFireの拡張
  • DirectX 10以降のAPIを採用したアプリケーションにおいて,CrossFire構成時のFreeSync利用が可能になった。なお,現時点でDual Graphicsは対象外

・CrossFireの拡張
  • 「ALIEN: ISOLATION」「Assassin's Creed Unity」「Battlefield Hardline」「The Crew」「Dying Light」「EVOLVE」「Far Cry 4」「FIFA 2015」「Grand Theft Auto V」「GRID Autosport」「Lords of the Fallen」「Project CARS」「Ryse: Son of Rome」「Sid Meier's Civilization: Beyond Earth」「Talos Principle」「Total War: Attila」「The Witcher 3: Wild Hunt」に向けたCrossFireプロファイルの追加または更新


●Catalyst 15.7における性能向上
  • Radeon R7 200シリーズ以上を搭載する環境において,「Far Cry 4」で最大7%
  • Radeon R7 200シリーズ以上を搭載する環境において,「TOMB RAIDER」で最大10%


●Catalyst 15.7で解決した問題
  • 「Second Life」でハードウェアスキニングを有効化するとアバターの描画がおかしくなる問題
  • 「Star Trek Online」でMSAAを有効化すると,ブロックが描画される問題
  • HDMI接続となるディスプレイ3台で3x1のSLSアレイ(=Eyefinityで構築した,1枚の大きな仮想デスクトップ)を構築すると,画面に何も表示されなくなる問題
  • ゲームエンジン「Leadwerks」で,「Pure Virtual Call」というエラーメッセージとともにアプリケーションがクラッシュする問題
  • Radeon R9 285のCrossFire構成時にS3/S4ステートから復帰するとき,システムがハングしたりBSoDになったりする問題
  • CrossFire構成時,ゲームをプレイしながらFirefoxでYouTube Mixも利用していると,YouTube Mixが次の曲に移るとき,TDR(Timeout Detection Recovery)エラーが発生する問題
  • 「ALIEN: ISOLATION」で,Vsyncを有効化してもテアリングが生じる問題
  • Radeon搭載環境で,Catalyst Control Centerの「Enforce Smooth Video Playback」(強制的になめらかなビデオ再生を実行する)にチェックが入っていないと,「Video Quality」(品質)メニュー以下の設定を利用できなかったり,設定内容を保持できなかったりする問題
  • ポートレートやランドスケープといったディスプレイモードの変更後に,Eyefinityを有効化すると,画面に何も表示されなくなる問題
  • Eyefinity環境でCrossFire構成を無効化すると,プライマリディスプレイ設定が保持されないことのある問題
  • デュアルGPUベースのシステムをDisplayPort 1.2 MST仕様の4Kディスプレイと接続しているとき,CrossFireを有効化したり無効化したりすると,デスクトップの半分に何も表示されなくなることのある問題
  • シングルおよびマルチGPU構成時に,「Dragon Age: Inquisition」で若干のスタッター(≒描画のつっかかり)が起こることのある問題
  • 関連タイトル:

    AMD Software

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