ニュース
ノートPC用GeForceにもR195 WHQL。「Notebook Driver 195.62」が公開
対応製品は,GeForce 8M以降の単体GPUと,ノートPC向けでDirectX 10対応以上のQuadro FX/NVSシリーズ単体GPU,ノートPC向けのグラフィックス機能統合型チップセット。入手したい人は,下に示したリンクを使ってほしい。
なお,導入に当たっては,いくつか注意事項がある。下記に掲載しておくので,併せて参考にしてもらえれば幸いだ。
→Windows XP用Notebook Driver 195.62(116MB)
→32bit版Windows Vista/7用Notebook Driver 195.62(116MB)
→64bit版Windows Vista/7用Notebook Driver 195.62(144MB)
→4Gamer最新ドライバリンクページ
●Notebook Driver 195.62に関する注意事項
- Intel製チップセットを搭載し,HybridPowerに対応したノートPC,Acer「Aspire 7530」,BenQ「Joybook S42」,Fujitsu Siemens「Amilo Xi 3650」,MSI「EX630」,Toshiba America「Qosmio X305-Q706」「Qosmio X305-Q708」には非対応(※リリースハイライトより。英文リリースノートによれば,Aspire 7530とEX630はNVIDIA製チップセットを搭載しており,HybridPowerをサポートするとのこと)
- ソニー「VAIO」シリーズのノートPCは非対応
- 富士通製ノートPCは非対応(※富士通シーメンス製品には対応)
- Lenovo「ThinkPad」シリーズのノートPCは非対応
- 本バージョンのリリース日以降に発表されたすべてのノートPCは非対応
- ドライバのアップデート前には,システムのバックアップを取ることを推奨
- Dell製ノートPC「Inspiron 420」「XPS M1330」「XPS 1530」「Latitude D630/D630c」のユーザーには,ドライバアップデートに先立って,NVIDIAから提供される「Recommended Software Update」の適用を強く推奨
重要なことから先に述べておくと,英文リリースノートを見る限り,11月18日の記事で紹介した「Notebook Driver 195.55 beta」から,追加のバグフィックスは行われていない。195.55 BetaドライバをベースにWHQL認証を通し,デスクトップPC向けドライバとリリース番号を揃えたものだという理解でよさそうである。
ただ,Release 190/191世代を飛ばして,Release 186からの大幅なジャンプアップとなった今回の195.62版ドライバだけに,公式最新版グラフィックスドライバとしてのトピックには事欠かない。主立ったところだけでも,
- 次世代Flash Playerプレリリース版「Adobe Flash Player 10.1 prelease」利用時におけるハードウェアアクセラレーション対応
- Windows 7におけるDirectCompute新規サポート
- OpenGL 3.2新規サポート
- OpenCL 1.0新規サポート
- CUDA Toolkit 3.0のサポートとCUDAパフォーマンスの引き上げ
- 「GeForce GT 240M/230M/220M」「GeForce G 210M」「ION」「ION LE」の新規サポート
- 200以上のバグフィックス実施
といった具合である。
これは今に始まったことではないが,ノートPC用ドライバの導入に当たっては上記のとおり注意事項があるなど,デスクトップPC向けのGeForce/ION Driverと比べると少々ハードルは高い。ドライバの更新作業が100%自己責任となる点も,注意が必要だろう。
しかし,最新世代のゲームタイトルをプレイしたり,最新の機能を使ったりするに当たって,避けて通れない道なのも確かだ。導入するドライバはWHQL認証版だけと決めているノートPCのユーザーにとっては,間違いなく重要なリリースだとまとめておきたい。
- 関連タイトル:
GeForce Driver
- この記事のURL:
Copyright(C)2011 NVIDIA Corporation