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2015年のテーマは「ECOMAGINATION」。“Kawaii”をキーワードにしたさまざまな新要素が発表された「ECO祭2014&ECO★サミット vol.2」をレポート
毎年恒例となったECO祭だが,今年も2次創作イベント「ECO★サミット vol.2」が併催されたほか,物販ブースや撮影コーナーなどに加えて多数のライブステージが行われた。入場フリーということもあってか,昨年を超える多くのファンが集まった,2014年のECO祭の模様をレポートしよう。
物販ブースではCDやECOくじなど多数のECOグッズのほか,サカモト教授などゲストのCDも販売されていた。2次創作イベント「ECO★サミット vol.2」では行列ができるサークルもあり大盛況だった | |
ARを使ったコーナーもあり,アルマモンスターの記念撮影やARスタンプラリーにチャレンジするプレイヤーも |
イベントの模様はニコニコ生放送で生配信されていたので,興味のある人はタイムシフト視聴などでチェックしてみるのもいいだろう。
ECOサウンドで彩る特別ライブステージが実現
全ユニット勢揃いの夢のスペシャルセッションも!!
今年のECO祭は2部構成になっており,1部ではガンホー社員で構成された音楽ユニット「F-SHINE」と市野ルギアさん率いる音楽ユニット「赤魂」によるメタルライブ,ニコニコ動画を中心に活躍するミュージシャンサカモト教授のECOゲームミュージックアレンジライブ,そしてECOサウンドを手がけてきた音楽ユニット「ACE」によるACE SPECIAL LIVEの三つのライブが開催された。続く,2部ではWEBで配信されているECO応援番組「アクロニア学院 ECO部 活動中!」の公開生放送や,9thアニバーサリーソングを担当した石田耀子さんのスペシャルライブ,そしてスペシャル発表会が行われた。
先日実装された都市攻略戦で流れる「ARISE」を含む4曲を熱演。熱のこもったライブではあったのだが,端っこで黙々とカレーを食べている寺田教授が妙に印象に残るステージだった | |
サカモト教授は,4月に開催された「ニコニコ超会議3」で披露した8ビット風メロディーアレンジのECOメドレーのほか,アルバムから「HOME」など4曲を生演奏 | |
ACE SPECIAL LIVEでは,ECO楽曲のマル秘話なども披露された。ライブで野菜を持ったコーラスが登場した「Sunshiny days」については,「農場の曲なので野菜楽器で演奏しよう」といろいろな野菜で試みたそうだ。しかし,どれも失敗続きで,最終的にピーマンにお米を入れたパーカッションもどきで演奏したのだが,1曲演奏したらスタジオがお米だらけになり,掃除が大変だったのだとか |
ライブステージのラストには,3ユニットが勢揃いしたスペシャルセッションも行われた。曲はECOプレイヤーにとってもっともなじみの深い「The World of Curiosity」 | |
「アクロニア学院 ECO部 活動中!」の公開生放送にはパーソナリティの三上枝織さん,山下まみさん,そしてスペシャルゲスト大久保瑠美さんが出演し,お約束の焼き肉トークや互いの女子力を賭けた対決,ミニドラマの生アフレコなどで会場を笑いの渦に巻き込んでいた | |
石田耀子さんのスペシャルライブでは,7th,8th,そして9thアニバーサリーソングの3曲を熱唱 |
2015年のECOのテーマは「ECOMAGINATION」
“タイ兄さん”を始め,10周年へ向けての展望を明らかに
スペシャル発表会では,2015年のECOの展望が寺田氏と榊田氏によって発表された。
2015年のECOのテーマは「ECOMAGINATION」。ECOと想像力(イマジネイション-Imagination)を組み合わせた造語だ。この言葉は,来年のECOを考えたときに「ECOとは何か」というところを突き詰めてみたところ,「想像力のゲームではないか」というところに辿り着き生まれたのだという。
具体的な内容は「バトル・レベルアップ」「イベント」「おしゃれ」の三大要素で構成されており,それらをまとめたのが“Kawaii”というキーワードだという。この“Kawaii”に裏打ちされた三大要素を延ばしていくことが,2015年のECOというわけだ。
最初に発表されたのは,“Kawaii”筆頭のパートナーと一緒に遊べるコンテンツ「パートナープロテクト」。これはプレイヤーがパートナーに指示を出し,プレイヤーキャラクターを守るタワーディフェンスのようなコンテンツで,サポートできるオブジェクトなどを設置できる予定だという。「パートナープロテクト」単体で遊べるようなコンテンツになる予定だ。
続いては,バトルやレベルアップに関わるコンテンツ「アトラクションクエスト(仮)」。クエストとあるが,パートナーと協力して挑むミッションクリア型のコンテンツらしい。味方は自立して動くことになるため,それに合わせて連携,サポートできるように動く必要がありそうだ。
また,このコンテンツではまれに,「アナザー」という敵対すると超強敵になるというキャラが登場し,新要素「アナザークロニクル」で重要な役割を果たすとのことだ。
その「アナザークロニクル」とは,デュアルジョブとは違う新たなパワーアップ要素で,それぞれのアナザーが持つ力はすべて固有の能力だという。この力を得る方法は,「アナザークロニクル」を装備することだが,どのように入手できるのだろうか。
なお,力を得ることで,特殊スキルが使用可能になったり,ステータスがアップしたりと,かなりのパワーアップが図れるが,効果は一定時間で切れてしまうという。それぞれ派手なエフェクトも用意されていて,好きなエフェクトが選べるようにしたいと寺田氏は話していた。
次におしゃれ関係のコンテンツとして,「3次職Lv75帯の職服」が発表された。さらに拡張したモンスタースタンプ帳と,その景品として移動速度の上がる装備の実装,そしてお顔スイッチャーやモーションの追加などが公開された。
モーションは任意でループできるように開発を進めているという。さらに手軽にファッションショーができるシステムも企画中で,過去のECO祭で行われていたようなものを,自動で参加者自身が見られるようなものになるらしい。
「直接おしゃれには関係ないかも」と前置きして発表されたのが倉庫の拡張だ。現在の倉庫は非常にややこしいので,すっきり整理することにしたという。荷物が多い,おしゃれプレイヤーに朗報だろう。
加えて飛空庭や飛空城の家具設置枠の拡大も発表され,会場のファンから拍手が起こった。さらに「飛空嬢」の設置も発表された。飛空嬢は,飛空城の機能の管理を行うメイドさんのような位置のキャラクターで,ストーリーや成長要素も入れたいそうだ。
また2015年からはECOくじが永続販売されることになり,またトップレアが固定化されることになるという。「タイミングを逃して入手できる機会をなくすということがなくなり,トップレアを入手できる機会が増えると思います」と寺田氏は話していた。
続いてストーリー周りの展開について,まずキャストキャラクターについて公開された。守護魔は季節イベントのナビゲーター,アルマは今夏実装されたチュートリアルでそれぞれ活躍している。ロアについては,今後のイベントのナビゲートキャラクターとして登場させることを予定しているとのことだ。今年の通年イベントに登場する御魂が気になるところだが,なんと2014年の通年イベント「空飛ぶ工房とフシギな武器」は2015年1月より永久実装となり,いつでも会えるようになる。
となると,気になるのが2015年の通年イベントだ。そこで発表されたのが「ECO総アルマ化計画」。会場から大きな拍手で迎えられたこの計画は,まだアルマ化されていないモンスターをアルマ化しようというもの。寺田氏も笑いながら「何年かかるかな?」というほど壮大な計画だ。一方で,フィールドボスなど一部のモンスターについては,アルマ化できないものもあるようだ。
それぞれ個別にストーリーがあり,基本的にはこれまでの通年イベントと同様だが,最初から永久実装になる。1か月に1話が実装され,何話かクリアするとアイテムも手に入るらしい。また,カメラワークやメッセージウィンドウの出現場所など,物語を楽しめるよう演出部分も強化していくとのことだ。
注目の通年イベントタイトルは「タイニーカンパニー〜人材発掘編〜」。プレイヤーはタイニーカンパニーという会社に就職するという設定になるという。会社の代表は寺田氏も「むちゃくちゃ怪しい(笑)」というほどの人物で,その名を“タイ兄さん”。その姿を公開するや会場は大爆笑。
「これだけでおしまいにしたら,たぶんフルぼっこにされるので」と話した寺田氏は,2015年最初のアルマを発表し,またまた大爆笑。そのキャラクターはなんと,ブリキングRX1だったのだ。「いつから僕が男だと思っていた?」とさらに会場を沸かせる榊田氏。寺田氏によると「どうやっても可愛くならないとデザイナーさんが夢に見るほどまで悩み,2週間ぐらいしてようやく『降りてきた』」というデザインのごく一部を公開した……ものの,タイ兄さんのせいでほとんど分からない。「こういう人(?)なんです」と榊田氏がコメントしたとおり,タイ兄さんはだいぶやっかいなキャラのようだ。とにかく,元のブリキングと違い,可愛いアルマになるっぽいので期待したい。
そのほかに実装時期は未定だが,イリスカードの展開やスロット追加,都市攻防戦の拡張なども行いたいとのことだ。
また,2015年はECO運営10周年ということで,記念プロジェクトが多数企画されているという。例えばコラボについては「新コラボに限らず,これまでコラボしてきたタイトルと何かできたら」と榊田氏が構想を話していた。とはいえ,まだどれも確定ではないので今後の発表を待とう。
最後に榊田氏は,「今日は皆様と9周年をお祝いできて感激しています。10周年,15周年を迎えられるように末永く続けていきたいと思いますので今後もよろしくお願いします」とコメント。寺田氏も「9年も続けてこられたのは,ユーザーの皆様がECOを愛してくださったことが一番大きいと感じています。来年は10周年となりますが,15年,20年と続けていきたいなと,今日,改めて思いました。9周年に関しては本当にありがとうございました。10年目に向けて頑張ります」と述べ,ECO祭を締めくくった。
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