法を守るか破るかはあなた次第。クライムMMO「All Point Bulletin」の発売は2010年3月か？

　ゴロツキがうろつくダウンタウンで，ギャング団の一員となって犯罪に走るか，そんな連中に法を遵守させようとするか，自由な生き方が選べるクライムアクションMMO「APB: All Point Bulletin」（以下，APB）の発売は2010年の3月頃になりそうだ。


　これは，海外ゲーム情報サイトMCVが現地時間7月22日，デベロッパのRealtime Worldsから独自に得た情報として掲載した記事によるもので，現在のところリリース日に関する正式な発表はない。もっとも，公式サイト（要年齢認証）のFAQによれば2010年第一四半期に発売される予定となっているので，信憑性はそれなりに高そうだ。事実とすれば，2005年の制作発表以来，実に5年の歳月をかけて開発が続けられた本作が，ついにプレイできるというわけだ。

　APBは，犯罪が日常茶飯事の物騒な町，San Paroを舞台にしたリアル指向のMMORPGだ。プレイヤーは，この町で生きるにあたり，まず最初に犯罪者（Criminal）となるか，法を遵守する者（Enforcer）となるかを選択しなければならない。
　Criminalとなったプレイヤーは車を盗んだり銀行に押し入ったりとアウトローな生活を送ることになり，一方，Enforcerを選択したプレイヤーは，町の治安を維持するため犯罪者達に法の何たるかを教え込まねばならないのだ。


　本作の開発にあたっているゲームデベロッパのRealtime Worldsの創立者の一人，David Jones氏は，名作の誉れ高い「Lemmings」や，犯罪アクションとしてヒットを飛ばした「Grand Theft Auto」「Grand Theft Auto 2」の開発を担当していた人物であり，APBも「MMO版のGTA」などと言われている。
　現在Realtime Worldsの公式サイトでは，βテスターの登録が行われているが，テストの開始時期や期間などは今のところ未定になっている。


　ちなみに，Electronic ArtsがRealtime Worldsを買収しようとしているらしいという噂も上がっているようだ。EAはAPBの欧米におけるパブリッシャに決定しているため，これもまた，それなりに確度がありそうな話に聞こえるが，どうなのだろう？