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「アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ」,日本での発売日時が公開に。PS5,XBOX版は7月9日0:00より,PC版は同23:00より遊べる
ユービーアイソフトは2026年7月6日,「アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ」に関して,発売直前情報を公開した。日本での発売開始日時は家庭用ゲーム機版が7月9日0:00,PC版が同23:00になる。また,東京と大阪では交通ビジョン広告の展開がスタートしている。
本作は,海賊黄金時代の栄光と終焉を描き,「アサシン クリード」シリーズ最高傑作との声も大きい「アサシン クリード 4 ブラック フラッグ」を,最新のAnvilエンジンによって再構築したリメイク作品だ。
ローンチに先がけてプレビュービルドをプレイする機会を得たので,レポートをお届けしよう。それにしても,「リメイク」ではなく「RE:シンクロ」と名付けるあたりが,実にアサクリらしくていいじゃない?
※本稿の内容・画像はすべてプレビュービルドに基づくものです。開発中のため,製品版では修正が加えられる場合があります
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いざ海賊黄金時代のカリブ海へ
さて,本稿が無事に掲載されているということは,筆者はカリブの自由と略奪の海から逃れられたということだ。簡潔に言えば,ハマりすぎて原稿の締め切りを忘れそうになった。
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時間を遡ると,4Gamer編集部から依頼を受けたとき,「オリジナル版(アサシン クリード 4)をほとんど遊んでないけど大丈夫かな」なんて不安を感じていたが,その心配は杞憂だった。
リメイク作品ではあるが,オリジナル版を知らなかったとしても,存分にエンターテインメントを提供してくれることを身をもって知ったからだ。
まずは,本作の主人公を紹介したい。彼の名はエドワード・ケンウェイ。
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エドワードを一言で表すなら,「おおよそ地元に1人いる,ちょっとヤバい先輩」だ。自由奔放で周囲の制止は考慮に入れず,自分のやりたいことをやりたいようにして,惚れた女性にはとことん一途。ここまでは,それなりにいる地元の先輩である。
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だが,「俺はこんなもんじゃない。マジでビッグになって,マジでお前のこと幸せにするから」と衝動に駆られ,実際に行動に移してしまうあたりが,彼を「地元に1人」枠へと押し上げる。
裕福とは言えずとも安定した生活を捨て,婚約相手のキャロラインを残し,カリブ海の私掠行為へ身を投じる。本人はいたって真面目だが,周囲からは相当な向こう見ずに映るだろう。その人間性もまた,本作の大きな魅力である。
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そんな主人公像はプレイフィールにも反映されており,実にワイルド&自由だ。カリブの大海原をジャックドー号(エドワードが船長を務める海賊船)で駆け抜け,要塞化された砦を襲撃し,スペインやイギリスの軍艦を襲って略奪。島々を巡って財宝を狙い,沈没船を探索する。まさに絵に描いたような,海賊気分を味わえる。
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これだけでは純粋な海賊アクションアドベンチャーだが,そこに「アサシン クリード」たらしめる要素がきれいに融合する。フリーラン(パルクール),ステルス,暗殺,シンクロといったゲームシステムに始まり,物語が進むにつれ,シリーズのテーマ「アサシン教団とテンプル騎士団の戦い」という強大な流れに巻き込まれていく。
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重要なポイントは,単にオープンワールドでシームレスな体験を謳うだけでなく,海賊でありアサシンでもあるエドワードを,実際のゲームプレイを通じてシームレスに描くことだ。
せっかくのオープンワールドなのに,やたら行ける場所が制限されていたり,実質的な行動の幅が狭かったりするようなこともない。かくいう筆者は「チュートリアルが少なめ?」なんて思っていたが,段階的なチュートリアルを含む序盤のメインストーリーを完全に無視し,勝手に大海原に漕ぎ出していたのが理由だった。
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というのも,入手直後のジャックドー号はお世辞にも強力な船とは言えないので,ちょっとした戦闘でもかなり苦戦を強いられる。火力は出ないし,すぐに沈没してしまう。
とりあえず行けるところは行く,倒せる敵は倒す,強化できる部分は強化する。これが筆者のポリシーだ。そこで船を強化しようと思い立ったものの,強化を頑張りすぎてしまった。
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結果として,堂々と大海原を荒らしまわるジャックドー号が誕生したが,メインストーリーを着実に進める「お利口エドワード」になることを強制するのではなく,「道草エドワード」にもなれる点は実にうれしかった。
突撃! お前の悲鳴が晩御飯
続いては,海上フィールドの代表的なアクティビティである私掠行為(海戦)の流れを紹介しよう。
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ジャックドー号で大海原に踏み出せば,至るところにスペインやイギリスの軍艦が航行している。彼らは敵対関係なので勝手に争っていることもあるが,特定の地域やシチュエーションを除き,基本的にこちらから攻撃をしなければ,プレイヤーとは敵対しない。
襲撃前には望遠鏡を使い,まずは目標を見定める。敵船にもクラスがあり,攻撃性能や耐久力が異なるからだ。とくに最上位クラスの戦列艦(戦艦)は,生半可な状態では太刀打ちできない強敵である。また,制圧した際に獲得できる物資も判別可能だ。
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ジャックドー号には,効果や攻撃範囲の異なる複数の武器が搭載されており(船のアップグレードにより追加されるものもある),これらを駆使して敵船を攻撃していく。もちろん敵も反撃してくるが,船の操舵による回避や防御などでダメージを抑えながら立ち回る必要がある。
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敵船にダメージを与えて航行不能状態にすると,接舷して移乗襲撃が可能になる。意気揚々と部下の海賊たちと乗り込み,敵船の乗組員たちと船上の大乱闘を繰り広げるわけだ。
乗組員には士気が設定されており,相手を倒す,船上の物資を破壊する,マストに掲げられた国旗を切り取るなどの行為により,徐々に低下していく。士気ゲージが尽きると敵は降伏し,制圧できるという流れだ。
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敵船を制圧すると,その資材を使ってジャックドー号の耐久力を回復させるか,物資だけを収奪して乗組員を解放し,手配レベルを下げるかを選択できる。基本的には前者を選択しがちだが,軍艦への攻撃行為を続けていると手配レベルが上昇し,海賊ハンターが執拗に追跡してくるようになるため,状況次第では解放も選択肢に入れたい。
また,ストーリーを進めていくと,エドワードは自前の艦隊を持てるようになるが,制圧した船を部下に託して艦隊の一員にすることも可能だ。艦隊は一定の条件を満たすことで,交易や巡回任務に送り出せる。
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海上のアクティビティは,ほかにもある。サメを狩猟したり,砦に襲撃をかけたりと何をやってもいい。最新技術のグラフィックスで描かれるカリブ海はとても美しく,ただ船旅をしているだけでも楽しい。
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現代風に再構築されたアクションは爽快感抜群
エドワードの冒険は海上だけではない。陸ではアサシンとしての側面が強調されるが,手段を選ばない海賊らしいアクションも満載だ。
全体的なメカニクスはシリーズ最新作らしく,スタイリッシュでレスポンスがいい。軽快なフリーランや暗殺はもちろん,オリジナル版にはなかった任意のしゃがみ移動も追加され,しっかりとモダナイズを果たしている。
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本作はレベル制ではないため,特定の敵や条件を除けば,基本的にどの敵も一撃で暗殺可能だ。草むらを活用したり,煙幕で視界を奪ったり,視界の及ばない高所から仕留めたりと,アプローチの方法は多岐にわたる。
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だが,いざ直接的な戦闘となれば,エドワードの海賊たる一面が牙を見せる。2本の剣とピストルを中心にさまざまな小道具も駆使し,荒々しいながらも爽快な戦闘を繰り広げられる。
ジャストなタイミングで攻撃をパリィすれば,敵は無防備になり,テイクダウンで即座に排除できる。そのほか,蹴り飛ばして壁に激突させる,足をすくって転ばせるといった攻撃アクションもあり,剣や斧で斬りかかろうとする相手にピストルを撃ち込むといった海賊らしい外道な振る舞いも楽しめる。
ここで面白いのが,単調に同じ攻撃を繰り返すと敵が学習することだ。「ちょっと断末魔も聞きたいし,崖から蹴り落としてやろうかな〜」なんて舐めたキックを繰り返していると,回避行動やカウンター攻撃を繰り出してくるようになる。
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慣れないうちは苦戦することになるかもしれないが,アクションの方向性が分かればバッタバッタと敵をなぎ倒していく快感が生まれてくる。
そのうえで,遠距離から攻撃を仕掛けてくるマスケットを持った敵や,ブランダーバス(現代風に言えばショットガン)を構える敵など,飛び道具でエドワードを追い詰める存在が絶妙なアクセントになっている。
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海賊としてのエドワード,アサシンとしてのケンウェイが常に共存し,プレイヤーの成長と戦略が直結するアクションを採用している。近年のシリーズ作品に導入されたレベル制のシステムとは異なる,明確な方針が打ち出されているように感じた。
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蘇ったカリブ海は再会も初めての船出も歓迎してくれる
魅力的なキャラクターやストーリーにも触れたいところだが,オリジナル版を知る人には驚いてほしいし,そうでない人にはまっさらな状態でプレイしてもらいたいと思っている。
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いい年をした本当にどうしようもない海賊たちの友情。カリブに生きる者の自由と責任,信頼と裏切り。そのすべてを個性の塊のような登場人物たちが紡ぐ物語。エドワード自身も義理堅く,いいヤツではあるのだが,その行為は称賛に値するものではない(現代の価値観では)。
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本作には,オリジナル版のメインライターであるDarby McDevitt氏が参加しており,エドワードの心情をより分かりやすく伝えられるシーンが追加されている。
さらに,象徴的なキャラクターのその後を描く物語や「もし,エドワードが〇〇だったら?」というifを楽しめるコンテンツなども充実しているため,存分にエドワードの新たな生き様を味わえるだろう。
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総じて,長年シリーズが培ってきた経験と技術により,本作は「RE:シンクロ」の名に恥じない,現代的なプレイフィールを持つアクションアドベンチャーに仕上がっている。
「アサシン クリード」シリーズやオリジナル版のプレイ経験を問わず,ぜひ黄金時代のカリブ海に黒旗を掲げ,自由を求めて出航してほしい。筆者はメインストーリーを終えた今も航海を続けているが,この旅がいつ終わりを迎えるのか,まるで予想ができないほど,その魅力にハマっている。
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1つ気を付けてほしいのは,どうしようもなく粗雑で,どうしようもないほど愛すべき連中が,マデイラやラムといった酒をうまそうに飲むシーンがたびたび出てくることだ。
それを見るたび,「今日の夜はラムね?」と頭の中のアン・ボニーがささやいてくる。呑兵衛の皆様におかれては,飲みすぎに注意しつつ,カリブに思いを馳せて一献傾けるのもオツなものだろう。
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