表彰式のプレゼンターを務めたSCE代表取締役社長 兼 グループCEO 平井 一夫氏
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ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンは本日(12月3日),日本国内でヒットしたPlayStationフォーマットのタイトルを表彰する
「PlayStation Awards 2010」を開催した。
先ほど
「こちら」で各賞の受賞作品の一覧を速報でお届けしたが,Gold PrizeおよびPlatinum Prizeの受賞作については,会場で関係者から
喜びの声を聞けた。ここではそちらをまとめてお届けしよう。
Gold Prize 受賞作品(8タイトル)
※累計出荷(配信)数50万本(ダウンロード)を超えたタイトル
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「ファンタシースターポータブル2」(PSP/セガ)
プロデューサー 酒井智史氏
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2009年の12月3日に“2”が発売されて1年が経ちました。受賞は本当に嬉しいことです。前作
「ファンタシースターポータブル」は60万本という記録で受賞しましたが,そのとき「ここにもう一度立てたらどんなにすばらしいだろう」と思っていました。開発スタッフ,(開発会社の)アルファシステムさん,SCEさん,そして買ってくださったファンのみなさんにお礼を言いたいと思います。このあと「ファンタシースターポータブル2 インフィニティ」も発売されますが,またこの場に立てればいいなと。これからもどんどん素晴らしいゲームを作りたいと思います。
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「モンスターハンターポータブル PSP the Best」(PSP/カプコン)
●戦略執行部プロデュース室 副室長 辻本良三氏
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2ndGは2年半以上も前に発売されたタイトルですが,そんなタイトルがこのような賞をいただけることを嬉しく思っています。“長く遊べるタイトルを”という気持ちで作りましたが,まさかここまでとは。プレイヤーの人達がどんどん広めてくれることで買ってくれる人が増えたのだろうなと感謝しています。「モンスターハンターポータブル 3rd」も先日発売しましたので,そちらでもまたこの場に立てるように頑張りたいと思います。
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「KINGDOM HEARTS Birth by Sleep」(PSP/スクウェア・エニックス)
橋本真司氏: 本日は私がスピーチする予定だったのですが,せっかくなので,若いディレクターの安江の方からスピーチをさせていただきたいと思います。
安江 泰氏: この度はこのような賞をいただきまして,ありがとうございます。本作は開発陣の情熱・愛情・こだわりの詰まった作品です。昨年の今頃は“こだわり過ぎて”みんなゾンビにようにフラフラになっていましたが,このような賞をいただいて,次回の作品作りへの意欲が湧いてきました。2011年1月20日には
「KINGDOM HEARTS Birth by Sleep FINAL MIX」も発売されますので,そちらのほうもよろしくお願いいたします。
 エグゼクティブ・プロデューサー 橋本真司氏 |
 COディレクター 安江 泰氏 |
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「GOD EATER」(PSP/バンダイナムコゲームス)
スタジオ統括 第1スタジオ コンテンツ・デザインディビジョン プロダクトマネジメント部 プロデューサー 富澤祐介氏
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本日はこのような栄誉ある賞をいただき,ありがとうございます。今年の2月4日に産声をあげたばかりのタイトルなのにたくさんのプレイヤーさんに支持をいただき,この場をお借りして感謝したいと思います。スタッフや(開発会社の)シフトのみなさんのご協力をいただいて,すばらしいタイトルに作り上げることができ,10月28日には「GOD EATER BURST」
をリリースできました。「GOD EATER」から8か月という短期間でリリースできたのは,プレイヤーさんのご意見をいただいてコミュニケーションをとりつつ開発したおかげで,また,かけがえのない経験だったと思います。GEは若いチームが中心なので,5年,10年と長く,先輩達に負けないようにがんばっていきたいと思います。
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「龍が如く4 伝説を継ぐもの」(PS3/セガ)
総合監督 名越稔洋氏
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先ほど「ユーザーズチョイス賞」をいただいて嬉しかったのですが,(Gold Prizeと)両方の賞をいただけたのは本当に嬉しく,記録を作れて記憶にも残るという,制作者としては何よりの幸せです。今日という日を忘れず,龍が如くがゲームマーケットにどんな影響を与えてきたのか,今後どういうゲームを作っていくのかを考えつつ,また新しい,良いゲームを作って恩返しをしたいと思います。
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「北斗無双」(
PS3/
Xbox 360/コーエーテクモゲームス)
プロデューサー 鯉沼久史氏
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この作品は新しいシリーズとしていろんなハードルを乗り越えて作った作品で,良い思い出と悪い思い出の両方が入り交じった感じです。私自身もこの無双シリーズだけでなく,新しいチャレンジもしていきたいと考えています。本日はこのような賞をいただきありがとうございました。今後もがんばりたいと思います。
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「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」(PSP/KONAMI)
専務執行役員 小島プロダクション監督 小島秀夫氏
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メタルギアソリッド(以下,MSG)を始めて10数年が経ちまして,ユーザーさんと共に歳を重ねてきた感じですが,ピースウォーカー(以下,PW)は若い人にMGSをやっていただきたいということで企画しました。若い人に人気のあるPSPということで「MGSを携帯するとどうなるか?」という挑戦で,切り捨てる部分も挑戦する部分もあり,本当に悩みながら作りました。本当はナンバリングタイトルにしたかったのですが,PSPなので“ピースウォーカー”としました。「ユーザーズチョイス賞」「Gold Prize」をいただけたのは嬉しい限りです。PWは悩みながら発売したタイトルなので,評価をいただけてほっとしています。
またPWの発売で対象の“年齢層が下がった”というより,“広がった”ような報告を聞いています。大会では親子でPWを楽しまれていたり,非常に嬉しく思いました。今後は
「METAL GEAR SOLID RISING」も控えておりますので,メタルギアブランドをより楽しくしていきたいと思っています。本日はありがとうございました。
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「モンハン日記 ぽかぽかアイルー村」(PSP/カプコン)
戦略執行部プロデュース室 プロデューサー 北林達也氏
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このような賞をいただき大変嬉しく思います。(壇上を指して)ここにいる方も含め,すべての開発のみなさんのおかげで,なんとか成功することができました。ゲームのほうは,12月1日に発売された
「モンスターハンターポータブル 3rd」との連動要素もありますし,今後まだまだクエストの配信や新しいCMオンエアなどもあります。今後も“アイルー”を大きく育てていきたいと思っておりますので,今後ともよろしくお願いいたします。
Platinum Prize 表彰 受賞作品(1タイトル)
※累計出荷(配信)数100万本(ダウンロード)を超えたタイトル
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「ファイナルファンタジーXIII」(PS3/スクウェア・エニックス)
プロデューサー 北瀬佳範氏
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本日はこのような素敵な賞をいただきありがとうございます。2009年の12月に発売するまで丸々3年以上,PS3の成長と共に開発を進めてきました。この間,PS3とガチで向き合いながら開発をしておりましたが,当然いろいろと困難な状況がありました。しかし,SCE技術者の方のアドバイスやご協力をいただき,文字通り二人三脚で無事に発売を迎えることができました。この場をお借りしてお礼を申し上げたいと思います。
この作品は,これまで多くのプレイヤーの方に遊んでいただいて良いスタートを切れました。そのあと北米・欧州・アジアとほぼ1年ぐらいをかけて世界で発売しまして,世界でも好評でした。やはりそれは,PS3と共に発売させていただき,日本のプレイヤーのみなさんに受け入れられたのが,世界での成功に繋がったのではないかと思います。
ファイナルファンタジーはこの先も続いていきますが,次回作でもがんばっていきたいと思います。ありがとうございました。
集合写真
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