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マーベラスが2022年3月期の決算短信を公開。コンシューマ事業は好調,売上高は前年同期比で0.8%増
発表によれば,売上高は2021年同期(255億2000万円)から0.8%増となる257億2800万円,また営業利益は,前年同期(44億1400万円)から4.2%増となる46億円と,ほぼ横ばいの微増となった。
マーベラス:企業情報/IR情報
事業の種類別セグメント業績だが,オンライン事業については,「シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK」「剣と魔法のログレス いにしえの女神」「ブラウザ三国志」といった長期運営タイトルでは,経年に加えて競争環境の激化によって売上が減少。また,2021年11月にサービスを開始したスマートフォン向けアプリ「千銃士:Rhodoknight」が期待を下回る推移となり,ソフトウェア資産の一部評価減を実施することとなった。結果として,オンライン事業の売上高は,前期比17%減となる62億2100万円となっている。
コンシューマ事業では,ルーンファクトリーシリーズの最新作「ルーンファクトリー5」が世界累計で50万本を超える出荷本数を記録。2021年8月にはノーモア★ヒーローズシリーズの最新作「ノーモア★ヒーローズ3」を,また9月にはPC版「牧場物語 オリーブタウンと希望の大地」を発売し,さらに「牧場物語 再会のミネラルタウン」のPlayStation 4版とXbox版をそれぞれ10月,11月にリリースした。このほか「天穂のサクナヒメ」の累計出荷本数が100万本を超え,リピート販売も堅調だった。
さらに,キッズアミューズメントマシンの「ポケモンメザスタ」が2021年12月に累計プレイ回数1億回を突破するなど非常に好調で,小型プライズマシンの投入も行ったことから,コンシューマ事業の売上高は前期比で7.0%増となる154億9000万円を記録している。
音楽映像事業では,プリキュアシリーズのテレビアニメや映画,関連イベントのパッケージ商品化を行い,さらに好評だったテレビアニメ「吸血鬼すぐ死ぬ」や「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ ミレニアムシーンズ」のパッケージ商品化が好調なセールスを記録した。ステージ制作部門では,「舞台『刀剣乱舞』」や「ミュージカル『テニスの王子様』」など多数の公演を行ったが,新型コロナウイルス感染拡大による影響を受けた。結果として,音楽映像事業の売上高は,前期比で13.2%増の40億2000万円だったが,セグメント利益としては前期比で7.2%減で推移したとのこと。
詳しくは,マーベラスのIRページを参照してほしい。
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