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ストリートファイター「俺より強いやつらの世界展」メディア内覧会レポート。1990年代の貴重な資料や体験型コンテンツで35年の歴史を味わえる
今回の展覧会は,2020年に福岡で開催され,好評を博した同イベントの東京版だ。会場は展示スペースと物販スペースにわかれており,展示スペースではおもに「ストリートファイター2」シリーズの資料や原画を展示。物販スペースには本イベントのために作られたさまざまなグッズのほか,初代「ストリートファイター」や,「スーパーストリートファイター2X」の筐体などが出展されていた。
展示スペース内は基本的にリュウ,ケン,春麗……といったふうにキャラクター別に資料やイラストが展示されており,その合間にタイトルごとのメインビジュアルや版権イラストの原画が飾られている。
そして,スペースの後半にさしかかると,「ストリートファイター2」の企画コンセプトの覚え書き,背景やボーナスステージのラフ,初代「ストリートファイター」の仕様書など,よりマニアックな資料にお目にかかれる作りになっている。
そのほかにも今回の会場には,目で見て楽しむだけでなく,AR技術を活用した体験型コンテンツが,展示スペースと物販スペースにひとつずつ用意されている。
展示スペースで遊べるのは,「BONUS STAGE 2022 in TOKYO〜撃て! お前の波動拳〜」。ここでは指定されたスポットに立って,波動拳やソニックブーム,ヨガファイヤーといった必殺技を放つポーズを取ると,奥のスクリーンに対応した飛び道具が発生する。スクリーンには,「ストリートファイター2」のボーナスステージでおなじみのクルマも表示されているので,飛び道具を連発し,破壊を目指そう。
もうひとつの体験型コンテンツ,「CONTINUE?〜思い出せ! お前の負け顔〜」は,選択したキャラクターとプレイヤーの顔を合成し,オリジナルの“負け顔”を作ってくれるサービスだ。当初はアストロシティのレバー+ボタンを使用する予定だったそうだが,感染対策でフットペダルでの操作に変更されたという。その結果,会場でしか遊べない“アトラクション感”は増していたように感じられた。
新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けて,直前に細かい仕様は変わりつつも,東京での開催が実現した,ストリートファイター「俺より強いやつらの世界展」。チケットはe+(イープラス)のみで販売され,全日日時指定制となっている。展示物やグッズに興味を持った人は,公式サイトで詳細を確認後,チケットを購入し,感染症対策を施したうえでぜひイベントに参加してほしい。
「俺より強いやつらの世界展」公式サイト
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