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ソニーグループが決算短信・業績説明会を開催。ゲーム&ネットワークサービス分野は大幅な増収増益を記録
家電から半導体,音楽,映画,金融などを展開する多国籍企業のソニーだが,主力部門の1つであるゲーム&ネットワークサービス分野の売上高は2兆6563億円で,前年に比べて6787億円(34%)の増加となった。この大幅な増収の要因としては,主としてDLCを含むゲームソフトの販売増加と,PlayStation 5の発売に伴うハードウェアの売り上げ増が挙げられている。
また,営業利益は3421億円で,前年度比で1038億円の増加と,こちらも大幅な増益となっている。製造コストを下回るPS5の戦略的な価格設定や,PS5販売費および一般管理費の増加といったマイナス要因はあったものの,上記のようなソフトウェア販売の増収および,PlayStation Plusを中心としたネットワークサービスの増収が上回った結果,増益となった。
一方,2021年度の見通しとしては,アドオンコンテンツを含む自社制作以外のゲーム販売の減少を見込んでいるが,ハードの販売台数の増加と為替の影響により,2437億円の増収を見込んでいるとのこと。ただし,営業利益については,自社制作以外のソフト販売の減少とソフト開発費を中心としたコスト増により,172億円の減収を見込んでいるという。
詳しくは,ソニーのIRサイトを参照してほしい。
ソニーグループIRサイト
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