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「CEDEC AWARDS 2020」,各部門の最優秀賞が発表。既報のとおり「特別賞」は小島秀夫氏が受賞
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印刷2020/09/03 19:12

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「CEDEC AWARDS 2020」,各部門の最優秀賞が発表。既報のとおり「特別賞」は小島秀夫氏が受賞

 現在開催中のゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2020」の関連イベントとなる,「CEDEC AWARDS 2020」の各部門の最優秀賞が発表された。

画像集#003のサムネイル/「CEDEC AWARDS 2020」,各部門の最優秀賞が発表。既報のとおり「特別賞」は小島秀夫氏が受賞

「CEDEC AWARDS 2020」公式サイト


 コンピュータエンターテイメント開発の進歩に顕著な功績のあった技術にフォーカスし,これを顕彰する「CEDEC AWARDS」は,すでに発表された各部門の優秀賞の中から,CEDEC 2020受講者と講演者の投票を経て,CEDEC運営委員会が決定するというもの。
 7月16日に掲載した記事でお伝えしたように,コジマプロダクションを率いる小島秀夫氏が今年の「特別賞」を受賞している。

 部門としては「エンジニアリング部門」「ゲームデザイン部門」「サウンド部門」,そして「ビジュアルアーツ部門」の4つがある。それぞれ,どんなタイトルで誰が受賞したのか,気になる人は以下のリリース文を参照してほしい。

4Gamer「CEDEC 2020」記事一覧


技術面からゲーム開発者の功績を称える
「CEDEC AWARDS 2020」
CEDEC 2020受講者、講演者の投票により、
各部門の最優秀賞を決定


画像集#001のサムネイル/「CEDEC AWARDS 2020」,各部門の最優秀賞が発表。既報のとおり「特別賞」は小島秀夫氏が受賞

CEDEC 2020テーマ:「Brand New!」
会期:2020年9月2日(水)〜4日(金)
オンライン開催:公式サイトにて受講


オンラインで開催する日本最大のコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス「CEDEC 2020」(CEDEC=セデック:Computer Entertainment Developers Conference 主催:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会)。CEDEC運営委員会では、この関連イベントとして開催する「CEDEC AWARDS 2020」の各部門の最優秀賞を下記のとおり決定しました。

「CEDEC AWARDS」は、コンピュータエンターテインメント開発の進歩へ顕著な功績のあった技術にフォーカスし、開発者の功績を称えるものです。先に発表した各部門の優秀賞の中から、CEDEC 2020の受講者、講演者の投票を経て、CEDEC運営委員会により栄えある最優秀賞を決定しました。本年はオンライン開催のため、例年はCEDEC会場内で行っていた発表・授賞式は行いません。

また、過日発表したとおり、コンピュータエンターテインメント開発全般に貢献した方を表彰する「特別賞」は、ユーザーや開発者に刺激を与え続けている小島秀夫氏(KOJIMA PRODUCTIONS)です。著述賞は、2021年に向け選出基準を見直すこととし、これに伴い2020年の選出を見送りました。
最優秀賞の詳細およびCEDECAWARDSの実施概要は、CEDEC 2020公式Webサイト(https://cedec.cesa.or.jp/2020/event/awards)をご覧ください。


■CEDEC AWARDS 2020最優秀賞

【エンジニアリング部門】
対象技術:最新の自社技術を独自開催のカンファレンスで発信し、業界の技術発展に貢献
受賞者:「CAPCOM オープンカンファレンス RE:2019」運営チームおよび「RE ENGINE」開発チーム(株式会社カプコン)
授賞理由:内製ゲームエンジンの詳細から製品での活用までを扱う自社独自のカンファレンスを開催し多くの技術者の関心を集めた。その様子は現在も公開されている動画で確認することができる。内製ゲームエンジンを開発する高い技術力を持つだけではなく、それを発信し業界の技術発展に貢献したことを評価。


【ゲームデザイン部門】
対象技術:「生活」をもデザインする新体験
受賞者:「リングフィット アドベンチャー」開発チーム(任天堂株式会社)
授賞理由:直感からは連想できないリング型デバイスを企画・開発、さらには検証を重ねて、ゲームデザインにまで昇華した。余暇や趣味といった通常のゲームプレイの枠を超え、プレイヤーの実生活を変化させるような体験は、その特化したハードを含めて唯一無二。健康を意識したゲームデザインの最新として、示した方向はとてつもなく大きい。


【サウンド部門】
対象技術:シリーズ最新作と感じさせる、リメイク作品における音楽と効果音演出への取り組み
受賞者:「FINAL FANTASY VII REMAKE」サウンド開発チーム(株式会社スクウェア・エニックス)
授賞理由:プレイヤーの行動に連動しながらシームレス/リニアに切り替わり、多彩なアレンジと共に飽きさせず自然に体感させる磨き上げられた音楽演出。自社開発システムMASTSを活かした物理的で没入感のあるプロシージャル再生システムへの取り組みや、空間とダイナミクスを最大限に活かした効果音演出を評価。


【ビジュアルアーツ部門】
対象技術:圧倒的に大量なアセットを生産した開発能力
受賞者:「あつまれ どうぶつの森」開発チーム(任天堂株式会社)
授賞理由:豊富で多彩なデザインと高い再現度を維持したアセット群により、プレイヤーによって千差万別の世界を作り出す事ができる。ポップな世界観でありながらも、物理や生態系、建築技術などリアリティを意識した作りこみがされている点を評価。


■CEDEC AWARDS 2020特別賞
画像集#002のサムネイル/「CEDEC AWARDS 2020」,各部門の最優秀賞が発表。既報のとおり「特別賞」は小島秀夫氏が受賞
授賞者:小島秀夫氏(KOJIMA PRODUCTIONS)
授賞理由:小島氏が監督を務め、ステルスゲームというジャンルを確立した「METAL GEAR」シリーズは、その革新的なゲームデザインのみならず、常に時代の最先端の技術を取り入れ、映画的な表現手法や物語性によりファンを魅了してきた。最新作「DEATH STRANDING」では氏の作風を生かしながら全く新しいコンセプトが話題となり、世界中のゲーム賞を受賞するなど高い評価を受け、常に業界をリードするタイトルを手掛けることで、ユーザーや開発者に刺激を与え続けている。

略歴:1963年生まれ。
1987年に初監督作品「メタルギア」でデビュー。2001年に米『Newsweek』誌の「未来を切り拓く10人」に選定。2015年12月に独立しコジマプロダクション設立。ビデオゲーム業界のアカデミー賞と言われる「D.I.C.E.Summit2016」でHall of Fame、全世界のゲームメディアが選ぶゲームアワード「The Game Award 2016」でIndustry Icon Award受賞。2020年2月には英国映画テレビ芸術アカデミー(British Academy of Film and Television Arts。通称 BAFTA)でフェローシップ賞を受賞。
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