業界動向
ネクソンが2020年度第2四半期の連結業績を発表。「KartRider Rush+」「メイプルストーリー」,そして「アラド戦記」が業績を牽引
発表によれば,売上収益は「KartRider Rush+」「メイプルストーリー」,そして韓国での「アラド戦記」の売上が当初の想定を上回ったことで,第2四半期の売上収益としては,過去最高を記録した。そこれにより,営業利益も想定を上回っており,費用面では支払手数料とロイヤリティ費用が計画を上回った一方,広告宣伝費が計画を下回ったとのこと。四半期利益も計画を下回ったが,こちらはドル建ての現金預金などで67億円の為替差損が発生したことが主な要因とのこと。
ハイライトからいくつかピックアップすると,5月にグローバル配信が開始された「KartRider Rush+」は,PCとモバイルとの重複はほとんどなく,とりわけ韓国で好調とのこと。中国での売上収益は当初の業績予想を下回っており,「アラド戦記」のアップデートは既存ユーザーには好評だったものの,過去数か月に離脱したユーザーの再獲得が想定したほど進まなかった。ただし,既存のユーザーベースは安定しているとネクソンは見ている。
7月に発表された,Electronic Artsとの日本におけるパートナーシップについては,「EA SPORTS FIFA MOBILE」のクローズドβテストを予定しており,8月7日より参加者の募集を開始するという。詳しくは,以下のリンクを参照してほしい。
ネクソンIRページ
2020年12月期 第2四半期決算短信
2020年12月期第2四半期決算説明資料
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