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「Gears of War」シリーズの名プロデューサーがThe Coalitionを辞職。今後はBlizzard Entertainmentで「Diablo」のフランチャイズの担当に
I began working on Gears of War over 15 years ago and since then, it has been the joy of my life. But now it’s time for a new adventure. I leave Gears in the great hands of The Coalition and can’t wait for everyone to play Gears Tactics on April 28. pic.twitter.com/Az5w0B631i
— Rod Fergusson (@GearsViking) February 5, 2020
ファーガソン氏は,元々エンタープライズ向けのテクニカルサポートとして1996年にMicrosoftに入社。2000年頃にはゲーム部門に移動して,「Half-Life: Counter-Strike」や「Microsoft Train Simulator」の制作チームに関わった。さらに2005年にEpic Gamesに入社し,2006年の「Gears of War」(Xbox360 / PC)でプロデューサーとなり,その後は2007年の「Unreal Tournament 3」(PC / PS3 / Xbox360)から「Infinity Blade III」まで,Epic Gamesのほとんどのゲーム開発に参加している。
2014年にMicrosoftが,Epic Gamesから「Gears of War」シリーズの知的財産を買収すると,それに合わせてMicrosoftに戻り,カナダのバンクーバーに設立された専用スタジオThe Coalitionを率いて,2016年に「Gears of War 4」(PC / Xbox One),2019年に「Gears 5」を生み出すなど,これまでの「Gears of War」シリーズすべてに関わってきている。自身のTwitterアカウント名を「GearsViking」としていることからも,彼の同フランチャイズに対する愛着が感じ取れる。
そんなファーガソン氏が,Blizzard Entertainmentが開発中の「ディアブロ IV」(PC / PS4 / Xbox One)や「ディアブロ イモータル」(iOS / Android)を後見していくというのは意外に思わることではあるが,上記のように過去20年間にわたり,さまざまなジャンル作品のプロデュースに携わってきた歴戦練磨のプロデューサーであるのは間違いなく,リーダーが欠けていたとされる「Diablo」チームや,ファンたちにとっても喜ばしいことであるはず。今後はさらに頻繁にメディアに登場してくるであろう,彼の手腕に期待しておこう。
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