業界動向
ソニーの平井一夫会長が退任へ。SCE時代にはPlayStationブランドの展開に尽力
平井氏は,2012年にソニー代表執行役社長兼CEOに就任し,2018年4月に吉田憲一郎氏にCEO職を移譲するまでの6年間,社長を務めた。もともと同氏は,ソニー・コンピュータエンタテインメント(現ソニー・インタラクティブエンタテインメント)で,PlayStationブランドの展開に尽力してきた人物の1人でもある。ゲーマーの中には,ゲーム関連の発表でデモプレイを披露する氏の姿を見たことのある人も多いだろう。
今回の発表にあたって平井氏は以下のコメントを公開している。
「昨年4月に吉田さんにCEO職を移譲して以降,この一年間は会長という立場から円滑な経営体制の移行をサポートしてきました。吉田さんのもと,マネジメントチームと社員が一致団結し,ソニーという会社をより一層輝かせていく体制が整ったと確信し,35年間過ごしたソニーグループから卒業することを決めました。これまで,私を支えてくれた社員,そして全てのステークホルダーの方々に感謝いたします。」
なお取締役候補は13名おり,6月18日の定時株主総会での承認決議を経て,正式に選任される予定だ。
ソニー株式会社 取締役候補の選任について(ソニー ニュースリリース)
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