業界動向
グローバル規模のRMTサービスを提供へ。Naga Groupとドイツ取引所がジョイントベンチャー「Switex」設立を発表
現時点では,複数のゲームサービスのアイテムをプレイヤーがP2P(Person-to-Person)でトレードできるような汎用的で大規模なサービスはないが,Qureshi氏はプレスリリースの中で「我々は,フェアで安全で,法的に保護された環境のもとでインゲームアイテムのトレードを行いたいというゲーマーコミュニティの要求は高いと信じています。彼らのスキルと努力で獲得した価値あるアイテムをマネタイズできる機会を提供したいのです」としている。460億ドル(約5.2兆円)規模の市場を見込み,インゲームアイテムの巨大な取引所を構築する予定であるという。
Nagaは,株や為替取引を行う「SwipeStox」というアプリの運用という実績を持つが,サービスを無理なく展開するためには,コンテンツメーカーの賛同と協力を得ることや,インゲームアイテムの法的な位置付けをある程度明確化することなど多くの課題があることが想像できる。今後の動向に注目しておきたい。
プレスリリース「Naga Group and Deutsche Börse form the joint venture Switex」(英語)
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