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[TGS 2013]宮本武蔵が興した兵法“二天一流”をe-Sportsライクに発展。「交陣們」のブースが東京ゲームショウに出展
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印刷2013/09/26 19:08

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[TGS 2013]宮本武蔵が興した兵法“二天一流”をe-Sportsライクに発展。「交陣們」のブースが東京ゲームショウに出展

 東京ゲームショウ2013の会場の一角に,「交陣們」という不思議なブースが出展されていた。
 ブースには変わった防具が展示されており,その横のディスプレイには3D格闘ゲームにも似た画面が映し出されているのだが,ゲームタイトルを出展しているわけではなさそうだ。ゲーム用のデバイスでもない。よく分からないままブースにいたスタッフに聞いてみたところ,話が意外な方向に展開していったので,情報を整理して紹介してみたい。

[TGS 2013]宮本武蔵が興した兵法“二天一流”をe-Sportsライクに発展。「交陣們」のブースが東京ゲームショウに出展 [TGS 2013]宮本武蔵が興した兵法“二天一流”をe-Sportsライクに発展。「交陣們」のブースが東京ゲームショウに出展

ブースに展示されていた熊本城の見取り図
[TGS 2013]宮本武蔵が興した兵法“二天一流”をe-Sportsライクに発展。「交陣們」のブースが東京ゲームショウに出展
 交陣們とは,剣豪として有名な宮本武蔵が興した兵法“二天一流”から派生した武道である。寛永17年(1640年),武蔵は57歳のとき,熊本藩初代藩主 細川忠利に招かれ,熊本城にて晩年を過ごすことになる。その熊本にて武蔵は,長きにわたる剣の道から得た真髄を兵法に残した。それが二天一流だ。この二天一流は現代まで脈々と受け継がれている。

 二天一流の兵法としての特徴はいろいろとあるが,端的に述べると勝つためには手段を問わない側面を持つ。使用武器は刀・小刀・素手など,とくに決まっておらず,身の回りにある,あらゆる道具や環境を活用し,戦っていくのだ。しかも目突きや金的などといった急所攻撃も当たり前に行う。
 現在受け継がれている二天一流は,基本的に“寸止め”を前提に行われているが,たとえ熟練者でも一歩間違えば,怪我どころではすまない。非常に危険な兵法である。そんな二天一流の極意を記した記述を以下に引用しておこう。


兵法に武具の利をわきまゆるに 何れの道具にても
折にふれ 時にしたがひ 出合もの也

〜宮本武蔵 五輪書 地之巻〜


 交陣們は,この危険を防止するための具足(防具)を開発し,急所攻撃を含む二天一流を現実的に行えるようにしたもの。ただし,厳密に言うと二天一流の兵法からはやや外れてしまうため,それとは別に「交陣」なる武道を派生させたうえで活動しており,その交陣を,雷鳴ψと共に東京ゲームショウ2013に出展している,というわけだ。
 センサーを具足に装着することで,ヒット時に周囲からそれを判別でき,ある意味e-sportsライクに楽しめるようになっているのが交陣們の特徴だ。この防具は「雷鳴ψ」(らいめいぷさい)と名付けられている。

[TGS 2013]宮本武蔵が興した兵法“二天一流”をe-Sportsライクに発展。「交陣們」のブースが東京ゲームショウに出展 [TGS 2013]宮本武蔵が興した兵法“二天一流”をe-Sportsライクに発展。「交陣們」のブースが東京ゲームショウに出展

 雷鳴ψには圧力センサーが取り付けられており,攻撃を受けるとランプが点灯すると共に,無線接続されたPCにその情報が送られる。頭部用の雷鳴ψは,顔の全面をガードしており,ヒット時には右目・左目・額などといった部位が細かく分かる仕組みだ。
 また,それとは別に5センチ四方程度の大きさの圧力センサーもあり,これは防具の任意の場所に貼り付けることができる。基本的に急所の上に貼ることになるが,着用者の体格や,試合時の詳細ルールなどに応じて調整できるというわけだ。


[TGS 2013]宮本武蔵が興した兵法“二天一流”をe-Sportsライクに発展。「交陣們」のブースが東京ゲームショウに出展
 フェンシングの試合に用いる武具で代用できないのかと尋ねたところ,先にも触れたように二天一流の武器はこれといって決まっていないため,防具側でセンサー等を完結させる必要があったそうだ。

 最初のバージョンの雷鳴ψは,ヒット時の判定をPCに送り,その結果を単純に表示させるだけの,スコアボードのようなものであった。これに対し,東京ゲームショウの主催者側から,演出を強化してはどうかというアドバイスを受け,ヒューマンアカデミーに相談したうえで,格闘ゲームライクなインタフェースを作り,第三者から見ても楽しめるようにしたそうだ。

今回話を聞いた,二天一流 東京事務局長 勝田晴美氏。ちなみに手に持っているのは,熊本県のPRマスコットキャラ“くまモン”とコラボした手ぬぐい

 二天一流では,現代のゲーマー層や外国人に向けて,この兵法をアピールする手段を模索しており,その一環として東京ゲームショウを選んだという。ゆくゆくは2020年の東京オリンピックに向けて,二天一流を世界に発信したいとの意向だった。ちなみに雷鳴ψを一般向けに販売する予定はなく,また交陣們の門下生を募集したり,本格的にe-Sportsとして発展させたりする予定もないそうだ。

 詳しく聞くことで出展の狙いは理解できたものの,来場客の反応を見る限り,なかなか伝わっていないように思えたので,次回の出展時はそのあたりの改善を期待したいところだ。

「交陣們」公式Facebook


[TGS 2013]宮本武蔵が興した兵法“二天一流”をe-Sportsライクに発展。「交陣們」のブースが東京ゲームショウに出展
こちらは,昨年の東京ゲームショウ2012における出展の様子。二天一流の実演を行っていた
[TGS 2013]宮本武蔵が興した兵法“二天一流”をe-Sportsライクに発展。「交陣們」のブースが東京ゲームショウに出展
どこまで本気なのかよく分からないが,ロボットによる対戦ゲームも開発中。この試作機の名前は,武蔵と同様,熊本にゆかりのある「加藤清正」
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