サイバーワールドを駆け抜けろ。iOS向けランニングアクションゲーム「FOTONICA」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第671回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。　そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　手軽な操作で疾走感や達成感が味わえるランニングゲームは，スマートフォンゲームにおける定番ジャンルのひとつだ。
　本日の「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」では，あたかも実際に走っているかのような感覚を味わえる，1人称視点のランニングゲーム「FOTONICA」を紹介する。

本作の価格は300円（税込）

iOS版「FOTONICA」ダウンロードページ

　ゲームをプレイして，まず目を奪われるのが，物体の骨組みだけを描いたようなポリゴン風のグラフィックス。あまり多くの色が使われておらず，エレクトロニックなBGMも相まって，サイバーな雰囲気がうまく表現されている。また，レトロなテイストながら，古臭さを感じさせない点も秀逸だ。

目まぐるしく背景が移り変わる

　プレイヤーは主人公となり，走行距離やアイテムの取得などで計上されるスコアを稼いでいく。主人公は自動で移動するが，画面をホールドすることで加速，画面をタップすることでジャンプさせられる。
　ステージの足場はところどころ崩れ落ちており，何もせずに突入すると落下してゲームオーバーとなってしまう。ジャンプを駆使して次の足場へ移っていこう。

ジャンプは，加速している状態（ホールド）で，画面から指を離すことでも行える。ジャンプを失敗すると，画面外へと真っ逆さまに落ちてしまいゲームオーバー。ステージの最初からやり直しだ

　このほか，ジャンプ中に画面をタップすることで「急降下」が行える。急降下するとプレイヤーの移動速度が上がるため，ハイスコアを狙うのであれば，こまめに使っていきたい。もちろん，落下地点の調整にも活用できるため，足場と足場の間隔が狭いときなどにも役立つはずだ。
　また，一定以上スピードが出ると画面が黄色いエフェクトに包まれて，ジャンプ力が上昇する。この状態でないと飛び移れない足場もあるので，ステージの中盤以降は一定以上の速度を保ちたいところ。


　ステージは上下に分かれた多重構造で，走っている足場の下や上に足場が存在することもある。足場が切れているところを狙ってジャンプすれば上下への移動も可能だが，上の足場へと移動できるタイミングはかなりシビアだ。ジャンプに失敗して足場の側面に直撃すると，一気にスピードが落ちてしまうので要注意。


　ステージ内にはピンク色の丸いオブジェクトが存在し，入手すればスコアに加点される。ハイスコアを狙うならば見逃せないが，狙いすぎて足場から落下……なんてこともあるので注意が必要だ。
　非常にお手軽ながら意外と難度が高く，ついつい続けてプレイしたくなる本作。画面を上下に分割した対戦プレイモードも搭載されているので，友達を誘って一緒にプレイすれば，盛り上がること間違いなしだ。

著者紹介：トリスター/目代将規
　ゲームやアニメの書籍企画，編集，シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや，一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”も好き。

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