業界動向
Intel,ディスプレイ同期技術「Adaptive-Sync」の採用を明言
これは,Intelのグラフィックス部門公式Twitterアカウントがツイートの形で予告したものだ。当該ツイートには,同社でグラフィックス部門ソフトウェアエンジニアリングディレクターを務めるLisa Pearce(リサ・ピアース)氏によるビデオメッセージが付いていて,氏が「独自の技術ではなく(中略),最も広範なインストールベースがあり,市場へのインパクトも大きなAdaptive-Syncをサポートする」と述べているのを聞き取れる。
Yes. We will be supporting Adaptive Sync. @gfxlisa explains more. (Reposted). pic.twitter.com/eso7KFS8xy
— Intel Graphics (@IntelGraphics) 2018年11月15日
このムービーは序盤と中盤が聞き取りづらく,正直なところ,筆者も100%聞き取れてはいないのだが,CPU統合型のGPUと将来の単体GPU両方でAdaptive-Syncをサポートするという方向性は感じ取れる。
残念ながら「いつ」という話はないものの,Adaptive-Syncのベース技術である「FreeSync」で先行するAMDに続き,ノートPCにおけるグラフィックスの市場で圧倒的なシェアを誇るIntelもAdaptive-Syncの採用を行うとなれば,「GPUが主導するディスプレイ同期技術」の市場においてAdaptive-Syncが存在感をさらに増すこととなるだろう。
VESA,AMDの「FreeSync」を「Adaptive-Sync」として標準化。DisplayPort接続でカク付き・遅延・テアリングフリーの表示を実現
北米時間2014年5月12日,業界標準化団体であるVESAは,DisplayPort 1.2インタフェースに「Adaptive-Sync」を追加すると発表した。NVIDIAの「G-SYNC」対抗としてAMDの提唱していた「FreeSync」が標準化されたわけだ。ライセンスフリーということで,今後,多くのディスプレイに採用されることが期待される。
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