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ASRock,Intel 9シリーズ搭載のゲーマー向けマザーボード5製品を発表。耐久性重視路線を強化しつつ,Killer E2200の採用モデルを拡充
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印刷2014/05/12 00:00

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ASRock,Intel 9シリーズ搭載のゲーマー向けマザーボード5製品を発表。耐久性重視路線を強化しつつ,Killer E2200の採用モデルを拡充

Intel Z97 Expressを搭載する「Fatal1ty Z97X Killer」
ASRock,Intel 9シリーズ搭載のゲーマー向けマザーボード5製品を発表。耐久性重視路線を強化しつつ,Killer E2200の採用モデルを拡充
 2014年5月11日,ASRockはIntel 9シリーズチップセット搭載のマザーボード計19製品を発表した。ラインナップ中,ゲーマー向けマザーボードは5製品。いずれも元プロゲーマーJohnathan "Fatal1ty" Wendel氏のプレイヤー名が冠されている。
 2013年5月に発表されたIntel 8シリーズ搭載ゲーマー向けマザーボードでは,製品名にFatal1ty氏の名前が付いていなかった(関連記事)。いったんはなくなった氏の名前が復活した理由は分からないが,Fatal1tyブランドのゲーマーに対する訴求力が再評価されたということだろうか。

 さて,そんなゲーマー向けマザーボードのラインナップはのとおり。全機種がATXフォームファクタを採用している。ただし,最上位モデルとなる「Fatal1ty Z97 Professional」の登場はもう少し先になるようで,日本における発売時期や価格は明らかになっていない。

表 ASRockのゲーマー向けIntel 9チップセット搭載マザーボード
製品名 チップセット 想定売価(税込) 発売時期
Fatal1ty Z97 Professional Z97 未定 未定
Fatal1ty Z97X Killer Z97 2万520円 5月11日
Fatal1ty Z97 Killer Z97 1万8900円 5月16日
Fatal1ty H97 Killer H97 1万5552円 5月16日
Fatal1ty H97 Performance H97 1万2420円 5月11日

 今回発表された5製品のうち,「Intel Z97 Express」(以下,Z97)を採用したFatal1ty Z97 ProfessionalとFatal1ty Z97X Killer(以下,製品名のFatal1tyは省略)は,4-wayのSLIと3-wayのCrossFireをサポートするハイエンド製品となっている。
 一方,ほかの3製品はSLIをサポートしておらず,4-way CrossFireサポート対応のみになるとのことだ。

Z97チップセット搭載のZ97X Killer(左)とZ97 Killer(右)。ASRockとFatal1tyのロゴが書かれた,赤い大型のヒートシンクが目立つ。詳しくは後述するが,両製品ともM.2スロットとSATA Expressポートを搭載している
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こちらはH97チップセット採用のH97 KillerとH97 Performance。なお,エントリーモデルに位置付けられるH97 Performanceは,M.2スロットやSATA Expressポートを備えていない
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高耐久性が第1の特徴に掲げられた

ASRockのゲーマー向けマザーボード


 ASRockでは,ゲーマー向けマザーボードの特徴として,6つの「高耐久性機能」(Super Alloy)を以下のとおり掲げている。

  • XXL Aluminum Alloy Heat Sink(大型のアルミ合金製ヒートシンク)
  • Dual-Stack MOSFET
  • NexFET MOSFET
  • Premium Alloy Choke(動作温度が低い高品質チョークコイル)
  • 12K Platinum Capacitors
  • Sapphire Black PCB(黒い素材を使ったプリント基板)

 そのなかでも,Z97 ProfessionalおよびZ97X KillerのCPU用電源回路に用いられる「Dual-Stack MOSFET」と,メモリ用の電源回路に使われる「NexFET MOSFET」,そして「12K Platinum Capacitors」は,説明しておく価値があるだろう。

 まずDual-Stack MOSFETだが,これは,1つのMOSFETトランジスタの中に2つのダイを積層しているというものだ。この構造により,電力の損失が少ない低オン抵抗(低RDS)での動作が可能になり,CPUに供給する電圧(Vcore)が効率化されるという。NexFET MOSFETも,基本的には同じようなメリットを持たせるために用意しているとのことだ。

Dual-Stack MOSFETやNexFET MOSFETは,低オン抵抗を追求したもので,動作時の発熱を低く保てる利点を持つという
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1万2000時間もの耐久性を持つとされるコンデンサを採用する
ASRock,Intel 9シリーズ搭載のゲーマー向けマザーボード5製品を発表。耐久性重視路線を強化しつつ,Killer E2200の採用モデルを拡充
 もう1つの12K Platinum Capacitorsとは,1万2000時間もの耐久性を持つコンデンサにASRockが与えた名である。10K(つまり1万時間)のコンデンサ耐久性がアピールされたマザーボードは最近珍しくなりつつあるなかで,「ASRockは業界で最も長寿命なコンデンサを採用しています」と言っているわけだ。

 Super Alloyに挙げられた以外にも,「フルスパイクプロテクション」と称するサージや雷,静電気に対する保護機能を備えており,有線LAN端子とUSB端子,マザーボード上のMOSFETなどを保護する点も,耐久性に関わる特徴に挙げられていた。


ほとんどの製品にM.2スロットを装備。ただし,より高性能な「Ultra M.2」スロットは採用せず


 Intel 9シリーズ搭載マザーボードの目玉機能とされているのが,新しいストレージインタフェースである「M.2」スロットと「SATA Express」ポートの対応だ。ASRockのゲーマー向けマザーボードでは,5モデル中,最廉価なH97 Performanceを除く4モデルでこれらをサポートしている。

Ultra M.2対応スロットを搭載するZ97 Extreme6
ASRock,Intel 9シリーズ搭載のゲーマー向けマザーボード5製品を発表。耐久性重視路線を強化しつつ,Killer E2200の採用モデルを拡充
 さらにゲーマー向け製品ではないが,ASRockがスタンダードモデルに位置付けている「Z97 Extreme9」「Z97 Extreme6」には,「Ultra M.2」と称するM.2スロットが装備されている。
 一般的なM.2スロットは,チップセットのPCH(Platform Controller Hub)経由のPCI Express(以下PCIe) 2.0 x2接続となっているのに対し,Ultra M.2ではCPUから出ているPCIe 3.0を使ったx4接続となり,最大転送速度もM.2の10GbpsからUltra M.2では32Gbpsまで高速化できているという。Z97 PCHを介さないため,遅延が少ないという副次的なメリットもあるとのことだ。

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CPU直結のUltra M.2スロットを一部のハイエンド製品に搭載。PCIe 3.0 x4接続による高速転送と低レイテンシをアピールしていた

Ultra M.2の性能披露デモでは,逐次読み出しで1159MB/sを記録した
ASRock,Intel 9シリーズ搭載のゲーマー向けマザーボード5製品を発表。耐久性重視路線を強化しつつ,Killer E2200の採用モデルを拡充
 説明会で披露されたUltra M.2のデモでは,ストレージベンチマークプログラムの「CrystalDiskMark」を用いたテストにおいて,逐次読み出しで1159MB/sという性能を計測していた。

 ではなぜ,ゲーマー向けマザーボードにはUltra M.2が採用されていないのか。鋭い人はすぐに気づいたかもしれないが,答えは簡単で,CPU側のPCIe 3.0レーンを消費してしまうからだ。
 Ultra M.2を利用する場合,Haswellマイクロアーキテクチャの制限により,グラフィックスカード用PCIe 3.0スロットは8レーン動作になってしまう。ASRockは「8レーン動作でも性能にそれほどの影響はない」としていたが,グラフィックス性能こそが最も重要なゲーマー向けモデルだと,確かにそのまま採用するのは難しいかもしれない。

 ストレージの機能では,「HDD Saver」なる新機能も披露された。これは,マザーボード上のピンヘッダから専用ケーブルで2系統のSATA電源コネクタを取り出し,ここに接続したストレージの電源を,Windows上からユーザーの操作でオン/オフできるというものだ。
 必要のないときにHDDの電源をオフにすることで,省電力化とHDDの寿命を伸ばす面で効果があるという。ゲームにおいて,これがメリットになるかというと難しいところだが,1台のPCに2台3台とHDDを搭載する人なら,場合によっては役立つことがあるかもしれない。

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HDD Saverの仕組みを説明したスライド(左)と,マザーボード上のHDD Saver用電源コネクタ(右)


LANコントローラにはKiller E2200を採用


 ASRockは,ゲーマー向けマザーボードにおける“らしい”機能として,有線LAN機能とサウンド機能も挙げていた。

1年前はIntel製を採用していたASRockのゲーマー向けマザーボードだが,今回はほとんどでKiller E2200を採用してきた
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 まず有線LAN機能だが,ゲーマー向けマザーボードでは定番となったQualcomm Atheros製のゲーマー向けLANコントローラ「Killer E2200」を,5製品中4製品で採用してきた(※H97 Performanceは採用せず)。

 ちなみに,Killer E2200に対する評価は,マザーボードメーカーによって異なっているようだ。たとえば,4月28日にIntel 9シリーズ搭載ゲーマー向けマザーボードを発表したASUSTeK Computerでは(関連記事),「Intel製のLANコントローラは十分に速くて信頼性も高い」として,Killer E2200は採用しなかった。
 ASRockも,2013年5月に発表したIntel 8シリーズ搭載ゲーマー向けマザーボードでは,Intel製LANコントローラを採用していたが,今回は考えを変えたようだ。説明会では,「UDPベースのアプリケーションにおけるネットワーク性能(レイテンシ)は,Killerのほうが良い」と説明していた。

 そのほかに,今回のゲーマー向けマザーボードでは,自宅のPCをクラウドストレージやリモートデスクトップサーバとして使えるWebサービス「Orbweb.ME」の有料サブスクリプション約50ドル分を,1年分無料で使える特典も付いてくるそうだ。

ゲーマー向け製品はいずれも,ニチコンのオーディオ用コンデンサを採用している
ASRock,Intel 9シリーズ搭載のゲーマー向けマザーボード5製品を発表。耐久性重視路線を強化しつつ,Killer E2200の採用モデルを拡充
 次なるサウンド機能だが,最上位モデルのZ97 Professionalは,Creative Technology製のサウンドチップ「Sound Core3D」を,それ以外の4製品では,Realtek Semiconductor製の「ALC1150」を採用している。
 このサウンドチップ自体は,2013年のIntel 8シリーズ搭載モデルから変わっていない。しかし,サウンド回路にリーク電流とノイズが少ないニチコン製のオーディオ用高品質コンデンサ「Fine Gold」を採用したことや,サウンドチップをノイズ対策用カバーで覆うといった改良を施したことにより,サウンド機能全体が「Purity Sound 2」へとバージョンアップされたとのことだ。

 ゲーマー向けマザーボードに導入される機能は,各社ともある意味横並びといった感があり,それはASRockの製品でも例外ではない。他社製品では採用されていない特徴といえるUltra M.2を採用していれば個性的な特徴となったかもしれないが,仕様を考えるに,不採用となったのはやむを得ないだろう。
 いずれにしても,信頼性や耐久性を重視するコンセプトは今回も継承されているので,「ゲーマー向けマザーボードではまず信頼性を重視」という場合に,ASRockのゲーマー向けZ97&H97マザーボードは選択肢となりそうな気配だ。

ASRock 公式Webサイト

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