Epic Games，Steamとのクロスプレイを実現するツールをゲーム開発者向けにリリース

　Epic Gamesは北米時間の2022年6月17日，新たなクロスプレイツールを公開したと発表した。最新のSDK「1.15」は現在，ゲーム開発者向けに無料配信されている。

Epic Online ServicesがフリーのPCクロスプレイツールをリリース

　現段階での対応プラットフォームは，PCのみ。具体的には，Epic GamesストアとSteam，2つの異なるショップでゲームを購入したプレイヤーのクロスプレイを可能にするというものだ。
　また，Epic GamesストアとSteamのフレンドを1つにマージすることで，プレイヤーは，すべてのフレンドを単一のリストで検索，確認できる。アカウントのリンクなど，これまで快適なクロスプレイやクロスプログレッションを実現するためにデベロッパが個別に実装していたさまざまな機能のうち，必要なものを選んで容易に実装できるとのこと。クロスプレイ機能は自動配信されるため，プレイヤーが自分で更新するといった手間はかからない。

　Epic Gamesは現在，マルチプラットフォームを実現するEpic Online Services（外部リンク）を展開中で，SDKの開発を進めている。今回のSteamとのクロスプレイは，その一歩といったところで，Epic Gamesはコンシューマ機向けの機能提供を近日中に行うと述べている。