2026年8月27日から30日まで,日本玩具協会が主催する
「東京おもちゃショー2026」が東京ビッグサイトで開催中。29日と30日は一般公開日(パブリックデー)となっており,入場にはチケットの購入が必要だ(中学生以下は無料)。
国内のおもちゃ市場は2025年度に過去最高となる1兆1664億円を記録し,6年連続で成長を続けているという。もちろん,インフレの影響で価格上昇も要因と思われるが,皆さんも覚えがあるとおり,遊びたい欲求や衝動買いはなかなか我慢できるものではない。
本稿では,筆者が気になったアイテムを中心に紹介していく。昭和・平成の遊びを令和の技術で復刻したノスタルジアトイから,大人の鑑賞やコレクションに耐えうる高品質ホビー,そして洗練されたアナログゲームまで,「大人が普通に欲しくなる」アイテムも盛りだくさんだった。
まずは,面積・内容ともに圧倒的だったタカラトミーのブースから。
ここで強烈に刺さったのは,昨年にティザーを見て気になっていたコラボブランドSYNERGENEX(シナジネクス)のアイテム
「SHIELD-D-PRIME(シールド-D-プライム)」だ。
ゾイドのシールドライガーと,トランスフォーマーのオプティマス・プライム(コンボイ司令官)のコラボであることは一目で分かるが,「Dって何だ……?」と思っていたら「ダイアクロン」のDらしい。もちろんパイロット的役回りである。
もはや,「トランスフォーマー ワイルドキング」でファンを驚愕させた“ワイルドドッキング”どころの騒ぎではない。
グラビティカノンを装備したウルトラサウルスはまさに要塞。足元のゾイドたちがアリのようだ
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鉄道模型ファンや子どもにはたまらない
「プラレール 動くぞ!変形!ギガデカドクターイエロー」もスゴかった。日本おもちゃ大賞2026のアクション部門で大賞を受賞している。
巨大な車体を展開すると,整備基地へと早変わり。しかも,このスケールでありながら,通常のプラレール用レール上を自走できるというのだから驚きだ。サイズ感だけでなく,志やアイデアもまた大きいアイテムだった。
巨大ドクターイエロー内で整備を受けるドクターイエロー
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ドラゴンクエスト誕生40周年記念の
「ドラゴンクエスト 人生ゲーム」も注目を集めていた。ステージイベントでは狩野英孝さんら“ドラクエ芸人”が登場し,ギャラリーを沸かせた。また,ドラクエのスライムと「黒ひげ危機一発」とコラボした「にぎやかサウンド♪スライム危機一発」も初披露されている。
人生ゲームのマス目でRPGの冒険を辿る。お酒でも飲みながら,遊ぶのにもよさそう
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勇者に扮した狩野英孝さん
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バンダイナムコグループのブースでは,なにやら神々しいロボットが屹立していた。
背後から見るとモーターヘッドっぽい? 永野護氏の復刻アイテムかな? などと思って近づいてみると,シールドとフィン・ファンネルだった。日本おもちゃ大賞2026のキダルト部門大賞を受賞した
「PERFECT GRADE UNLEASHED 1/60 νガンダム」である。
出渕 裕氏によるデザイン
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一方,「3000しゅ〜ねん!? 大発掘プロジェクト」と題された展示エリアには,エジプトの壁画というか,古代の石板のようなオブジェが飾られていた。これはもしや……3000年前のたまごっち!?
ヒット・セールス賞を受賞した最新版
「Tamagotchi Paradise」に関連する展示らしいが,インパクトがすごすぎて現物がどこにあるのか……。近くに人だかりができていたので,おそらくそのあたりに置かれていたのだろう。
さらに参考展示ではあるが,マント姿……まさかマスターガンダム? いやクロスボーン・ガンダムなのか!?
なにかアイテム化されるようなことなんてあったっけ……と記憶を探っているうちに台座のサインに気がついた。
VTuber・宝鐘マリンさんとのコラボレーションでした
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「海賊つながり」という一点突破のキャスティングに,担当者のたくましさ……もとい遊び心を垣間見た。
続いて,セガブースに足を運んでみると,なにやら見慣れないガングロ仕様(?)のハローキティを発見。
「黒ギャルキティ? 猫種の多様性への配慮なのか?」などと困惑したが,これは「日焼けキティ」と呼ばれるカラーらしい
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「日焼けキティ」とセガフェイブがコラボし,新たに立ち上げたシリーズが
「Kawaii YumYum MART ダイナー」。
シナモロール(本名はシナモン)。もぐもぐしている
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同シリーズはアメリカンダイナーをテーマにしたポップで少しレトロな世界観を展開しており,プリクラ機NICO MAKE(ニコメイク)やUFOキャッチャー用のプライズなども展示されていた。
キダルト層ともアルファ世代とも接続しているらしく,どこかズレているような気もする「平成レトロ×アメリカンダイナー」の組み合わせにセガイズムを感じてしまう。きっとダイナーの端っこには,セガのジュークボックスが置いてあるに違いない。
クロミはチョコレートに扮している(?)
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ハピネットのブースで目に飛び込んできたのは
「ミニカーR/C G-ACTION バトルタンク」のデモ。ラジコン操作ができ,ほかの操縦者と砲撃戦も可能だ。
152mm榴弾砲装備のKVっぽい砲塔だが,キャタピラはT-34ぽい謎の戦車。とにかくソビエト味を感じる
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この戦車,かなりスピーディに動けるが,砲塔がデカくて重心が高いため,障害物を越えようとするとコロッと転んでしまう。
あーあ……
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だが,それで終わりではない。倒れた戦車が砲塔をグッと旋回させ,その反動で自力で起き上がった! 不器用ながらも,くじけないその姿に健気さが感じられる。
そんなことを思っていたら,グレーの戦車もやってきて障害物に突っ込んでいき,やはり派手に転んでいた……。
「演出」だった可能性がある
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昨年のおもちゃショーは周年系をはじめ,テーマ性の強い体験型のブースが印象に残ったが,今年は「アイテムの魅力や出来栄えをじっくりと見せる」展示が中心だった。実物を見せて,造形やギミックの面白さそのものを伝える。いわば質実剛健なアプローチだ。
デカい! 話には聞いていたが,ジャンボマシンダーは本当にデカかった。バンダイスピリッツによる復刻版だ
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昔のままの造形だが,この角度からなら全然アリ。むしろ強そうに見える「VF-1Sバルキリー ロイ・フォッカースペシャル+スーパーパックセット45th Anniv」。2027年3月発売予定。9月1日より予約受付を開始
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そりゃ人だかりもできるはず
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スマホがあれば何でも「知った気になれる」時代において,現物を前に実際の迫力を体感する価値はこれまで以上に高まっていると言える。実物のルックや手触りを知り,衝撃を受けたいホビーファンにとって,今年の方向性もまた魅力的だろう。
引っこ抜く感覚を何度も味わえるピクミンのおもちゃ「∞ひっこぬきピクミン DX 赤ピクミン / 青ピクミン / 黄ピクミン」。力強く引かないと抜けなかった
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メガハウスのブースに展示されていた,物理ブロックで遊ぶ「テトリス ボードゲーム」。ブロックを積むだけではなく,遊びのルールもしっかりある
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隣では往年の「チクタクバンバン」も。ゴールとかあったのか……盤外に落ちるまで無限に続くゲームだと勘違いしていた
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大人も童心に返り,最新技術やノスタルジーに浸れる東京おもちゃショー。週末はぜひ,東京ビッグサイトに足を運んでみてはいかがだろうか。きっとあなたの「好き」を再発見できるはずだ。
マルカから8月に発売された「ミッキーマウス3in1モデル30cm」。モダン,クラシック,サイバーの3タイプに組み替えられるプラモデルのようなフィギュア。目が光るギミックも搭載
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こちらはドナルドダック。通りがかった人が「かわいい!」と声を漏らしていた。「かわいい」の幅が広い
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VIPグローバルが出展していた足マッサージ機「B'Flow」。「外反母趾」「セルライト」「下肢静脈瘤」などと書かれているので,症状に応じたパーツやモードがあるのかを尋ねてみたところ,「この1台,モードひとつで全部に効きます」との回答。会場を歩き疲れたら,立ち寄ってみてほしい
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