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PS5本体に組み込めるM.2 SSDの仕様や取り付け手順が明らかに。SSDはヒートシンクが必須になる
PS5にはあらかじめ,市販のPCI Express(以下,PCIe)接続型のM.2 SSDを使って,ユーザーが本体側ストレージを拡張する仕組みが用意されている。PS5本体に追加のM.2 SSDを組み込むことで,PS5用ゲームのインストールに使えるストレージ容量を大幅に増やすことが可能となるわけだ。
ただ重要な点は,PS5に組み込むM.2 SSDには,ヒートシンクを取り付けることが必須となっていることだ。市販のM.2 SSDには,ヒートシンクが付属していないものも多いので,その場合,ユーザーが別途,PS5に組み込めるサイズのM.2 SSD用ヒートシンクを用意して,SSD本体と合わせてPS5本体に組み込む必要があるという。
そのほかの主な仕様を以下に示そう。
●PS5で使用できるM.2 SSDの主な仕様
- インタフェース:PCIe 4.0(Gen 4)x4 M.2 NVMe SSD(SATAタイプのSSDは非対応)
- 放熱構造:ヒートシンクの取り付けが必須
- 逐次(シーケンシャル)読み出し性能:5500MB/s以上を推奨
- SSDの幅:22mm(25mm幅は非対応)
- サイズ:M.2 type 2230/2242/2260/2280/22110
- 放熱構造を含むサイズ:25(W)×110(D)×11.25(H)mm未満
- 対応ソケット:Socket 3(Key M)
公開情報には,SSD取り付け部にアクセスするところまでを示したPS5の分解ガイドもある。実際にPS5を分解した経験から言うと,本体カバーを外すところは,慣れないとちょっと難しいかもしれないが,PCを自作した経験がある人ならそれほど悩まずにSSD取り付けまで到達できると思う。
今回の情報は,あくまでもPS5システムソフトウェアベータプログラムのユーザーに向けられたもので,正式な対応システムソフトウェアのリリース予定は2021年内のまま,詳細は明らかになっていない。とはいえ,本体が大きく変わらない以上,今回の情報にあるSSDの仕様や取り付け方法は,正式版でもおおむね引き継がれるだろう。
PS5の本体側ストレージを増やしたいと考えている人は,今回の情報をチェックしておくことをお勧めする。
SIEの「ベータ版ユーザー向け:PlayStation 5にM.2 SSDを取り付ける方法」Webページ
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PS5本体
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