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「Xbox One」“日本発売は2014年”と明言。実機デモンストレーション  が国内初公開された“Xbox プレスラウンドテーブル”をリポート
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印刷2013/09/18 20:19

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「Xbox One」“日本発売は2014年”と明言。実機デモンストレーション が国内初公開された“Xbox プレスラウンドテーブル”をリポート

 日本マイクロソフトは2013年9月17日,東京都内で“Xbox プレスラウンドテーブル”を開催し,9月19日から開催される東京ゲームショウ2013に先駆け,日本のメディアに向けて次世代機「Xbox One」の機能やビジョンについて説明を行った。

画像集#012のサムネイル/「Xbox One」“日本発売は2014年”と明言。実機デモンストレーション  が国内初公開された“Xbox プレスラウンドテーブル”をリポート
会場では次世代機Xbox One本体一式を日本初披露。パッケージは完成したばかりのものだそうだ

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 今回のイベントは,事前に「日本におけるXbox One発売日の発表予定はありません」と告知されていた。北米を始めとする13の国・地域では11月22日に発売されるのに対し,日本国内の発売日は公式に言及されていなかったが,プレゼンテーションを行ったマイクロソフト スタジオのフィル・スペンサー氏から「日本での発売は2014年になる」とだけ明かされている。詳細なスケジュールや価格などは後日発表されるとのこと。

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日本マイクロソフト 執行役
インタラクティブ・エンターテイメント・ビジネス
ゼネラルマネージャー 泉水 敬氏
画像集#014のサムネイル/「Xbox One」“日本発売は2014年”と明言。実機デモンストレーション  が国内初公開された“Xbox プレスラウンドテーブル”をリポート
マイクロソフト スタジオ
コーポレート バイスプレジデント
フィル・スペンサー氏

 スペンサー氏は,日本が「13の国・地域」から外れることについて,その理由を「完全な形で投入するため」と説明した。日本語による音声認識を始め,TVや音楽,映像などのコンテンツサービスを日本でも楽しめるように準備するとのことだ。

 また,Xbox Oneのスペックにも触れており,最初の発表時よりもCPUやGPUが高速化していることについて,「開発当初はXbox Oneのスペックを低く見積もっていたが,まだ引き出せる余地があると判断した」と明かした(関連記事)。そのため,今年開催されたE3やgamescomと比較しても,グラフィックスのクオリティが向上しているという。

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マイクロソフト Xbox プロダクトプランニング
シニアディレクター
アルバート・ペネロ氏
 続いて,マイクロソフトのアルバート・ペネロ氏による実機デモンストレーションが披露された。Xbox Oneのダッシュボードは,タイル型アイコンを採用したWindows 8のモダンUIスタイルに近いデザインを採用している。Kinect センサーによる顔認識でサインインするジェスチャーで画面を横にスライドする,といった操作がスムーズに行える。

 とくに顔認識の機能は,Xbox Oneにアカウント情報が登録されていると,Kinectの前に立つだけでプレイヤーを判別することができるようだ。実際,デモンストレーションでは,日本マイクロソフトの泉水 敬氏が参加してコントローラを握ると,瞬時にゲストとして認識し,ゲーマー アイコンが表示されていた。さらにXboxボタンを押すと,泉水氏がメインのプレイヤーに切り替わる。

 さらに注目すべきは,Kinectによる音声認識だ。ゲストのプレイヤーが「Xbox Home」といったボイスコマンドで操作すると,音声でプレイヤーが判別され,自動的にそのプレイヤーがメインに切り替わっていた。また,ボイスコマンドによって,プレイ中のゲームを中断し,直前までのプレイムービーを録画したり,そのデータをアップロードして友人と共有したりといった,さまざまな活用法も披露されている。
 次世代版Kinect センサーの精度の高さ,多彩な機能は,しっかりと確認することができた。

画像集#015のサムネイル/「Xbox One」“日本発売は2014年”と明言。実機デモンストレーション  が国内初公開された“Xbox プレスラウンドテーブル”をリポート
インディペンデント デベロッパー
ディレクター @Xbox クリス・チャーラ氏
 最後はクリス・チャーラ氏から,独立系デベロッパのセルフパブリッシングを支援するプログラム「ID@Xbox」の説明が行われた。このプログラムは,昨今,急速に存在感を増しているインディーズゲームに対する取り組みとして,8月に行われたgamescomで発表されたものだ(関連記事)。

 ID@Xboxの詳細は,すでにXbox公式サイトで発表されているが,現時点では登録デベロッパに開発キットが提供される形をとっている。しかし,将来的には市販のXbox Oneでゲームを開発できるようにするとのこと。つまり誰でもクリエイターとして,自分の作ったゲームを配信できるようになる可能性があるわけだ。
 また泉水氏は,ID@Xboxについて「ゲームの次世代を担う,新しいクリエイターを発掘し,マイクロソフトとして支援したい」と語っている。


Xbox Oneは今まで以上に日本独自の展開が重要になる


 プレゼンテーション終了後,参加したプレスによる質疑応答も行われ,マイクロソフトが日本市場をどのように捉え,どう展開していくのかが語られている。

――Kinectの音声認識は,完全に日本語対応するのでしょうか。また,海外ではCATVのセットトップボックスとXbox OneをHDMI端子で連動できることが発表されましたが,日本でも同様のサービスは展開されますか。

スペンサー氏:
 Xbox Oneの機能をフルに活用するためには,音声認識が必要不可欠です。もちろん日本でも,完全対応に向けて検証を続けています。ただし,それは慎重に進めておりますので,時間が掛かることはご理解ください。
 また,Xbox OneはHDMI入出力端子を搭載していますので,TVと連動することが可能です。ただ,それぞれの国や地域の実情に合わせて,最適な対応を検討する必要があると考えています。

泉水氏:
 日本では,HDDレコーダーやCATVのセットトップボックスとHDMI端子をつないで,Xbox Oneを通してTVに出力するといったことは考えられます。

――日本ではCEROレーティング Zのタイトルはオンライン販売が不可能に近い状態ですが,この点についてどのようにお考えでしょうか。

泉水氏:
 レーティングがZに指定されたタイトルに関しては,適切なユーザーにできるだけスムーズに届くような仕組みを考えたいと思っています。同時に,他のプラットフォームメーカーさんとも話し合いをしながら,業界全体として定めていきたいと考えています。

――Xbox Oneのクラウド機能について,具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

スペンサー氏:
 すでに「コール オブ デューティ ゴースト」では,クラウド上にマルチプレイ専用のサーバーを設置することを発表しています。これにより,ホストのプレイヤーを設ける必要がなくなり,非常にフェアなマルチプレイが楽しめます。
 また,「Forza Motorsport 5」では,クラウドに保存されているフレンドのゲームデータを利用して,AIプレイヤーと対戦したり,一緒に遊ぶことが可能です。
 さらに,先ほどのデモンストレーションで披露したように,異なるXbox Oneでサインインした場合でも,クラウドにデータが保存されていることで,いつでも同じ環境でゲームを楽しむことができます。

画像集#018のサムネイル/「Xbox One」“日本発売は2014年”と明言。実機デモンストレーション  が国内初公開された“Xbox プレスラウンドテーブル”をリポート

――日本ではXbox 360のセールスは苦戦しているという印象がありますが,同じようにならないためにXbox Oneではどのような対策を考えているのでしょうか。

泉水氏:
 Xbox Oneは,あらゆるエンターテインメントを総合した“オールインワン”というコンセプトのマシンで,今まで以上に日本独自の展開が重要になります。日本のプレイヤーの皆さんに満足してもらえるラインナップを用意し,発売日を迎えたいと思っています。
 また,Xbox Oneはさまざまな場面で利用されることになりますので,日本のプレイヤーの生活に溶け込むような伝え方をしなくてはならないとも考えています。

――Xbox Oneの発売が欧米より遅れるということは,マイクロソフトにとって日本は“ファーストチョイス”ではなくなったということのでしょうか。

スペンサー氏:
 初代Xboxのときから,日本のゲーム市場で展開してきたわけですが,Xboxにとっても,マイクロソフトにとっても日本が重要であることは変わりません。ただ,Xbox Oneを完全な形で楽しんでもらうためには,音声認識を始めとしたローカライゼーションに時間が掛かります。適切な時期にXbox Oneを発売することで,日本市場でも成功できると信じています。

「Xbox One本体」公式サイト

  • 関連タイトル:

    Xbox One本体

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