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新型Atom搭載の8インチWindows 8.1タブレット「Miix 2 8」ファーストインプレッション。世界最軽量にして「艦これ」がさくさく動くタブレット
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印刷2013/11/26 14:23

テストレポート

新型Atom搭載の8インチWindows 8.1タブレット「Miix 2 8」ファーストインプレッション。世界最軽量にして「艦これ」がさくさく動くタブレット

Miix 2 8
新型Atom搭載の8インチWindows 8.1タブレット「Miix 2 8」ファーストインプレッション。世界最軽量にして「艦これ」がさくさく動くタブレット
 既報のとおり,2013年11月26日,Lenovoの日本法人であるレノボ・ジャパンは,Windows 8.1搭載の8インチタブレット端末「Miix 2 8」(ミークス ツー エイト)を,12月6日に国内発売すると発表した。

 Miix 2 8が搭載するSoC(System-on-a-Chip)の「Atom Z3740」は,新しい「Silvermont」アーキテクチャを採用したことにより,Clover Trail世代の「Atom Z2760」と比較した場合で,CPU性能で約2.4倍,3Dゲーム性能では約4.8倍という,Atomのイメージを覆すほどの大幅な高速化を実現したものだ。これによって,「既存のWindowsアプリケーションがそのまま使える」というWindows 8.1タブレットが持つメリットが,真の意味で実現したわけだ。
 Atom Z3740を搭載する8インチ級のWindows 8.1タブレットはほかにも,Dell東芝がすでに発売しており,さらにAcerからも発売される予定だ。
 各社が精力的に8インチ級の製品を展開していることからも,Atom Z3740への期待の大きさがうかがえる。実用的な性能を備えながら持ち歩けるWindows 8.1タブレットとして,これらのいずれかを購入しようと検討している読者も少なくないだろう。

 だがそうはいっても,かつてのAtomに対するイメージがぬぐえず,これらの製品に対しても「本当に使い物になるのだろうか?」と懐疑的な目で見ている人もいるかもしれない。
 26日にレノボ・ジャパン(以下,Lenovo)本社にて開かれた報道関係者向けの製品説明会にて,Miix 2 8の実機に触れる機会が得られたので,小1時間触ってみてのファーストインプレッションをお届けしたい。


厚さ8.35mm,重量約350gで

世界最薄・最軽量のWindows 8.1タブレットに


新型Atom搭載の8インチWindows 8.1タブレット「Miix 2 8」ファーストインプレッション。世界最軽量にして「艦これ」がさくさく動くタブレット
本体前面。ベゼル上部に200万画素のインカメラ,下部にはタッチセンサー式の[Windows]キーがある
Lenovo ノートブック製品担当部長の櫛田弘之氏
 まずは外観から見ていこう。正面からの見た目はごく普通のタブレット端末といったところで,液晶パネル周囲のベゼル下側にあるWindowsロゴのボタンがなければ,Androidタブレット端末と見間違えそうだ。個性的なデザインを重視したLenovoのAndroidタブレット端末「YOGA TABLET」シリーズとは,方向性が異なる製品であることが,外観からも分かる。

 本体のサイズは,215.6(W)×131.6(D)×8.35(H)mmで,重量は約350g。Lenovoのノートブック製品担当部長の櫛田弘之氏は製品説明の中で,「調べた限りおそらくは……」と断りつつも,Miix 2 8は「8インチ級のWindows 8.1タブレットとして,世界最薄で最軽量の製品である」と胸をはった。

 8インチ級のタブレットともなると,数10gも重量が違えば,手にしたときの印象は大きく変化するので,Lenovoは軽量化にかなりの力を入れたという。実際のところ手に持ったときのインパクトは強く,試用している間もずっと「これは軽いな」という思いを感じ続けていたほどだ。
 ちなみに,Miix 2 8の重心は,縦持ち時の本体中央よりやや下あたりにある。そのため横持ち状態では,心持ちWindowsキー側が重く感じた。20分ほど触っていたら慣れてきたので,重心位置によるバランスは,気にしなくてもいい程度だろう。

本体背面。メタリックな仕上がりで,大部分はアルミ材質と思われる。本体下部はプラスチック製。上部の写真左側に500万画素のアウトカメラ,右側にスピーカーを備える
新型Atom搭載の8インチWindows 8.1タブレット「Miix 2 8」ファーストインプレッション。世界最軽量にして「艦これ」がさくさく動くタブレット
 背面は,四辺が丸みを帯びた定番のラウンドフォルムになっており,上部には500万画素のアウトカメラと,モノラルのスピーカーがある。ボタンやインタフェース類は右側面に集中しており,[電源/スリープ]ボタンと音量調節ボタン,microSDカードスロット,電源入力端子も兼ねたUSB Micro-B端子が並んでいる。右側面以外には,本体上側面にヘッドセット端子があるだけだ。こうした配置は,ごくオーソドックスなタブレット端末のそれで,特筆すべき点はない。

 なお海外モデルでは,microSDカードスロットの横にSIMカードスロットがあり,3G通信機能を備えているのだが,日本では3G対応モデルの提供予定がないとのことだ。櫛田氏によると,「日本ではLTEへの以降が急速に進んでおり,タブレット端末でもLTEに対応させたい。しかし,世界市場ではいまだ3Gが中心で,LTE対応モデルは時間がかかる」という理由により,3G対応版の提供を見送ったとのことだった。「3G版でもいいから欲しい」という人は,少なからず日本にもいるのではないかと思うので,少々残念ではある。

本体右側面には(左),左からUSB Micro-B端子,microSDカードスロット,音量調節ボタン,[電源/スリープ]ボタンが並ぶ。本体上側面には,ヘッドセット端子がある。左側面と下側面にはなにもなし
新型Atom搭載の8インチWindows 8.1タブレット「Miix 2 8」ファーストインプレッション。世界最軽量にして「艦これ」がさくさく動くタブレット 新型Atom搭載の8インチWindows 8.1タブレット「Miix 2 8」ファーストインプレッション。世界最軽量にして「艦これ」がさくさく動くタブレット

新型Atom搭載の8インチWindows 8.1タブレット「Miix 2 8」ファーストインプレッション。世界最軽量にして「艦これ」がさくさく動くタブレット
カバーに覆われたmicroSDカードスロットの隣には,いかにもSIMカードスロットがありそうな空きがあるのだが,日本向けのMiix 2 8では何もない
新型Atom搭載の8インチWindows 8.1タブレット「Miix 2 8」ファーストインプレッション。世界最軽量にして「艦これ」がさくさく動くタブレット
背面スピーカーはモノラル。最近ではステレオスピーカーを備えたうえに,擬似サラウンド機能を持つ製品も多いので,少し寂しいところか

 液晶パネルは,8インチサイズで解像度1280×800ドットのIPS方式を採用している。視野角やピクセル密度は非公開だが,見たところ上下左右ともに170度以上はあると思われ,精細感も高めだ。表面の保護ガラスから液晶パネルまでの距離も近いように見え,ガラス1枚と薄い空気層を挟んで液晶パネルといった構造に思える。

新型Atom搭載の8インチWindows 8.1タブレット「Miix 2 8」ファーストインプレッション。世界最軽量にして「艦これ」がさくさく動くタブレット 新型Atom搭載の8インチWindows 8.1タブレット「Miix 2 8」ファーストインプレッション。世界最軽量にして「艦これ」がさくさく動くタブレット
視野角は非公開だが,上下左右ともに170度以上はあるように見える(左)。画面の見えるギリギリまで傾けてみても(右),文字は視認できた


Atom Z3740搭載タブレットとしては一般的なスペック


 続いてはスペックをチェックしていこう。冒頭で述べたとおり,Miix 2 8はSoCにAtom Z3740を採用している。メインメモリ容量は2GBで,内蔵ストレージ容量32GBまたは64GBだ。
 無線通信機能は,IEEE 802.11a/g/nとBluetooth 4.0を搭載する。2013年冬モデルのスマートフォンが一気に対応してきたIEEE 802.11acに非対応である点は,不満を感じる人もいるかもしれない。

新型Atom搭載の8インチWindows 8.1タブレット「Miix 2 8」ファーストインプレッション。世界最軽量にして「艦これ」がさくさく動くタブレット 新型Atom搭載の8インチWindows 8.1タブレット「Miix 2 8」ファーストインプレッション。世界最軽量にして「艦これ」がさくさく動くタブレット
試用した製品は64GBモデルで,空き容量は34.5GBと表示されていた(左)。ちなみに内蔵ストレージはなかなか高速で,「CrystalDiskMark 3.0.3」で計測してみたところ,シーケンシャルリードで122.2MB/sを記録していた(右)

 実のところ,Atom Z3740を採用したWindows 8.1タブレットは,他社製品も似たり寄ったりなスペックであり,ここで差別化するのは難しい。そうなると,バッテリー駆動時間やインタフェース類とか,デザインで差別化するしかない。
 「それって今冬のスマートフォンと同じじゃないか?」と思った人もいるかもしれないが,まさにそのとおり。よくも悪くも,スペック以外でどう作り込んで差別化するかが,Windows 8.1タブレットの勝負となっているのだ。それができなければ,価格で対抗するしかない。その点Miix 2 8は,重量と薄さで差別化を狙っているとみていいだろう。

 しかし,他社の競合製品よりも重さが軽いと聞けば,「バッテリーを減らして軽くしたんじゃないか?」と思うかもしれない。Miix 2 8のバッテリー駆動時間は,カタログスペックで最大約10時間と謳われているので,とくに短いというわけではない。発表会場で確認したところ,内蔵バッテリー容量は4730mAhとのことで,8インチ級のタブレットとしては平均的といって差し支えない。
 発表会の間,アプリケーションをダウンロードしながら「艦隊これくしょん」(以下,艦これ)で遊んでいたところ,30分で12%程度減っていた。Miix 2 8にはかなり高負荷な状態でこれくらいの減少率であるなら,Webブラウジングと軽めのアプリケーションを使う程度であれば,6〜7時間くらいは動いてくれそうだ。最低輝度も少し明るめなので,室内で使うときは,輝度0〜20%でも十分そうに見える。これくらいのバックライト輝度なら,さらに長時間の動作も期待できる。


艦これもさくさく動くMiix 2 8


Miix 2 8で艦これを起動しようとすると,タイトル画面で「Flash Playerの実行速度が遅くなっています」との警告が表示される。「いいえ」を選択して,ちょっと待てば問題なくプレイできる
新型Atom搭載の8インチWindows 8.1タブレット「Miix 2 8」ファーストインプレッション。世界最軽量にして「艦これ」がさくさく動くタブレット
 今回の試用では,会場の通信環境に起因する問題で,筆者によるテストでは定番の「3DMark」がダウンロードできず,残念ながらテストを行えなかった。
 そこで,Windows 8.1タブレットでの動作が気になる読者も多いであろう,艦これを使い,体感速度を検証してみた。Flashコンテンツながら画面がやたらと動く艦これは,CPU負荷率が高いので,端末の体感速度を見るのにも役立つのだ。

 下に掲載したムービーは,駆逐艦1隻と空母5隻の編成で出撃し,帰投するまでの様子を録画したものだ。空母には艦載機を満載した状態で,処理負荷の高い航空戦での挙動をチェックしたわけだ。使用したWebブラウザは,Windowsストアアプリ版のInternet Explorer 11(以下,IE11)だ。デスクトップ版のIE11を使うと,もう少し重くなる。


 ムービーを見ると分かるが,Miix 2 8での動作は軽快だ。動きがもっさりしたのは航空戦のときぐらいだった。判定Sでの勝利時に表示されるエフェクトも,表示がもたつきくようなことはなく,経験値バーのカウントもスムーズ。ドロップのエフェクトでももたつきが少しあったものの,気になるレベルではない。これならば,プレイ時にストレスを感じることは少なそうに思え,デスクトップとあまり変わらない感覚で遊べるだろう。

 ただし,艦これでもとくに処理が重い演習だけは,やはり動作が遅くなった。そのほかにも,改装時の表示がかなり重かった。改装画面で装備一覧が表示されるまでをムービーで掲載しておくが,これを見れば改装画面でのレスポンスの悪さが分かるだろう。Miix 2 8だけで艦隊勤務をハードに行おうというのは厳しそうだ。


 ともあれ艦これに関しては,Androidタブレット端末でリモートデスクトップ接続を利用してプレイするのよりも,はるかに快適だ。
 動作中の発熱具合も気になるところではあるものの,10分ほどのプレイでは,目立った発熱は感じなかった。SoCがあると思われる部分が,ほんのりと熱を持ってはいた程度で,放熱面はおおむね問題なさそうだ。


Windowsストアアプリの不足は厳しいが,

端末自体のポテンシャルは高い


 今回は試用時間が短かかったため,駆け足でのファーストインプレッションしかできなかったが,短時間触っただけでも,Atom Z3740を採用したWindows 8.1タブレットの持つ実力がうかがえた。
 さすがに「新生FFXIV」や「ドラゴンクエストX」といった3DグラフィックスのMMORPGを軽快にプレイするというのは厳しいだろうが,「ラグナロクオンラインくらいなら,これでも動くんじゃないだろうか?」という印象を受ける。Windowsストアのゲームタイトルなら,これらよりも負荷は軽いものが多いはずだが,なにせラインナップが寂しい状態なので,ゲームマシンとしての評価は,まだ先になりそうだ。

 なかには「Battlefield 4」と絡めて,「Battlelog」や「Battlefield 4 Tablet Commander」を使ってみたいというゲーマーもいるかもしれない。しかし今のところ,Battlefield 4 Tablet CommanderのWindowsストアアプリは存在しないので,リリースを期待して待つしかなさそうだ。もしリリースされれば,マップ確認にすごく便利そうなのだが……。
 そのほかにも,Miix 2 8をゲーム用途に使う方法としては,「Xbox SmartGlass」という手もある。しかし,現状では対応タイトルがあまりにも少ないので,Xbox One以降の拡充に期待したいところだ。この部分はMicrosoftのやる気次第になってしまうのが,なんとももどかしい。

 Miix 2 8の発売は12月6日の予定である。店頭で試用できるのもそう遠くないので,見かけたらぜひ触ってみてほしい。「タブレットはiPad以外必要ない」という人でなければ,その魅力に引き込まれるはずだ。

●Miix 2 8の主なスペック
  • サイズ:215.6(W)×131.6(D)×8.35(H)mm
  • 重量:約350g
  • OS:Windows 8.1
  • プロセッサ:Atom Z3740,動作クロック 1.33GHz
  • ディスプレイ仕様:8インチ液晶パネル
  • ディスプレイ解像度:1280×800ドット
  • メインメモリ容量:2GB
  • ストレージ容量:内蔵32GBもしくは64GB
  • 3G/LTE通信:なし
  • 無線LAN:IEEE 802.11a/g/n
  • Bluetooth:4.0 搭載
  • NFC:なし
  • センサー類:GPS,加速度,コンパス,ジャイロ,環境光
  • 外側カメラ:500万画素
  • 内側カメラ:200万画素
  • バッテリー:最長10時間駆動

レノボジャパンのMiix 2 8製品情報ページ

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