プレイレポート
マルチに没頭していたあの頃から15年の時を経て初めて挑むゾンビモード。撃ち合いだけじゃない「CoD: BO7」体験は今だからこそ楽しめる【PR】
![]() |
2025年11月14日,Activisionから発売された「Call of Duty」シリーズの最新作「Call of Duty: Black Ops 7」(PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One 以下,CoD: BO7)。2003年に第1作が登場して以来続くシリーズの22作品目となる本作は,ファンから根強い人気を持つ「Black Ops」の最新作だ。
![]() |
「Call of Duty」と聞いて何をイメージするだろうか。キャンペーンモード,マルチプレイモードは無論として,最近ではモバイル環境向けに配信されている「CoD: Mobile」でシリーズに触れた人も多いかもしれない。そんな中,ミリタリーライクなシリーズの傾向とは真逆の方向を向いている,一風変わったモードが長く愛されていることをご存じだろうか。それこそが「ゾンビモード」だ。
![]() |
![]() |
2008年発売の「CoD: World at War」に搭載されて以来,Treyarchが開発を担当するシリーズ作品の多くに搭載されてきたゾンビモードは,ほかのプレイヤーや兵士ではなく,その名の通りゾンビと戦うPvEモードだ。Treyarch担当タイトルの名物とも言えるが,ほかのモードとの毛色の違いから触れたことがないプレイヤーも多いかもしれない。2007年発売の「CoD4: Modern Warfare」からシリーズに触れ始めた筆者もそのひとりだ。
リリースから少し期間が経ったものの身の回りが落ち着き,やっと「BO7を遊べるぜ……」と思っていたところ,4Gamer編集部の担当者から「BO7のゾンビを遊んでみませんか」という連絡がきた。約15年の時を経て,初ゾンビを経験した筆者のプレイレポートをお届けしたい。
なお,本稿ではその性質上,謎解きに関するネタバレを含んでいる。初見で謎解きに挑戦したい場合は注意してほしい。
ゾンビデビュー,初デス
さて,初めてゾンビモードをプレイしたと書いたが,ゾンビモードが搭載されている作品自体は筆者の「CoD」プレイ歴に含まれている。とくに「CoD: BO2」は筆者の人生に多大な影響を与えたタイトルでもあるが,当時はもっぱらキャンペーンモードとマルチプレイ(PvP)モードに夢中であり,ゾンビモードはまったく気にも留めていなかった。
当時の筆者はミリタリーライクな作風に魅力を感じていたわけで,生意気にも「ゾンビに銃撃つだけなんて面白いんか?」と考えていたのだ。
![]() |
それ以降,そのような認識が続いてしまったのと,「CoD」をきっかけにゲームそのものへのめり込んだこともあり,そもそも「CoD」を朝から晩までプレイしたことは日常から思い出になった。だが振り返れば,ゲーム関係のライターになり,結果「CoD」の開発メンバーたちとも直接話すようになり……と数奇な人生だ。しかも「CoD: BO7」初プレイがゾンビモードになるとは……人生分からないものである。
[インタビュー]「Call of Duty: Black Ops 7」発売直前。17年以上,CoDに携わるベテランに作品のアレコレを聞いてきた
シリーズ最新作「Call of Duty: Black Ops 7」が,ついに2025年11月14日にリリースされる。発売を間近に控えた11月4日,TreyarchでAssociate Creative Directorを務めるMiles Leslie氏にメディア合同のインタビューを実施したので,その模様をお届けしたい。
- キーワード:
- PC:Call of Duty: Black Ops 7
- PC
- FPS
- アクション
- シューティング
- Activision Publishing
- Raven Software
- Treyarch
- クライム
- プレイ人数:1人
- PS5:Call of Duty: Black Ops 7
- PS5
- Xbox Series X|S:Call of Duty: Black Ops 7
- PS4:Call of Duty: Black Ops 7
- PS4
- Xbox One:Call of Duty: Black Ops 7
- Xbox One
- Xbox Series X|S
- インタビュー
- ライター:夏上シキ
ということで,まったくの無知で初挑戦するゾンビモード。ご丁寧にチュートリアルが存在していたので,まずはこちらをプレイすることにした。基本的に,敵(ゾンビ)を倒して獲得したスコアでアイテムを購入して己を強化していき,ラウンド(ウェーブ)が進むごとに強化されるゾンビに立ち向かうことが大まかなゲームシステムになる。ほかのゾンビ系Co-opシューターでもおなじみのメカニクスだ。くわえて,周回プレイが前提となるアイテムの強化要素もある。
![]() |
![]() |
執筆時点で,本作のゾンビモードには,スタンダード,サバイバル,カース,デッド オプス アーケード 4と,4種類のモードがある。これまでゾンビのゾの字も知らなかった筆者は「ゾンビと戦ってひたすら生き残るモード」をメインと捉えていたのだが,これは「CoD: BO2」以来に復活したサバイバルの内容であり,「ゾンビと戦いながらマップに隠された謎解きをしていくモード」がスタンダードになるようだ。カースは上級者向けモード,デッド オプス アーケード 4はミニゲーム的なお祭りモードだ。
![]() |
というわけで,レベル1で持ち込み武器のロードアウトすら編集できない素人&新米が,ひとまずスタンダード(執筆時点でのマップはアッシュ オブ ザ ダムドの1種類。今後のアップデートでマップは追加されていく)に参戦である。
スタンダードという名前なのに中級者向けと記されているのが妙に引っかかるのだが,ソロプレイ,スクワッドプレイ(マルチプレイ)を選択できたので,「どんなもんかいっちょ見たる」とソロプレイを選択した。その結果……。
![]() |
![]() |
![]() |
筆者がゲームシステムに不慣れということもあるが,どんどん湧いて出てくるゾンビに追われて悠長に謎解きなどしている場合ではない。しかもガイドがあるのは序盤も序盤だけで,それ以降はマップに目的地などが示されるわけでもなく,ストーリーを進めるための謎もすべて自力で解いていく必要がある。中級者向けというか,経験者向けといったほうが正しいだろう。
![]() |
筆者としては本格的な謎解きゲームではなく,ゾンビ相手にトリガーハッピーで銃をぶっ放しながらマップ内を探索していくくらいのノリを想定していたのだが,まさかここまでとは。海外でのCo-opシューター人気は国内とは比べ物にならないが,そうした層にガッチリとリーチする作りになっていることは言うまでもない。ちなみに絵面は強烈だがホラー感はそこまでなく,どちらかというとパニック系の体感だ。
ソロプレイはあくまでも慣れたプレイヤーが歯ごたえを求めてやるもので,キャラクターの成長要素も必須レベルではなかろうか(実際,前作「CoD: BO6」からの引継ぎ要素もある)。ゾンビモードを始めたヒヨコプレイヤーがいきなりソロで挑むなど,よほどのゲームIQとエイムを持っていない限り基本的には無謀だと思い知った。残念ながら筆者には,そのどちらもないのでぇ……。
![]() |
ゲーム全体の流れとしては,8の字状に通路が設けられているマップをビークルで移動しつつ,各所に設置されているランドマーク地点で謎を解き明かしていくことがメインになる。とはいえその多くはノーヒントであり,まさに手探りで試行錯誤をしながら進めていくしかない。
しかもノンビリ謎解きをしている暇はなく,常にゾンビを捌きつつの謎解きになるので頭がいっぱいいっぱいに。マルチプレイモードの爽快感があるカジュアルシューターというイメージとはまったく異なり,歯応えのあるPvEシューターといったニュアンスが強い。
複数のソロプレイを経て,なんとなく序盤の進め方は分かってきた。基本的には各ランドマークに設置されているジェネレーターを解放・起動させることが重要なようで,これを巡りつつ謎を解き,自身を強化していく必要があるようだ。
![]() |
謎解きの進め方は必ずしも一辺倒ではないようで,各地に設置されているアイテム購入エリアなども基本的に固定だ。それらを覚えておくのも重要になる。そのため自作の地図を作り,プレイの経験を書き込んでいった。並行してサバイバルモードもプレイし,ゾンビを倒してスコアを稼ぎ,己を強化していくという基礎的なメカニクス自体にも慣れていく。
![]() |
これらのプレイを通じてロードアウトも解禁されたので,ゾンビの大群を捌くことを目的にライトマシンガン「XM325」を持ち込むことにした。無暗にゾンビを倒し続けるとラウンドごとに強化されていくので,あえて少数を残して立ち回るという選択肢も重要である(とくに謎解きをしているタイミングは)。
![]() |
とはいえ襲い来る大軍を相手にしなければならないタイミングはどうしてもあり,弾幕と継続火力は正義だと感じたわけだ。ひとまず最低限の準備はできたかな? と感じたので,オンラインマッチングのマルチプレイに挑戦してみることに。
カオスなオンラインマッチングの中にCo-opの醍醐味が光る
結論から言うならば,オンラインマッチングはめちゃくちゃカオスで楽しい。恐らくクリア済みであろうゾンビプロが導いてくれることもあれば,筆者のようなビギナー軍団で固まることもあり,それはもう“しっちゃかめっちゃか”。
![]() |
手探り攻略勢もいれば,予習済みであろうプレイヤーもいるし,そもそも謎解きに興味はなさそうなプレイヤーもいた。そのため,いい具合に進むこともあれば,まったく謎解きはせず全滅までゾンビをなぎ倒すような回もある。
これはこれで楽しいのだが,MMORPGなども日頃からプレイする筆者的には,目的ごとにマッチングが分けられていると嬉しいなと思った。協力して謎解きを進めたいプレイヤーもいるし,チャートを理解しきったうえでクリアを目的とするプレイヤーもいる(そうしたプレイヤーはパーティを組んで回しているだろうが)。
![]() |
一からノーヒントで謎解きをしたい場合,欲をいえば身内4人でフルパーティを組むのが一番楽しめると思うのだが,なかなかそれも難しい。ただ,マッチングでのプレイも「いいヤツ」がピンを用いて指示してくれことや,時にはボイスチャットを使ってコミュニケーションを行えることもあった。
互いに怪しい英語を駆使してコミュニケーションを取る体験は,今となってはどこか懐かしい。そして数十秒後,互いに日本語話者だと気づくのである(レベルはともかく,アジア圏のゲーマーは意外と日本語をしゃべれる人も多い)。
あるプレイヤーは「ゾンビモードをプレイするのは人生で初めてなんだ」と伝えたところ,コツを教えてくれたりもした。PvEという環境も後押ししているのかもしれないが,こういった部分もCo-opシューターで野良マッチをする際の醍醐味ではないだろうか。まさか令和の世に「CoD」でこんな体験をできるとは……。
そうしてマッチングでプレイを重ねていると,どうも筆者がソロで手探りで進めていた際の進め方はあながち間違いでもなかったことが判明した。序盤の限られたガイド通りにパックアパンチ(武器の強化システム)を開放し初期スポーンエリアに戻ると(ここまでである程度のウェーブが経過する),「ウーバークラウス」というボスが確定で登場する。
![]() |
タフな強敵なのだが,肩部分の光るシールドが弱点で,ここを狙い撃つことでダメージが与えられるようになる。これを討伐すると素材をドロップするので,この素材をアッシュウッドエリアの牢屋に入っているクラウスというロボットに取り付けるのだ。ここまでは分かるのだが,取り付けた後にスタングレネードを複数回投げつけて再起動させる必要がある……って分かるかッ!
![]() |
ほかにも
・再起動させたクラウスを誘導してギミックを発生させる
・農場エリアの小屋の中に吊るされている死体の脚にトマホークを投げつけ,切断された脚にモロトフを投げるとアイテムになる
・農場エリアで特定の敵が出現した際にトラップを作動させるとアイテムが出現する
・115出口エリアにランダムで出現するネームドゾンビを倒すと鍵が入手でき,その鍵を用いてアイテムを入手し,ビークルを改造する
・改造したビークルはビームを撃てるようになり,そのビームで特定のネームドを倒すとアイテムがドロップする
・その他書ききれないほどのギミック(筆者がまだ見ていないギミックも多くあるはず)
などなど。初見では「分かるかァ!」となるものばかりであり,文字通りの意味でノーヒント謎解きをする必要がある。気になって過去作品のゾンビモードを調べてみたところ,中には似通ったギミックもある様子だ。その点,経験者はなんとなくでも進められるようになっているのかもしれない。
![]() |
付け加えると,やはりライトマシンガンは扱いやすい武器カテゴリーだろう。1マガジンでより多くのゾンビを蹴散らせるのは便利だし,長めのリロードタイムを味方がカバーしてくれることも多い。パックアパンチ(武器強化)でただでさえ多い装弾数がさらに強化されるということもあり,非常に扱いやすかった。
マルチとは異なる,Co-opの面白さが間違いなくそこにある
執筆中,ゾンビモードのプレイ歴の長い知人に聞いたところ,「BO7のゾンビモード(スタンダード)は謎解き要素も強めで,とくにソロプレイはかなり歯ごたえのある仕様だと思うよ」と話してくれたので,そもそも難度が高めではあるようだ。
![]() |
執筆段階ではほぼノーヒントで謎解きを行う必要がある(もしくは有志が作成して公開してくれているチャートを参考にする必要がある)が,日本時間12月5日に開幕したシーズン01では,アッシュ オブ ザ ダムドの攻略チャートがゲーム内で明示化される「ガイドモード」が導入された。それでもかなりの達成感はありそうなので,筆者も完全クリアを目指してみたい。
ただ,謎解きとウェーブ戦を同時に楽しむ醍醐味はしっかりと感じられたし,何より「Co-opシューターってやっぱりいいなぁ」と思わせてくれる瞬間が嬉しい。PvPのマルチプレイモードに熱中していたあの頃では味わうことのできなかった,PvE,Co-opプレイの楽しさは間違いなくある。
![]() |
謎解きではなく純粋なウェーブ戦を楽しみたい場合にはサバイバルという手もあるし,「マルチ専」だった筆者のゾンビモードに対する印象は大きく変化した。ストーリーもかなり凝った作りで,そちらも軽く調べ始めたところだ(実にぶっ飛んでいて興味深い)。共通の経験値システムという後押しもあることだし,より多くの「CoD」プレイヤーにとって「CoD: BO7」がゾンビモードに触れるキッカケになることを祈りたい。
- 関連タイトル:
Call of Duty: Black Ops 7
- 関連タイトル:
Call of Duty: Black Ops 7
- 関連タイトル:
Call of Duty: Black Ops 7
- 関連タイトル:
Call of Duty: Black Ops 7
- 関連タイトル:
Call of Duty: Black Ops 7
- この記事のURL:
キーワード
- PC:Call of Duty: Black Ops 7
- PC
- FPS
- アクション
- シューティング
- Activision Publishing
- Raven Software
- Treyarch
- クライム
- プレイ人数:1人
- PS5:Call of Duty: Black Ops 7
- PS5
- Xbox Series X|S:Call of Duty: Black Ops 7
- Xbox Series X|S
- PS4:Call of Duty: Black Ops 7
- PS4
- Xbox One:Call of Duty: Black Ops 7
- Xbox One
- プレイレポート
- 広告企画
- ライター:夏上シキ
(C)/TM/(R) 2025 Activision Publishing, Inc. 本製品にはId Softwareからライセンスが供与されたソフトウェアテクノロジー(Id Technology)が含まれます。Id Technology(C) 1999-2025 Id Software, Inc.
(C)/TM/(R) 2025 Activision Publishing, Inc. 本製品にはId Softwareからライセンスが供与されたソフトウェアテクノロジー(Id Technology)が含まれます。Id Technology(C) 1999-2025 Id Software, Inc.
(C)/TM/(R) 2025 Activision Publishing, Inc. 本製品にはId Softwareからライセンスが供与されたソフトウェアテクノロジー(Id Technology)が含まれます。Id Technology(C) 1999-2025 Id Software, Inc.
(C)/TM/(R) 2025 Activision Publishing, Inc. 本製品にはId Softwareからライセンスが供与されたソフトウェアテクノロジー(Id Technology)が含まれます。Id Technology(C) 1999-2025 Id Software, Inc.
(C)/TM/(R) 2025 Activision Publishing, Inc. 本製品にはId Softwareからライセンスが供与されたソフトウェアテクノロジー(Id Technology)が含まれます。Id Technology(C) 1999-2025 Id Software, Inc.






































