サンリオが贈る騎士道ファンタジープロジェクト
「フラガリアメモリーズ」のボイスドラマ
「ロストキティ編」が,いよいよクライマックスを迎える。本作は,ハローキティやシナモロール,バッドばつ丸といったサンリオキャラクターを主(ロード)とし,彼らに仕える騎士たちの物語だ。
本稿では,現在配信中のボイスドラマ「ロストキティ編」完結の前にこれまでのストーリーを振り返りつつ,おさえておきたいポイントなどを紹介していく。
「フラガリアメモリーズ」のはじまりの物語。
「BOUQUET結成編」を解説
「フラガリアメモリーズ」(以下「フラメモ」)のYouTube公式チャンネルで配信中のボイスドラマは,本タイトルのメインストーリーにあたる物語だ。
作品を知るにあたり,最初に見ておきたいのが「BOUQUET結成編」で,その次が「ロストキティ編」となる。予備知識がなくても楽しめるが,基本的な世界観や登場するキャラクターについては,以下の記事にまとめてあるので参考にしてもらいたい。
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イケメンたちが登場する作品は数多いが,2023年にとくに注目を集めたプロジェクトがある。それが,今回紹介する「フラガリアメモリーズ」だ。本稿では,まだ知らない人はもちろん,すでに追っている人にも分かりやすく,本プロジェクトについてまとめているので,チェックしてほしい。
[2023/12/28 15:00]
このほか,公式チャンネルには騎士たちの世界観を表現した楽曲や,キャラクターたちのプロフィールを知れる「みんななかよく!1問1答」,リスナーからのお悩み相談にフラガリアが答える「公式ラジオ フラガリアメモリーズ Knight Link」などの動画がある。どこから入っても,「フラメモ」独自の世界を楽しむことができるだろう。
まずは「BOUQUET結成編」から見ていこう。2024年から2025年にかけて配信された全3部作で,ドラマは「RED BOUQUET結成編」「BLUE BOUQUET結成編」「NOIR BOUQUET結成編」に分かれている。
内容は,赤・青・黒それぞれの大陸に所属する騎士(フラガリア)たちの日常や人間関係,世界を脅かす謎の存在・シーズとの戦いをとおし,3つの騎士団「BOUQUET」が結成されるまでを描く。
それぞれの紹介では,ストーリーの根幹に関わるかどうかを問わず,
筆者がお気に入りのシーンを抜粋している。
ネタバレを含むため,該当箇所はタブ形式にしているので,気になる人は以下のようなタブをタップ(クリック)して中身を開いてみよう。
RED BOUQUET結成編
主人公は,ハローキティ王国の新人フラガリアであるハルリットだ。主であるハローキティの「この世界を,救って!」という使命を受けた彼は,自分と同じ赤の大陸のフラガリアたちと,それぞれが守る国へ旅に出る。
同じ大陸とはいえ,異なる国に住み,異なる価値観を持つフラガリアたちは,世界を脅かす謎の存在・シーズと戦いながら力を合わせていく。やがて6人は互いを認め合い,「RED BOUQUET」を結成することになる。
本作は「フラメモ」の原点とも言える王道の冒険譚であり,仲間との出会いと成長を描いた爽やかな物語だ。
筆者が選ぶ好きなシーン
ハルリットの作る料理は……?
ep.1「未来を結ぶ太陽」より
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ハローキティの秘蔵っ子にして,序盤から見事な魔法を見せてくれたハルリット。だが,作る料理はかなり個性的な仕上がりのようだ。なんでも食べそうなリミチャに言われるのは相当かも……?
ロマリシュ,実はとても力持ち
ep.2「手からこぼれる綻び」より
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物腰柔らかく母のような優しさと包容力を持つロマリシュは,実はとっても力持ちという設定がある。この見た目で物理的にめちゃくちゃ強いところ,推せる……!
リミチャはリミチャらしくあれ!
ep.3「焦がれる一切れの勇気」より
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KIRIMIちゃん.王国に現れた,シーズが操る“おかずモンスター”。空腹に耐えかねたリミチャは,なんと“食べる”ことで敵を一掃してしまう。彼の食べっぷりに釣られてしまうハルリットたちや,それを見てドン引きするメロルドのツッコミも楽しい。
風に乗って広がるプルースの歌
ep.4「風と綴る狂詩曲(ラプソディ)」より
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自由と芸術を愛するポムポムプリン王国を襲う,シーズという脅威。絶体絶命の中,プルースが取った行動は歌うことだった。目に耳に優しく美しい,胸に響く名シーンだ。
サナーが“デコ”中に考えていること
ep.5「語らぬ波のサンセット」より
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サナーはキラキラしたシールやネイルを見ながら,いつもこんなふうに考えているという。幸せに対する彼の考え方が垣間見える素敵な言葉だ。彼の満面の笑顔も,見る人の心まで明るくしてくれる。まさに「シェアハピ」!
メロルドが覚悟を決めた“嘘”
ep.6「心束ねる赤い嘘」より
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自らに課した「誓い」や「守らなければ」という強すぎる想いでがんじがらめになったメロルド。そんな彼を心配する人がいると気づいたメロルドが,みんなを救うために嘘をつく場面はRED BOUQUET結成編きっての名シーンと言えるだろう。かっこいいですよね,このセリフ。
BLUE BOUQUET結成編
物語の中心となるのは,青の大陸を放浪していた青年・クロードだ。彼は「最強の騎士」と呼ばれる兄への劣等感を抱え,自分の価値を見失っていた。そんなクロードはさまざまな国のフラガリアと出会い,それぞれが抱える事情や騎士としての覚悟を知り,経験を重ねていく。
そんななか,「みんななかよく」という理念を掲げるシナモロール王国のシエロモートは,BLUE BOUQUETの結成を宣言するのだった。
BLUE BOUQUET結成編は,最初から全員が騎士として活動していたRED BOUQUET結成編とは異なる展開が面白い。これからフラガリアになる若者から,作中では最も騎士歴の長いフラガリアまで,それぞれの自分らしい生き方と騎士道を描く物語とも言えるだろう。
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筆者が選ぶ好きなシーン
優しい顔に隠れた本心は?
ep.1「彷徨う白紙の道しるべ(マイノート)」より
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「みんななかよく」という理念を掲げ,後にBLUE BOUQUETを結成するシエロモート。シナモロールに仕える彼は穏やかで優しい雰囲気の持ち主だが,ときおり見せる鋭い表情や言動には思わずドキッとさせられる。「ロストキティ編」でもその本心はなかなか見えてこず,最後まで目が離せないキャラクターのひとりだ。
クラークステラのツンデレ炸裂
ep.2「星に変わらぬ願いを」より
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リトルツインスターズ王国の鎖国が無事に解除され,お詫びとしてみんなにパンケーキを振る舞うクラークステラたち。そんな中,持ち帰りを希望したクロードへ向けて放った一言が,まさにツンデレそのもの。普段はクールなクラークだからこそ,その絶妙な反応がたまらない。
双子の占い小屋,開店!?
ep.3「愛を束ねる青い渦」より
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クロミ王国のお祭りに向けて,シエロモートがクロードへ「双子で占い小屋をやってみない?」と提案する妄想シーン。シリアスな展開が続くBLUE BOUQUET編では珍しい,コミカルでほほ笑ましいひと幕。もし本当に開店していたら……と思わず想像が膨らんでしまう。
すれ違いの先に見えたもの
ep.4「秘める想いの伝言(メッセージ)」より
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正体を隠し続けていたことで,クロードとの関係がぎくしゃくしてしまったウィルメッシュが,勇気を出して歩み寄ったクロードに応える感動エピソードだ。不器用だからこそ素直になれなかった2人が,ようやく心を通わせる瞬間は必見。ウィルメッシュの貴重な笑顔にも注目!
小麦は踏まれると強くなるんです(号泣)
ep.5「灯す希望を憧憬に」より
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シーズを倒すため,ミュンナは国にとっても自分にとっても何より大切な小麦畑へ,自ら火を放つ決断を下す。「小麦は踏まれると強くなる」という言葉を胸に,未来のために大切なものを犠牲にする姿には胸を打たれる。思わず涙してしまったという人も多い,シリーズ屈指の名シーンだ。
感動のアコレード
ep.6「折れぬ明日への道しるべ(マイロード)」より
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数々の葛藤を乗り越え,クロードはついにクロミのフラガリアとなることを決意。アコレード(叙任式)が執り行われる。幻想的な演出と美しいビジュアルが重なり,その光景は思わず「これはもうプロポーズでは……?」と言いたくなるほど。感動的な本編はもちろん,エンドロール後のおまけまで見逃せないエピソードとなっている。
NOIR BOUQUET結成編
あひるのペックル王国のアルペックが,主から託された「お中元」を届けるため,黒の大陸を巡る旅へ出る。旅先では個性豊かなフラガリアたちと出会い,それぞれの国の文化や関係性が描かれていく。
もう一つの軸となるのが,バッドばつ丸から「マル」をもらうことを目標に,部下たちを率いて奮闘するバドバルマの物語だ。そのひたむきで少し空回り気味な姿は笑いを誘う一方,仲間を思う熱い一面にも心を打たれる。
本作は,BOUQUET結成編の中で最もコミカルでにぎやかなストーリーと言えるだろう。テンポの良い掛け合いや個性豊かなキャラクター同士のやり取りが満載で,笑ってしまう場面もとにかく多い。
少し作品から離れた見方ではあるが,NOIR BOUQUETの主は「はぴだんぶい」のメンバーたちだ。だからこそ,彼らに仕える騎士たちもどこか親しみやすく,人情味あふれる面々がそろっているのかもしれない。互いを認め合い,仲間との絆を深めていく姿は,まさに「友情の大陸」を象徴する王道の青春ものだ。
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筆者が選ぶ好きなシーン
いつでもまっすぐなアルペック
ep.1「大志,羽ばたく!」より
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主から託されたお中元を届ける旅に出たアルペック。その道中で飛び出す一言には,素直でまっすぐな彼らしさがあふれている。思ったことを飾らず言葉にできる誠実さと,どこか温かみのある方言もアルペックの大きな魅力だ。
タッサム,全力で遊ぶ!
ep.2「紳士,突き進む!」より
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規律を重んじるあまり,国民にも厳しくルールを求めていたタッサム。しかし,新たな仲間との出会いを経て,少しずつ考え方に変化が生まれていく。そんな彼が子どもたちと全力で遊ぶこのシーンは必見。カウントダウンの最後だけ猛スピードで言い切る姿には,思わず笑ってしまう。やりましたよねこれ……。
ピケロの変わらない想い
ep.3「不思議、かんがえる!」より
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偏屈で何を考えているか分からないピケロ。しかしその胸には,彼自身に自覚のない主への深い信頼と愛情がしっかりと根付いている。普段とのギャップが垣間見えるこのシーンはもちろん,学生時代からの腐れ縁であるタッサムが見せる優しい表情にも注目したい。
ハンギョン,たまには本音も
ep.4「夢幻,惑う!」より
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このエピソードでハンギョンが口にする「あのコ」とは,バドバルマのこと。実は二人には,かつて一緒に暮らしていたという意外な過去がある。飄々としてつかみどころのないハンギョンだが,ときおり漏らす本音には,長い年月を生きてきた彼だからこその重みが感じられる。
優しい人はよく見ている
ep.5「旋風,駆ける!」より
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見てくださいこの優しい言葉と表情……。いつも明るく陰ながら仲間を支えるチャコは,人の小さな変化にもいち早く気づく。なかなか腹のうちは見せないが,相手を思いやる優しい言葉と穏やかな表情からは,仲間を誰よりも大切にしている彼の人柄が伝わってくる。
アニキについていきます!!
ep.6「絆、固マル!」より
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NOIR BOUQUET結成が決まり,仲間たちへ語りかけるバドバルマのスピーチは,この章屈指の名場面。異論は認めない(嘘です)。不器用ながらも真っ直ぐな言葉は仲間たちの心を一つにし,「この人こそNOIR BOUQUETのリーダーだ」と思わせてくれる熱いシーンとなっている。あんた最高だよ……。
<資料室>
ということでついに3つのBOUQUET,18人のフラガリアが勢ぞろい! 次の「ロストキティ編」では,それぞれの関係性やこれまでの積み重ねがより重要になってくる。ストーリーをさらに楽しむためにも,このタイミングで全フラガリアの年齢・騎士歴,そして相関図をチェックしておこう。
フラガリア騎士歴&年齢表
フラガリア相関図
ついにクライマックス目前!
「ロストキティ編」についてご紹介
2025年10月に配信を開始し,2026年6月現在までにPart1「ロストキティ」,Part2「世界の真実」が公開されており,Part3「はじまりのフラガリア」が7月より開幕した。世界からハローキティが消えてしまった事件をきっかけに,フラガリアたちが未曾有の危機に立ち向かっていく物語だ。
これまではBOUQUET別にストーリーが語られていたが,「ロストキティ編」からは大陸を超えたフラガリア同士の関係性が生まれていき,世界が広がっていく。
彼らが力を合わせて事件解決に動いていくうちに,この世界がどのようにして出来上がったのか,さらに“はじまりのフラガリア”やシーズの正体は何なのかといった謎に迫っていくことになる。
「フラメモ」という作品にとっても極めて重要な真実が明らかとなるので,しっかりとチェックしていきたい物語だ。
ここから先も,ネタバレを含む
注目ポイントはタブで隠している。
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Part1「ロストキティ」
ep.1「ロスト・キティ」からep.13「Ever Moments」までが,「ロストキティ編」の“第1部”的なまとまりとなる。
各大陸のフラガリアたちは無事にBOUQUETを結成し,世界は平和へと向かっているように見えた。だが,ある日突然ハローキティの存在が世界から失われてしまう。街行く人々がハローキティを“忘れて”しまっているのだ。さらにマイメロディ,リトルツインスターズも眠りから覚めなくなるという異常事態が起こり,みるみるうちに異変が広がっていく……。
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注目ポイント(ep.3〜7)
騎士たちの個性あふれる魔法
ep.3「帰りなよ、君の国へ」より
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迫りくる敵・シーズとの戦いで,フラガリアの騎士たちが放つ魔法。騎士になったばかりでまだ魔法に自信のないクロードだったが,必死に集中し「自分の育った場所であり,兄が守るこの国」を守るため,浄化魔法を成功させる胸熱のシーンだ。
最強 VS 天才
ep.4「最強と天才」より
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ハローキティが消えるという衝撃的な事件の一方,開幕早々バチバチにぶつかるのがシエロモートとメロルドだ。シエロモートは前作(BOUQUET結成編)からずっと,各大陸との同盟を進めようとしてきた。だが,その真意が読めないメロルドは激しく反抗する。どちらもゆるふわな雰囲気をまとったフラガリアだけに,迫力とギャップがすごい……。
はじまりのロード,はじまりのフラガリア
ep.4「最強と天才」より
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「ロストキティ編」は,ハローキティが消えるという衝撃的な事件の一方,前作「BOUQUET結成編」からの続きとして,NOIR BOUQUETのバドバルマのアコレード(叙任式)が執り行われることになる。このとき,資料を見たバドバルマが「はじまりのフラガリアの顔に見覚えがあるような……」とのセリフを言うところに注目。
プルースのハーモニカ
ep.5「風と往く人」より
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前作にも登場したプルースのハーモニカは,「ロストキティ編」での後半で極めて重要なアイテムとなる。これは少年時代のプルースが,自分を拾ってくれた旅の楽団からもらったものだそうだ。
伝説のRED BOUQUETについて
ep.6「ドロップ・エンカウント」より
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これまでにもよく話に出ていた「伝説のRED BOUQUET」。ep.6ではそれにまつわる重要なエピソードが明らかとなる。6人の伝説のRED BOUQUETの主が3つの大陸を整えたと言われており,ハローキティとマイメロディが赤の大陸を,リトルツインスターズが青の大陸を,そして残るふたりが黒の大陸を整え,彼らが今の主たちを呼び寄せたというのだ。さらにこのふたりは,今どこにいるかは不明なのである。
願いの木は何を願う?
ep.7「虚ろに刺す棘」より
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ストーリー序盤から広がる異変は,ウィッシュミーメル王国で守られている「願いの木」にも及んでいた。木の葉が落ちるという今まで起きなかった現象に国民も動揺する中,ウィルメッシュは,願いの木の「消さないで」という声を聞く。願いの木が伝える「消したくないもの」とは……?
注目ポイント(ep.8〜13)
シエロモートは何を見たのか
ep.8「残念だよ,とても」より
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世界中で異変が起きる中,シエロモートが何かを隠していると考えたメロルドは実力行使に出る。メロルドの魔法によって操られかけたシエロモートは,「あのとき何かを見た」と告白する。彼が目にしたものは一体何だったのだろうか。
【祝】バドバルマのアコレード【祝】
ep.9「心の約束」より
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世界が大変なことになっている一方,NOIR BOUQUETはバドバルマのアコレード(叙任式)で大盛り上がり&大号泣であった。いいですよね,ほのぼのノワール……。ここでは無事フラガリアとなったバドバルマの渾身の魔法も見られるので,ぜひその勇姿を目に焼き付けてほしい。
騎士道を消されたサナー
ep.10「フシギナハナ」より
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シーズの攻撃によって,フラガリアの“核”である騎士道を消されたサナーは,大切な記憶を失ってしまっていた。症状は悪化し,ついには「全部忘れちゃうのが一番楽だよね?」と考えるまでになってしまう。これを聞いて「そんなはずはない」と思いながらも,“去年のお花と今年のお花って同じじゃないよね?”という言葉には,思わずゾクリとさせられた。
すれ違う青の騎士たち
ep.12「ともだち」より
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願いの木の「消さないで」という声を聞き,シーズを守るウィルメッシュ。そんなウィルメッシュをかばうシエロモートに,クロードは抑えきれないもどかしさをぶつけてしまう。世界の危機を前に,本来なら力を合わせるべきフラガリアたち。しかし,それぞれの信念や想いがすれ違い,ますますこじれていってしまうのだった。
忘れたくない記憶
ep.13「Ever Moments」より
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仲間たちと「忘れること」について語り合う中で,自分だけはハローキティを忘れずにいようと決意するハルリット。だが,大切な思い出の品は次々と壊れ,その決意は絶望とシーズへの憎しみに揺らいでいく。そして,その心が限界に達した瞬間――ハルリットによく似た,謎の人物が静かに姿を現す。
なお「ロストキティ編」では,全編にわたってフラガリアたちの使う魔法も見どころだ。以下はPart1「ロスト・キティ」に登場する魔法シーンを集めたものなので,それぞれの魅力溢れる姿をチェックしてみてほしい。
<振り返りタイム>
「ロストキティ編」をPart1まで見終えたら,一度ここで振り返り! 「BOUQUET結成編」の平和な日々から一転,世界は混乱の渦へ。キャラクター同士の関係や物語も大きく動き出していくので,Part1終了時点の相関図とストーリーまとめを掲載しておこう。
相関図
ストーリーまとめ
13話で構成されたPart1のダイジェスト。上記で紹介しきれなかったシーンも数多くあるのでぜひチェックを!
Part2「世界の真実」
Part2「世界の真実」は,ep.14「ちぎれ雲がゆく先は」〜ep.26「青空をつかむ」までのストーリーで構成されている。Part1のラストに登場した,ハルリットによく似た謎の影の存在とは一体何なのか。また,ウィッシュミーメル王国の秘密やシーズの正体,はじまりのフラガリアとは誰なのかなど,物語は次第に核心へと近づいていく。
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注目ポイント(ep.14〜18)
まずはお友だちからお願いします!
ep.14「ちぎれ雲がゆく先は」より
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ミュンナを使者として,NOIR BOUQUETへ同盟を持ちかけたBLUE BOUQUET。しかし返ってきた答えは,「まずはお互いを知るために交流しよう」というものだった。さすがは“友情の大陸”というべきか,戦いよりも信頼を築くことを選ぶ彼らしいやり取りに,思わず心が温かくなるワンシーンだ。
もう一人のハルリット――ハルリット・シャドウ
ep.15「真実の幻影」で再びハルリットの前に現れたのは,自分によく似た“影”のような存在。姿形だけでなく,明るく前向きなハルリットとは対照的に,その内面はどこか悲観的で負の感情をまとっているように見える。この存在はいったい何者なのだろうか――。
幻の「歌う花」を探して
ep.15「真実の幻影」より
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ピケロを中心に,幻の「歌う花」を探し始めるNOIR BOUQUETの騎士たち。この花はハンギョンがピケロへ教えたもので,「歌うが歌わず,咲くが咲かず」と伝えられる不思議な花だという。主のためならと目を輝かせるピケロの姿はもちろん,発明品を使ったドタバタの大騒動も見どころのひとつだ。
世界のはじまりを知る
ep.16「秘密の守り人」より
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ウィッシュミーメルのもとを訪れたウィルメッシュとシエロモート。そこで2人は,願いの木や世界のはじまりについての重要な真実を知る。さらに,自分たちの出会いに運命を見出したシエロモートは,何かの“可能性”に気づく。その小さな気づきは,やがて世界の謎へとつながっていく。
ハンギョンはすべて知っている?
ep.18「寄ってらっしゃい、見てらっしゃい♪」より
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この話でハンギョンが語る内容は「ロストキティ編」の核心にも関わる重要なものばかりなので,聞き手である我々もしっかりと話を聞いておきたいところ。さらに驚くのは,ハンギョンが,それらをまるで“見てきたこと”のように話すことだ。伝承のはずの出来事を知るハンギョンとは一体何者なのか……(本当に何歳?)。
注目ポイント(ep.20〜26)
謎のゲート
ep.20「深淵」より
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フラガリアワールドには,各地をつなぐ「ゲート(魔法通路空間)」が存在する。しかし,このエピソードでハルリットたちが発見したゲートは,通常とは比べものにならないほど強力な魔法がかけられていた。一体誰が,何のために作ったものなのか。その謎は,物語の後半で大きな意味を持つことになる。
ルタールの終わらない夢
ep.21「螺子巻きのまどろみ」より
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「不変」の騎士道を持つルタールステラは,ep.19でシーズの襲撃を受けたことをきっかけに騎士道が暴走し,異変に取り込まれしまう。終わることのない夢の世界,さらには強大な魔力により,現実世界にも影響が及ぶ。夢と現実の境界が曖昧になっていく中,ルタールを待ち受ける運命とは――。
はじまりのフラガリアとは
ep.23「はじまりの景色」より
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物語はついに核心へ。一同は,「はじまりのフラガリア」と呼ばれる,いちごの王さまのフラガリアへとつながる手がかりを手にする。すべてのフラガリアの始まりともいえる存在とは,一体何者なのか。そして,彼らに何が起きたのか。世界の真実へ迫る,重要な転換点となるエピソードである。
シーズが願うもの
ep.25「想い出せ」より
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サナーが口にしたこの言葉は,シーズという存在を理解するうえで欠かせないキーワードだ。シーズに触れたフラガリアは何を見て,何を願うのか。その答えを考えるなら,Part1でのサナーだけでなく,「BOUQUET結成編」でバドバルマが見せた変化もあわせて振り返っておきたいところ。
親友だからこその叫び(ブチギレ)
ep.26「青空をつかむ」より
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世界を救うため,すべてを背負って自ら犠牲になろうとするシエロモート。そんな彼を止めようと踏み出したのは,誰よりも彼を理解している親友のウィルメッシュだった。普段は穏やかなウィルメッシュが感情を爆発させる姿は,このエピソード屈指の名シーン。「シエロのバカ!」という叫びには,親友だからこその想いが詰まっている。
シエロモートが選ぶ未来
ep.26「青空をつかむ」より
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「あれが僕たちの将来の姿なら?」――かつてシーズを見てそう語っていたシエロモート。Part2の最後,彼は世界を守るために自らシーズへと歩み寄る決断を下す。その先に待っているのは希望か,それとも絶望か――。Part3へと続く,息をのむラストシーンとなっている。
激動のPart2を彩ったのも,やはりフラガリアたちの魔法。世界の真実に迫るなかで見せる渾身の一撃は,何度見てもかっこいい。Part1同様,Part2に登場する魔法シーンもまとめてチェックしてみてほしい。
気になる魔法シーンや,ここまでで語られた数々の謎の答えは,ぜひ本編で確かめてほしい。
かなり駆け足ではあるが「フラメモ」のメインストーリーを振り返ってみた。「BOUQUET結成編」で育まれた絆は,「ロストキティ編」で幾度も試され,それでもフラガリアたちは前を向いて歩き続けてきた。
物語はいよいよ,2026年7月公開予定のPart3「はじまりのフラガリア」で完結を迎える。笑顔で終われるのか,それとも新たな涙が待っているのか――。彼らがたどり着く“最後の景色”を,ぜひその目で見届けよう。