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本公演は,「ウマ娘」初の試みとなるワールドツアーの幕開けを飾る東京公演であり,ナンバリングイベントとしては7回目の開催となる。
ゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」は2026年に5周年を迎え,ライブやリアルイベントを通じて多くのトレーナーと歴史を築いてきた。2025年には英語版が配信され,海外でも大きな反響を呼ぶなど,「ウマ娘」はいまや国内にとどまらず,世界中から注目を集めるコンテンツへと成長している。
そんな歩みの先に開催された今回のワールドツアーでは,「ウマ娘」らしいライブパフォーマンスはもちろん,史実へのリスペクトを感じさせる演出や,新たな展開への期待を膨らませるサプライズも数多く用意されていた。本稿では,21日に行われたDAY2の模様を中心に,セットリストや演出を振り返りながら,本公演の見どころをレポートする。
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出走者の顔ぶれから見えてくる,ライブのテーマ
まず目を引いたのは,出走者の顔ぶれだ。キービジュアルにも描かれたアーモンドアイ役の石原夏織さん,フォーエバーヤング役の海弓シュリさんをはじめ,近年実装されたウマ娘を演じるキャストが数多く名を連ねている。
その内訳を見ると,5周年で発表されたウマ娘たちや,最新シナリオであるトレセン軒編で活躍を見せるウマ娘たち,ステイゴールドにゆかりのあるウマ娘たち,劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」の主要ウマ娘たちなど,現在の「ウマ娘」の展開を語るうえで欠かせないメンバーが揃っていた。
こうして出走者を眺めているだけでも,「なぜこのメンバーが集められたのか」と自然に想像が膨らむ。実際にライブが始まると,その答えはセットリストや演出を通して次々と明らかになっていき,キャストの組み合わせ一つひとつにしっかりと意味が込められていることが分かる。本公演は,そんな「答え合わせ」の楽しさも味わえるライブだった。
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出走者一覧:※敬称略
上田 瞳(ゴールドシップ役)
橋本ちなみ(ファインモーション役)
藤野彩水(エイシンフラッシュ役)
鈴木絵理(トーセンジョーダン役)
下地紫野(ナカヤマフェスタ役)
和多田美咲(メイショウドトウ役)
矢野妃菜喜(キタサンブラック役)
中村カンナ(ナリタトップロード役)
藤本侑里(ジャングルポケット役)
秋奈(ドゥラメンテ役)
和泉風花(ブエナビスタ役)
鈴木日菜(アドマイヤグルーヴ役)
吉岡茉祐(ドリームジャーニー役)
望月ゆみこ(カルストンライトオ役)
日比優理香(フェノーメノ役)
石原夏織(アーモンドアイ役)
松田颯水(ステイゴールド役)
関根 瞳(レッドディザイア役)
海弓シュリ(フォーエバーヤング役)
近貞月乃(マルシュロレーヌ役)
千賀光莉(エピファネイア役)
?橋美空(ロゴタイプ役)
嶋野 花(ヴィクトワールピサ役)
菊池ゆりな(ローズキングダム役)
海野水玉(ルーラーシップ役)
ゲスト出走:
芹澤 優(ジェンティルドンナ役)
実況:
明坂聡美(実況役)
ワールドツアーの幕開けを彩る,熱気あふれるオープニング
M-01. UMA IN TOKYO
M-02. トレセン音頭
M-03. めにしゅき♡ラッシュっしゅ!
M-04. 恋する世界
M-05. ゆーてネタだかんね♡
M-06. UMA Summer
開演前には,会場に「うまぴょい伝説」が流れ始め,観客もコールで応える。開演を目前に控えた高揚感が,会場全体を包み込んでいた。
そんな熱気のなか幕を開けたのが,「UMA IN TOKYO」だ。「UMA IN AMERICA」をアレンジした本公演のオープニングにふさわしい1曲で,虹色に輝く巨大な「UMA」ロゴや紙吹雪の演出も相まって,ワールドツアーの開幕を華々しく印象付けた。
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その後は,「トレセン音頭」や「めにしゅき♡ラッシュっしゅ!」といった人気楽曲を立て続けに披露。序盤から惜しみなく盛り上がりどころを投入する構成で,会場のボルテージは一気に最高潮へと達した。
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一転して中盤では,橋本さんの「恋する世界」,鈴木絵理さんの「ゆーてネタだかんね?」とソロ楽曲が続く。ライブならではの「誰が何を歌うのか」という楽しみも存分に味わえる構成で,それぞれの担当トレーナーにとってはうれしいサプライズとなったことだろう。
前半最後を飾った「UMA Summer」では,夏らしい軽快なサウンドに合わせて,会場中のタオルが勢いよく回る。序盤から緩急を利かせたセットリストは,ライブ全体への期待をさらに高める内容となっていた。
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史実を織り交ぜた演出で魅せた中盤戦
M-07. トレセンラーメン列伝
M-08. Gold-Triumph
M-09. BoC-izm (GOLD Remix)
M-10. Gold-Recollection
M-11. Legend-Changer
MCを挟んで始まった中盤パートでは,新育成シナリオ「らっしゃい!トレセン軒! 〜恩返し、始めました〜」のメイン楽曲「トレセンラーメン列伝」を初のフルサイズで披露。初公開でありながらも,会場からは息の合ったコールが響き渡り,トレーナーたちの熱量の高さをあらためて感じさせた。
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続いて,2026年のゴールデンウィーク企画「GOLD WEEK」で公開された「Gold-Triumph」,DJユニットによる「BoC-izm(GOLD Remix)」,そして松田さんによる初披露のソロ曲「Gold-Recollection」と,「ゴールド」をテーマにした楽曲が続けて披露された。
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とりわけ印象的だったのは,「Gold-Recollection」だ。初披露というサプライズはもちろん,ステイゴールドのラストランとなった香港ヴァーズをオマージュした実況演出も盛り込まれ,史実へのリスペクトとファンへのサービス精神が詰まったステージに,会場は大きな歓声に包まれた。
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その熱気を受け継ぐように披露された「Legend-Changer」では,本公演のキービジュアルの2人を務める石原さんと海弓さんが登場。力強い歌唱に加え,実況役の明坂さんによる熱のこもった実況もライブを盛り上げ,本公演を象徴する一幕となっていた。
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歴史をつなぐ演出と,タイトルホルダーのサプライズ
M-12. winning the soul
M-13. 最強ROARING
M-14. Beyond the Finale
M-15. ENDLESS DREAM!!
M-16. Never Looking Back
M-17. Everlasting BEATS
MC後は,2010年の日本ダービーに出走したウマ娘たちによる「winning the soul」,日本ダービーつながりで藤本さんが力強く歌い上げる「最強ROARING」,そして劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」の挿入歌「Beyond the Finale」と,同じ時代を駆け抜けたライバルたちの物語を感じさせる構成に,思わず胸が熱くなった。
さらに,「ENDLESS DREAM!!」や「Never Looking Back」といった初期から親しまれてきた楽曲を,近年登場したウマ娘たちが歌い継ぐ姿も印象的だ。楽曲そのものが持つメッセージに加え,「ウマ娘」というコンテンツが世代を重ねながら歩み続けていることを感じさせる演出となっていた。
そして,会場を最も驚かせたのが「Everlasting BEATS」だ。アドマイヤグルーヴからドゥラメンテへと受け継がれた光は,新たに発表されたウマ娘・タイトルホルダーへ。鈴木日菜さん,秋奈さんに加え,発表されたばかりであるタイトルホルダー役の華成 結さんがサプライズでステージに姿を現すと,会場はこの日一番ともいえる大歓声に包まれた。
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未来へ駆けるウマ娘たちが描いたフィナーレ
M-18. VOLTAGE
M-19. AmpReFire
M-20. Special Record!
M-21. NEXT FRONTIER
M-22. 希望よ永遠に
M-23. UNLIMITED IMPACT
M-24. U.M.A. NEW WORLD!!
終盤は,5周年で発表された新規ウマ娘たちによる「VOLTAGE」でスタート。千賀さんいわく,MVを再現できるよう,5周年組みんなで練習してきたとのことで,息の合ったダンスパフォーマンスで会場のボルテージを一気に引き上げた。
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その後も,同じ時代にクラシックを戦ったライバルによる「AmpReFire」や,2014年のジャパンカップを想起させるメンバーによる「Special Record!」,大迫力の演出が光る「NEXT FRONTIER」,嶋野さんが情感豊かに歌い上げたソロ曲「希望よ永遠に」と,ライブは終盤に向けて熱気と感動を重ねていく。
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なかでも印象的だったのは,海弓さんがソロで披露した「UNLIMITED IMPACT」だ。海弓さん自身がオーディションで歌った思い入れのある楽曲であり,フォーエバーヤングとの出会いの一曲でもあるという。トレーナーの前でこの曲を披露できた喜びを語る姿からも,楽曲とキャラクターへの深い思い入れが伝わってきた。
そして,ライブのラストを飾ったのは「U.M.A. NEW WORLD!!」。世界へ羽ばたこうとする「ウマ娘」の現在を象徴するような一曲を,全出走者が笑顔で歌い上げ,本編は幕を閉じた。
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東京から世界へ。「THE STAGE」は新たな舞台へ
M-25. You! Aim! A!!
M-26. うまぴょい伝説
アンコールでは,明坂さんが登場し,最新情報を発表。5.5th Anniversaryを記念した新楽曲の制作を,SPYAIRが担当することが明かされ,会場からは大きな歓声が上がった。
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その熱気のまま披露されたのは,7th EVENTのテーマ曲「You! Aim! A!!」。この日の出走者の25人に加え,芹澤さんも参加し,26人で力強いパフォーマンスを届けた。
そして,ライブの最後を飾るのは,やはり「うまぴょい伝説」だ。シークレットゲストとして出演した華成さんも加わった総勢27人がステージに集結し,2日間にわたる東京公演は大歓声と笑顔に包まれながら幕を下ろした。
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ライブ終了後のスクリーンに映し出されたのは,次なる舞台を予感させる映像だ。ロサンゼルス,ロンドン,ソウル,横浜と世界各地の地名が映し出され,次回公演がアメリカ・ロサンゼルスのピーコックシアターで開催されることが発表された。
東京から始まった「THE STAGE」のワールドツアーは,ここからいよいよ世界へ。史実へのリスペクトとライブならではの演出で多くのトレーナーを魅了した「ウマ娘」が,世界の舞台でどのようなライブを見せてくれるのか。その第一歩となるロサンゼルス公演にも,大きな期待が寄せられる。
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