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[プレイレポ]吸血鬼オープンワールドFPS「Redfall」はソロでもじっくり楽しめる。科学の力で吸血鬼どもを消し炭にしていく爽快さが魅力
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印刷2023/03/22 23:00

プレイレポート

[プレイレポ]吸血鬼オープンワールドFPS「Redfall」はソロでもじっくり楽しめる。科学の力で吸血鬼どもを消し炭にしていく爽快さが魅力

 Bethesda Softworksは,吸血鬼が支配する島からの脱出を目指す「Redfall」PC / Xbox Series X|S)を2023年5月2日に発売する。開発を担当するのはArkane Austinだ。

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 Arkane Austinといえば,「Prey」や「Dishonored」で知られる開発スタジオで,キャラクターの“特殊能力”を生かした自由度の高いシングルプレイFPSを得意としている印象がある。
 本作も特徴的な能力を持ったキャラクターが多数登場するオープンワールドFPSということで,その出来栄えに期待しているファンも多いことだろう。そんな本作の先行プレイをする機会を得られたので,今回はそのハンズオンレポートをお届けする。

 なお,本作は最大4人での協力プレイが可能なタイトルだが,今回はプレイ環境の都合上1人でのプレイとなった。また開発途中のビルドなので,製品版とは異なる部分がある点にもご了承いただきたい。

「Redfall」公式サイト


敵に合わせた武器とスキルの選択が鍵。しぶとい吸血鬼の心臓に杭を叩き込め!


 ゲームの舞台となるのは,危険な実験によって発生した吸血鬼たちに支配された小さな島「レッドフォール」。日光を嫌う吸血鬼たちは,島内のあらゆる場所から太陽を不可視化し,さらに本土との連絡を断絶させることで,異形の楽園を作り上げてしまった。

 そんなレッドフォールで生き残ったレジスタンスの中でも,吸血鬼に対抗する力を持った数少ない者たちが,本作のプレイアブルキャラクターとなっている。それぞれの能力を活かして吸血鬼たちと戦い,ヤツらの発生原因を突き止め,島を脱出する方法を突き止めなくてはならない。

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 プレイアブルキャラクターとして選択できるのは,独自の技術でUMAを研究する発明家「デヴィンダー・クラウスレイ」,吸血鬼の発生によってテレキネシスに目覚めた「レイラ・エリソン」,ロボットと連携して戦う工兵の「レミ・デラロサ」,半身が吸血鬼となったスナイパーの「ジェイコブ・ボイヤー」の4名。それぞれ固有のバックボーンとスキルを持ち,選んだキャラクターによって異なる戦略を楽しめる。

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デヴィンダー・クラウスレイ
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レイラ・エリソン
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レミ・デラロサ
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ジェイコブ・ボイヤー

 各キャラクターは2種類の通常スキルと,1種類の必殺技スキルを持っている。各スキルはスキルツリーで強化できる仕組みで,ゲーム内で提示されるミッションを攻略してレベルアップすれば強化用のポイントがもらえる。
 また,スキルツリーの中にはキャラクターのステータスを永続的に強化するパッシブスキルも用意されており,ポイントの割り振り次第では同じキャラクターでもプレイヤーごとの個性が出せる。なお,ポイントは拠点やセーフハウス(後述)で振り直すことが可能なので,気軽に試せるのもうれしいポイントだ。

 今回のプレイでは,マッドなサイエンティスト特有のギラギラした笑みに惹かれて,デヴィンダーを選択。周辺に電流をばらまく「アークジャベリン」,ビーコンを投げて転移ゲートを作り上げる「転移」に加えて,周辺の吸血鬼を一定時間石化させる必殺技「ブラックライト」と,テクニカルなガジェットを武器に戦う発明家だ。

セーブスロットが8つあるので,複数のキャラクターを育成することもできる。マルチプレイに備えて,いろいろなスタイルで遊んでみるのも面白そうだ
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 レジスタンスが拠点としている消防署を出ると,オープンワールドマップが目の前に広がり,自由に動き回れるようになる。マップ自体も広めで,いろいろな場所を探索してみたくなるが,マップの各所には吸血鬼やカルト信者がウヨウヨしているうえ,強力な吸血鬼の縄張りである“ネスト”もあるため,無策に歩き回ると周囲の吸血鬼にボコボコにされてしまう。
 弾薬も限られているので,マップの形や敵の位置を把握しながら動くことが大切だ。いちおう,行きたい場所にピンを刺しておけば画面上に目標の方向が表示されるので,迷子になる心配はないだろう。

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 さて,実際に吸血鬼と戦ってみると,これが思っていた以上に強い。耐久力が高いのはもちろん,通常兵器では体力を0にしても一定時間スタンしたあとに復活してしまうのだ。
 ヤツらにトドメを刺すには,炎や電撃といった属性攻撃か,物理的に心臓に“杭”を打ち込む必要があるので,撃ち合いに勝ったからといって油断はできない。こちらが回復できる回数にも限りがあるので,マップ上での遭遇戦にも結構な緊張感がある。

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 その後もいろいろな敵と戦ってみたところ,対吸血鬼と対人間で異なる効果を発揮する武器やスキルがあるということに気づいた。たとえば,デヴィンダーの必殺技「ブラックライト」は,吸血鬼を一定時間ほぼ完全に無力化する強力な効果を持つが,人間相手には目くらましにしかならない。

 つまり本作は戦術がものをいうゲームであり,敵の編成を見て効果的な武器とスキルを選べるようになると,バトルが急速に面白くなる。発見されないように建物の裏をすり足で進み,敵の種類を判別して武器やスキルを選ぶのはなかなかに楽しい時間だった。

一部の武器には杭が装着され,格闘攻撃で吸血鬼にトドメを刺せる
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 一方で,戦いの中で倒されてしまうと拠点からやり直しになってしまう。難度の高いミッションに挑む際は,セーブや弾薬の補充が可能なセーフハウスの場所をしっかりと把握しておきたいところだ。
 ただし,セーフハウスは初期時点では電力が通っていないため,近くにある発電機を起動しなければ使えない。セーフハウスや拠点の間はファストトラベルが可能なので,探索中にセーフハウスを見つけたら通電させ開放しておくと,活動範囲が広がっていく形になる。

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敵を撃破して進むか,潜伏で通り抜けるか。スキルを活かした自由度の高いミッション攻略


 ゲームのメインストーリーは,対応するミッションを受諾することで進行する。今回のプレイで挑戦したミッションは,ゲーム序盤に訪れる「アディソン邸」の調査だ。
 どうやらレッドフォールに吸血鬼が出現した原因の1つは,このアディソン邸で行われた実験にあるそうだ。警備する敵を切り抜けて邸宅に侵入し,過去に何が起きたのかを突き止めていく。

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 マップからアディソン邸の位置を確認し,近所のセーフハウスでセーブをしたら準備完了だ。偵察がてら軽く見回ったところ,屋敷は切り立った崖に囲まれており,周囲の道は吸血鬼やカルト信者が巡回している。さらに,入り口の門には電子ロックがかけられていた。

 これは侵入するまでにかなりの弾薬を使うことになりそうだ……と思っていたところ,デヴィンダーのスキル「転移」の存在を思い出す。転移ビーコンを崖の外から内側に投げ込んでみたところ,崖外からワープして崖の上に到達できた。このあたりの自由度の高さは,実にArkane作品らしい。

 ちなみに,ビーコンを転移に使用するとその場にエフェクトが残り,それに触れれば再度転移が可能になる。オンライン協力プレイでデヴィンダーが1人いれば,入り組んだ地形での攻略もかなりラクになりそうな気配だ。

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 さて,無傷で目的地まで到達したのはいいが,アディソン邸の玄関は“サイフォン”の名を持つ強そうな吸血鬼が守っていた。さらに建物の屋上では,サーチライトで地上を監視する特殊な吸血鬼“ウォッチャー”が目を光らせている。正面から挑むのはどう見ても無謀なので,2階の窓に転移ビーコンを投げ込んで侵入し,探索を開始することにした。

 閉所はかなり暗いのでライトを付ける必要があるが,当然敵には気付かれやすくなってしまう。また,重要な施設で戦闘を繰り返したり,ウォッチャーに見られてしまったりすると“警戒度”が上昇し,より強力な吸血鬼が出現するため,かなり慎重に動く必要がある。

 暗い家では構造を把握するのがなかなか難しく,何度かやられてリトライすることになってしまった。家の各所に置かれたオブジェクトを収集する場面では,必然的に家の中を歩き回ることになるので,どうしても遭遇戦が発生してしまう。

 ストーリー上で重要な過去の情報は,過去を見る“サイコニックエコー”で暴く形になるのだが,これを見るためにはシンイーターと呼ばれる敵を倒す必要がある。シンイーターは周辺をワープで飛び回るので,なかなか簡単には倒せない。
 ソロと協力プレイでどんな違いが生まれるかは分からないが,こういったタイプのミッションは協力プレイのほうが遊びやすそうだ。

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 ちなみに,放置していたサイフォンにちょっかいをかけたところ,猛然とこちらに突進してきて,瞬く間に倒されてしまった。ならば次こそと,今度は周囲の敵を丁寧に撃退し,孤立させてから頑張って倒してみたものの,かなりの弾薬を消費することになった。
 それどころか,撃破した直後に「強力な吸血鬼を倒した」という表示が出て警戒度が上がってしまう。……言われてみれば,重要施設の門番が倒されたわけだから,敵が警戒度を高めるのも当然ではある。

 本作における経験値は,基本的にミッションの攻略時に獲得する形式になっており,攻略の道筋は問われない。自分のビルドや使用キャラクター,のちに必要になるリソースなども見極めて,よりスムーズに攻略できるルートを考えるのが重要になる。

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 ともあれ,無事にミッションをクリアできたので,残された時間で今回選択しなかった3人のキャラクターにも軽く触れてみた。

 ジェイコブ・ボイヤーは,強力な一撃を放つスナイパーライフルを持つキャラクターだ。敵の位置を捕捉してマーキングできる「カラス」,自分の姿を消してステルス状態になる「クローク」を活かして周囲を探索し,有利な位置を探して敵を少しずつ削り取っていける。

 必殺技は,心臓を一撃で撃ち抜く「ハートストッパー」。射程が長いのはもちろん,威力も高いので,強力な吸血鬼と戦うときの一番槍として,または体力の1/3ほど残った吸血鬼にトドメを刺すシーンなどで役立ってくれる。

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 サイキックに目覚めたレイラ・エリソンは,テクニカルな機動戦を得意とするキャラクターだ。霊体の箱を召喚して空に飛び上がる「リフト」を使って建物に飛び乗ったり,銃弾を跳ね返す傘「アンブレラ」を召喚して防御したりと,状況に合わせてスキルを使う必要がある。

 何より面白いのは,必殺技「元カレ吸血鬼」だ。これを発動すると,吸血鬼化しながらも理性を保っている元カレが出現し,周囲の敵と自動で戦ってくれる。ワープを駆使して縦横無尽に戦う元カレはそこらの吸血鬼より普通に強く,多数の敵と戦うときにはかなり役立ってくれる。

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 工学博士のレミ・デラロサは,自前のロボットや爆弾で戦う工兵だ。ロボットに音を出させて敵を引き寄せる「サイレン」で敵の位置を操作し,触れたものに張り付いて任意のタイミングで爆発させられる「C4爆薬」で一網打尽にするなど,戦略的な戦いを楽しめる。

 必殺技「モビライズ」を使えば,自分と味方を継続的に回復するエリアを出現させられる。体力が減った場面で回復をするのはもちろん,敵が多いシーンを強行突破する場面でも使えるだろう。Co-opでは特に輝くタイプのスキルだ。

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 今回のハンズオンレポートは以上となる。1人でスキルを活かして攻略するだけでも十分に魅力的な作品だが,各キャラクターのスキルを見ていると,やはり協力プレイでも遊びたくなってくる。それぞれの特徴を活かし,互いに声を掛け合いながら遊ぶのは面白いに違いないと期待を持たせてくれる1時間だったので,製品の発売が今から楽しみだ。

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