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仮にNetflixとWBDが合意に至れば,同社は総額4370億ドル(レート155.14基準に約67兆8162億円)規模のメディア企業となり,時価総額ではディズニー(約29兆4767億円)を大きく上回ることになる。WBDが保有する「ゲーム・オブ・スローンズ」「ハリー・ポッター」「フレンズ」「カサブランカ」などの名作群に加え,DCスタジオが擁する「バットマン」や「スーパーマン」といった人気IPもすべて傘下に収まる見通しだ。
ゲーム分野でも,WBDはRocksteady Studios(「バットマン:アーカム」シリーズ),NetherRealm Studios(「モータルコンバット」「インジャスティス」シリーズ),Monolith Productions(「シャドウ・オブ・モルドール」)など,有名なスタジオを多数抱える。
![]() 「ホグワーツ・レガシー」 |
![]() 「バットマン」 |
![]() 「ゲーム・オブ・スローンズ キングスロード」 |
![]() 「ミドルアース:シャドウ・オブ・ウォー」 |
また,「ハリー・ポッター」や「バットマン」といった大型IPは,2023年にヒットした「ホグワーツ・レガシー」のようにゲーム展開とも相性がよく,Netflixが強化を進めるゲーム事業においても大きな追い風となりそうだ。
一方で,全米監督協会や全米劇場所有者協会などの業界団体は,早くも懸念を表明している。全米劇場所有者協会のCEO,Michael O'Leary氏は「Netflixの成功はテレビやストリーミング分野で築かれてきたものであり,映画館は地域文化と経済の基盤だ」と指摘。今回の買収が成立すれば,劇場向け作品の減少が映画館の閉館,さらに雇用喪失につながりかねない破壊的な市場減少が起こりうると警鐘を鳴らしている。
なお,今回の取引はまだ最終合意には至っておらず,両社の規模と影響力を踏まえると,アメリカ司法省が独占禁止法をめぐって審査に乗り出す可能性もある。
























