連載
昔話をただしく導こう。スマホ向け脱出ゲーム「むかしむかしあるところに」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第2377回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,スマホ向け脱出ゲーム「むかしむかしあるところに」(iOS / Android)を紹介しよう。
「むかしむかしあるところに」ダウンロードページ
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絵本の世界に入り込んでしまった男性が,「桃太郎」や「鶴の恩返し」など,日本昔話をただしい展開へと導いていくことに?
本作はオーソドックスな仕組みの脱出ゲームで,プレイヤーは昔話の世界に入りこみ,画面内のアイテムやギミックを用いて,物語の完結を目指していく。ほんわかしたビジュアルも魅力のひとつだ。
謎解きでは原作の有名なシーンや,原作では扱われていない場面にも直面する。例えば,桃太郎なら「まず肝心の桃を用意するには……?」といったお題も存在するわけである。
目に見えるものから見えないものまで,物語を裏側から支えたり,登場人物たちに手を貸したりと,想像力で解き明かしていこう。
各ステージには「きびだんごを作ろう」や「イヌ・サル・キジをあつめよう」といった表題があるため,目標自体は分かりやすい。
ただし,タップしただけで即ゲームオーバーになるトラップも存在する。リトライは容易だが,ノーヒントだと難解な場面もまま見られる。
ステージの謎を解き明かせると,次の場面へのページをめくれるようになる。ステージ数は全24個で,クリア後にはスペシャルステージも待ち構えているので,遊び応えはなかなかのものだ。
全体的に柔らかな雰囲気ながら,謎解きはそれなりに難解な本作。ゆったりとした昔話の世界で,じっくりと謎解きに挑んでみてほしい。
著者紹介:H.H
ゲーム系分野で活動中のフリーライター。現役アーケード格闘ゲーマーとして,日々ゲーセンで第一線級のプレイヤー達と鎬を削っている。コンシューマやスマホアプリでは,ジャンルを問わずに面白いゲームなら何でもやる雑食系。
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