ビジュアルノベル「Christmas Tina -泡沫冬景-」が9月下旬に配信予定

Christmas Tina -泡沫冬景-
配信元	旅人計画	配信日	2020/07/31

＜以下，メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています＞

今年の初めに中国大陸で発売しました、中国の青年と日本の少女がバブル時代の東京で巡り合う物語、『Christmas Tina -泡沫冬景-』。優れたストーリー性が登場人物の人間関係と感情を奏で、数多くのプレイヤーの共鳴を起こした。中国大陸で大人気を得たあと、いよいよ日本語版の発売も決まり、果たして日本でどんな反響を呼ぶ？本作は、片岡ともがシナリオ担当、Nekodayが制作担当、そしてスマホ版の発売は旅人計画が担当するという。

【恋ではなかっためぐり合わせ】
1988年、バブル時代
賑やかな東京 聳え立つビル まばゆいネオン
そんな時代の片隅に、旧時代の痕跡が書き換えされ、消えていく
浮かれた世の中に、人々の境遇と止むなさは小さく見えた
中国の落第青年と日本の田舎少女
出逢い、誤解、言葉が通じない
ほろ苦い、けど温かい
１９８８年の冬に生まれる物語、その名は−−『Christmas Tina -泡沫冬景-』


【日中共同制作，片岡とも執筆】
国境を跨ぐ物語、その背後には国境を跨ぐ企画。制作過程からゲーム内容まで、異国共同制作の雰囲気が満ちた。中国の成都から遠き日本へ、コミュニケーションと文化上の差異、物語以外の時代と時空もぶつけ合って火花を散らした。

シナリオに関しては、かつて『narcissu（ナルキッソス）』や『１２０円シリーズ』などの作品を手掛けた片岡ともが担当。片岡とものシナリオはよく、独特な雰囲気が満ちていたと言われている。その素朴な作風の裏側に、虚しさが微かに滲んている。片岡氏のそういう作風を敢えて二文字で示せば、それはたぶん、「日常」に対する態度から生まれたもの。


（ナルキッソス）
無理に幸福や恋愛の概念を求めることではなく、ただ生きていくために生きる。これに対して、片岡氏の「日常」はただ、奪えるも失う幸せのない日常だけ。生まれてから死ぬまで、止まることのない人生の旅は、いつも日常。普通の人生を体験して、日常の中で共鳴や絆を求める。

本作のストーリーに関しても同じく、現実から逸脱した華やかな想像はなく、普通の生活から離れたドラマチックな展開もない、ただ平凡な人が広い世界での生活と辛酸甘苦だけ。生活の体験が似ているから真実感は生む、真実感があるから心に響く、これはたぶん執筆する度に片岡氏が始終貫いた理念。


【日中両国声優共演、言語上の隔たりを再現】
ゲームシーンを忠実に再現すべく、言語上の隔たりとコミュニケーション上のやむなさを真実に表現するため、本作は日中両国からの実力派声優による日中二か国語の共演を果たした。
日本方面は、田口宏子（代表作：『ヨスガノソラ』春日野穹、『グリザイアシリーズ』周防天音など）と後藤邑子（代表作：『涼宮ハルヒの憂鬱』朝比奈みくる、『真剣で私に恋しなさい!!』黛由紀江など）及び名塚佳織（『コードギアス 反逆のルルーシュ』ナナリー・ランペルージ、『アマガミ』絢辻詞など）がメインキャストとして出演。

中国方面では、森中人（体表作：『我的三体』、『凹凸世界』など）と李進（代表作：中国大陸版『World of Warcraft』のKilrogg DeadeyeやKil'jaeden）がメインキャストとして出演。

「人間の哀楽が通じ合っていない、私にとってはただ騒がしいだけ」、二か国語共演がこの通じ合わないことから始まった物語をより直接的かつ強烈に表現することが可能にした。同じ屋根の下で、通じ合わない言語、習慣と過去、青年と少女はこうして出会った。そして突然だけど必然に入り込む他人−−誤解、争い、葛藤；理解、許し、包容−−果たしてストーリーはどう動くのでしょうか？


【声色兼備、浮かれた繁栄の時代を甦る】
ビジュアル方面、かつて『STEINS;GATE 0』、『ゴブリンスレイヤー』『とある魔術の禁書目録III』などのアニメ制作に関わった実力派アニメーターWerkbauが担当。Werkbau氏の絵柄が真実感とディテール面の表現を重んじ、物語やその時代背景及びキャラの再現にまさしく相応しいとしか言えない。


音楽方面では、『ひぐらしのなく頃に』や『ヨルムンガンド』などのアニメ作品のテーマソングの制作に関わったbermei.inazawaが担当。そしてオープニングやエンディングテーマのボーカルは『ひぐらしのなく頃に』、『ローゼンメイデン』や『さんかれあ』などのアニメテーマソングを歌ったAnnabelが担当という。

OP『都市の歌』

【bilibili】
https://www.bilibili.com/video/BV124411d78g

1988年、日本東京、繁栄の背後；
過ぎ去った時代の痕跡が静かに、緩やかに、だけど巻き返せなく書き換えされ、消えていく；人々は後にバブルと呼ばれる偽りの繁栄に溺れていた。
欲望のカーニバル、小物たちの盛宴；
そのすべてが一瞬で崩れるとも知らずに、素敵なことは呆気なく消えていく。
この時、この地に、中国からの落第青年と田舎からの日本少女、
殺伐とした時代に、小物たちの喜楽、出会えと別れが交わる；
共に紡ぐ、『都市の歌』

この冬、君と１９８８の東京で出会う。
恋ではなかっためぐり合わせ。