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「グランツーリスモ7」のメディア向けデジタルメディアイベントをレポート。シリーズプロデューサーが,プレイ映像とともに特徴を紹介
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印刷2022/02/03 07:30

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「グランツーリスモ7」のメディア向けデジタルメディアイベントをレポート。シリーズプロデューサーが,プレイ映像とともに特徴を紹介

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントは2022年1月31日と2月1日の両日,同社が3月4日にリリースを予定している「グランツーリスモ7」PS5/PS4 以下,GT7)のデジタルメディアイベントを開催した。このイベントでは,GT7の開発を手がけた「グランツーリスモ」シリーズプロデューサーの山内一典氏が,本作の特徴や新機能を,新たなプレイ映像とともに紹介した。本稿では,その模様をお伝えする。

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山内一典氏
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 山内氏によると,GT7はシリーズの中でも頂点となるタイトルであり,現時点での完成形で,25周年記念タイトルと呼べるものに仕上がったとのこと。25年前,山内氏らは豊かなクルマ文化からインスピレーションを受けて,初代「グランツーリスモ」を開発したという。
 しかし,今ではクルマを取り巻く環境は大きく変化し,25年前のように,ある人はクルマの文化を語り,ある人は美しさを語り,ある人はドライビングの楽しさを語り……といったことがなくなってしまったと感じるそうだ。

 こうした認識の中で,GT7は,クルマの文化を新しい世代に伝えるべく開発されたという。あらゆる人が楽しめるドライビングシミュレーター・カーライフシミュレーターの実現を目指し,これまでクルマ文化に触れたことのない人にも,奥深く豊かなクルマの世界を知ってもらえるよう,細心の注意を払ったとのこと。

 そんなGT7ではワールドマップが復活しており,本作のあらゆるコンテンツにアクセス可能だ。この画面の開発にあたってイメージしていたのは,カーライフを楽しむためのクルマリゾートだったという。

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 GT7では,60以上のブランドから400車種以上のクルマを収録している。それらのクルマが走るコースは,全世界34のロケーションと90以上のレイアウトを用意。またクルマやコースは,GT7のリリース後からアップデートにより追加されていく。

 「ブランドセントラル」は新車を購入できるショッピングモールで,2001年以降に作られたクルマ300車種を扱っている。また,クルマメーカーの歴史を学べるミュージアムも併設されている。

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ブランドセントラル
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 「ユーズドカーディーラー」では,基本的に新車よりもリーズナブルな価格で中古車を購入できる。例外もあり,例えば1990年代の日本のスポーツカーのように,プレミアムが付いている中古車もある。それら中古車のラインナップは,毎日更新される予定とのこと。
 また「レジェンダリーカーディーラー」では,“100年経っても色褪せない”と称されるような屈指の名車を扱っている。

ユーズドカーディーラー
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 「ワールドサーキット」は,GT7に用意されたすべてのコースにアクセスできる場だ。実在するコースと,オリジナルコースがあり,過去のシリーズにあった「トライアルマウンテンサーキット」や「ディープフォレスト・レースウェイ」「ハイスピードリンク」も現在のテクノロジーによって復活している。

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 それぞれのコースには,さまざまなアクティビティがコースごとに用意される。例えばサンデーカップやクラブマンカップ,あるいはサーキットを学ぶための「サーキットエクスペリエンス」はコースごとに開催される。
 また,天候や時間帯などを組み合わせて独自のレースを作り出せる機能である「カスタムレース」も用意されている。

 一からドライビングテクニックを学べる,シリーズ恒例の「ライセンス」モードは,1つ1つのイベントが短めとなっており,どんどん進められるそうだ。

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 「ミッションレース」にはユニークなイベントが集められており,ドラッグレースやドリフトトライアルなども含まれるとのこと。ドラッグレースで勝つためには,パワーの出るチューニングとゼロスタート時のアクセルワークが必須となる。

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 「マルチプレイ」では,画面分割による2P対戦のほか,オンラインでGT SPORTと同様のシリアスな対戦を楽しめる「スポーツ」モードを用意している。
 またオンライン要素としては,フレンドとコミュニケーションを取る場として「ロビー」と,よりカジュアルにほかのプレイヤーと交流できる場「ミーティングプレイス」がある。後者は,サーキットごとに用意され,そのときその場に居合わせたプレイヤーと,チャットや対戦などができるものになるそうだ。

 GT7のPS5版では,「フレームレートモード」と「レイトレーシングモード」という2つのグラフィックスモードが存在する。前者はフレームレートの維持を優先し,レース中であるかどうかを問わず,高いフレームレートを実現する。レース中のフレームレートは,60fpsとのことだ。
 後者はPS5のレイトレーシング機能に対応し,実写さながらのグラフィックスを実現している。山内氏は「レイトレーシングがもっとも得意とするものの1つが,車体にさまざまなものが映り込むクルマの表現」とし,「レイトレーシングによって,グランツーリスモのグラフィックスは次の次元にジャンプした」と語った。

 GT7内の天候は,現実の天候変化の仕組みまで掘り下げてシミュレートしているほか,過去の膨大な気象データをもとに,それぞれの地域の湿度や温度,気圧などを設定している。そのため日本とカリフォルニアの空は,異なって見えるとのこと。

 シリーズを通して追求してきた星空の表現も,さらにクオリティが高まった。恒星だけでなく惑星もシミュレートしており,日の出・日の入りに加え,月の出・月の入りも存在する。大気が澄んでいるか濁っているかで,瞬く星の色も変わるという。

 山内氏は,そうした天候や時間のシミュレーションにこだわることについて,「気温や路面温度,路面の摩擦係数が変化することにより,タイヤのグリップやエンジンパワーが変化したり,スリップストリームの効き具合が変わったりといったように,クルマの物理シミュレーションと密接に関係しているから」と説明。ニュルブルクリンクのような巨大なサーキットでは,コースの一部では雨だが,ほかのところは晴れといった状況になることもあると指摘した。

 PS5の3Dオーディオにも対応しており,具体的には3次アンビソニックスと呼ばれる3D音響表現手法を使っている。この手法は,従来のスピーカーシステムに例えると,16チャンネルオーディオ相当の立体解像度があるとのこと。PS5は3次アンビソニックスでコーディングしたサウンドを複数のスピーカーに振り分けたり,ヘッドホンの左右のスピーカーにバイノーラルで流したりするそうだ。山内氏によると,一般的にはヘッドフォンが最も高い効果を得られるという。

 これによりどんな体験ができるかというと,周囲を走るクルマの音や,コース上空を飛行するヘリコプターの音,雨がルーフやウィンドウにぶつかる音などが,異なる方向から同時に聞こえる。タイヤが縁石を踏む音は,ドライバーの斜め下から聞こえるそうだ。
 加えて,反射音も表現しており,フェンスやコンクリートウォール,タイヤバリアに当たって跳ね返ってくる音は,それぞれの材質によって異なる表現をしている。

 従来シリーズ同様,GT7は収録楽曲が多彩で,今回は過去最多の75アーティスト,300以上の楽曲を収録している。ジャンルはロックを筆頭に,クラシック,ジャズ,ヒップホップ,エレクトロ,ラウンジミュージックと幅広い。
 これらの楽曲はレースやリプレイの最中だけでなく,ワールド内を探索しているときにも流れるとのこと。

 またPS5のDualSenseに搭載された,ハプティックフィードバックとアダプティブトリガーに対応し,クルマの各種振動を表現している。例えばアダプティブトリガーによって,クルマごとのブレーキの重さを再現したり,ブレーキをかけたときのタイヤロックの振動を指先で感じたりできる。さらに路面の小さな凹凸によって発する微かな振動や,コーナーで限界を超えたときのタイヤの振動も,ハプティックフィードバックによって再現しているという。
 山内氏は「こうしたサウンドでは表現できない部分を振動によって表現することで,あたかもクルマのステアリングを握っているようなドライブフィールを再現できる」と語った。

 新たに登場した「グランツーリスモカフェ」では,「メニューブック」を渡される。メニューブックは,どのレースに出なければいけないかなど,いわゆるクエストやミッションのようなものが示されており,プレイヤーはそれらを1つ1つクリアすることで広大なGT7の世界への理解が深まっていく。

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 またグランツーリスモカフェでは,購入したクルマや集めたコレクションの解説を音声で楽しめる。クルマによっては,デザイナー本人が登場して思い出を語ることもあるそうだ。山内氏は,こうした「人からクルマに関する話を聞く」体験を,子ども達にしてもらいたいと話していた。

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 30以上あるすべてのメニューブックをクリアすると,キャンペーンモードのエンディングを迎えることになる。ただ,それはあくまでも区切りの1つであり,その先にある終わりなきカーライフの始まりに過ぎない。
 なおキャンペーンモードはこれまでのシリーズ同様,コンパクトカーを購入するところからスタートし,レースに出場してボーナスとして得たクルマに乗り換えたり,稼いだクレジットでクルマを買い換えたり,あるいはそれらのクルマをチューニングしてアップグレードしたりしながら進めていく。
 GT7では,「チューニングショップ」が復活しており,1台あたり60種類を超えるチューニングパーツが用意されている。

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 またクルマのパフォーマンスを示す「パフォーマンスポイント」がシミュレーションベースとなり,パーツを変えたりスライダーを動かしたりしたあとに計測ボタンを押すと,物理エンジンを使ってリアルタイムに計算される。

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 加えて「GTオート」では,主にクルマの外見を変えられる。エアロパーツが650種類以上,ホイールが130種類,ペイントカラーが1200色前後となっており,平均すると1台あたり数十種類のカスタムパーツが用意されている。
 クルマの外装カラーを変える「リバリーエディタ」も進化しており,ステッカーを貼れる場所が増えたり,1台あたりに貼れる枚数も増えた。
 もちろんGTオートでは,お馴染みの洗車やオイル交換も可能だ。

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 「ショーケース」は,GT7でプレイヤーが作り出したリプレイやフォト,リバリーなどをストックしたり,共有したり,あるいはほかのプレイヤーが作ったそれらクリエイティブをダウンロードしたりする場だ。山内氏は「GT7は,さまざまなコンテンツを生み出すクリエイティブなツール群と捉えることもできる」と表現した。

 ドライビングシミュレーターであるGTシリーズにとって,プレイヤー自身の走りを確認できる「リプレイ」モードも重要な要素だ。もちろんGT7にも,クオリティの高いリプレイ機能が用意されている。

 またGT7には,音楽に合わせてダイナミックにリプレイ用のカメラを生成する「ミュージックリプレイ」が新たに登場した。これまでのリプレイは,コース上に固定配置されたカメラでクルマを追っていくスタイルだったが,ミュージックリプレイでは音楽に合わせてランダムにカメラが生成されるので,再生するたびに毎回違ったカメラワークを楽しめる。

 「ミュージックラリー」は,ミュージックリプレイに合わせて開発されたモードだ。これまでのシリーズでは,音楽を流すとエンジン音やタイヤのスキール音が聞こえにくくなってしまうため,運転に集中したいレース中はBGMをオフにする必要があった。その一方では,美しい景観の中で,好きな音楽を流しながらドライブしたいというリクエストも寄せられていたという。

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 そのためミュージックラリーは,速く走ることではなく,楽曲を最後まで聴くことがクリア条件となっている。具体的には,プレイヤーはスタート時に複数の「ビート」を与えられ,クルマを走らせていくとビートの数が減っていく。そしてビートがゼロになると楽曲の再生が止まり,ゲームオーバーとなってしまう。ビートは,コース上に設けられたエクステンドゲートをくぐることで回復する。ビートがゼロになるまでに,楽曲を最後まで聞くことができれば,見事クリアとなる。

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 GT7は,元F1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトン氏をアドバイザーに迎えたことや,FIA GT選手権のトップドライバーから寄せられたフィードバック,ミシュランとのタイヤにおけるテクニカルパートナーシップによって,正確なラップタイムを実現するだけでなく,繊細なドライブフィールまでシミュレートしている。とくに前後の車高の変化や風向きの影響,スリップストリームの効果については,CFD(流体解析)を用いて,よりリアルな空力表現をしているとのこと。

 「スケープス」はフォトモードだが,山内氏によると「好きなクルマと一緒に,全世界を旅するモード」でもあるとのこと。具体的には,全世界2500以上のスポットに自分のクルマを自由に置いて,HDR写真を撮影できる。リアルと同じ光の情報と自由度の高いエフェクトを使うことにより,リアルの写真では不可能な表現も可能になるそうだ。
 また「レースフォト」モードは,自分の走ったレースをあとから撮影できる機能で,リアルではプロでもなかなか撮影できないようなダイナミックで美しい写真を,簡単に撮影できる。

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 イベントでは,山内氏が世界中のメディアからの質問に回答するLIVE Q&Aも行われた。その中から,一部を抜粋して以下に掲載する。

 まず車種については,GT7のリリース時点で多くの数をそろえているが,それで十分だと思っているわけではなく,例えばエントリーモデルのクルマを増やしていくことを考えているそうだ。
 また本作は,シミュレーションベースの本格的なチューニングができるため,例えばフォルクスワーゲンのビートルを,ポルシェ911並みに速くすることも可能であり,さまざまなクルマでレースに挑めるという。

 難度は初級,中級,上級を用意している。デフォルトは中級だが,これまでのシリーズをやり込んできたプレイヤーはおそらく物足りないと感じるので,上級をオススメするとのこと。

 25年間続いてきたシリーズの中で,山内氏が一番達成感があったのは何かという問いには,「25年前は極めて実験的なタイトルで,ポピュラーな存在なるとはまったく思っていなかった。実験的であることは今でもあまり変わらないが,多くのプレイヤーやメディアの皆さんが支持してくださっている」とし,「何よりポリフォニー・デジタルのチームが,25年間まったく変わっていない。当初15人だったのが,300人近くまで増えはしたが,ずっと同じファミリーで作っている。その幸運に,一番達成感を覚えています。」と答えていた。

※2022年2月3日8:00追記

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントは,本日(2022年2月3日)実施したPlayStation関連の最新情報を発表する番組「State of Play」にて,このデジタルメディアイベントの映像を公開した。ストリーミング映像となるが,ぜひ動画でチェックしてみてほしい。


「グランツーリスモ7」公式サイト

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