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「Root Film(ルートフィルム)」プレイレポート。河野一二三氏のシナリオと箕星太朗氏の新たな作風を楽しめる角川ゲームスの本格ミステリーアドベンチャー
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印刷2020/07/29 00:00

プレイレポート

「Root Film(ルートフィルム)」プレイレポート。河野一二三氏のシナリオと箕星太朗氏の新たな作風を楽しめる角川ゲームスの本格ミステリーアドベンチャー

 角川ゲームスが2020年7月30日に発売を予定している「Root Film(ルートフィルム)」PS4 / Switch)は,2016年にリリースされた「√Letter ルートレター」PS4 / PS Vita / PC / iOS / Android)の流れを汲むアドベンチャーゲームだ。
 キャラクターデザイナーは前作から続き箕星太朗氏が,シナリオは新たに河野一二三氏が担当する本作を,発売前にプレイすることができたので,インプレッションを交えて紹介しよう。

画像(001)「Root Film(ルートフィルム)」プレイレポート。河野一二三氏のシナリオと箕星太朗氏の新たな作風を楽しめる角川ゲームスの本格ミステリーアドベンチャー

「Root Film(ルートフィルム)」公式サイト


 本作の主人公は,新進気鋭の映像作家・八雲凛太朗(CV:駒田 航)と,演技力が評価されつつある若手女優のリホ(CV:茜屋日海夏)だ。物語も「八雲編」と「リホ編」に分かれており,両編で発生する殺人事件を,それぞれの主人公が解決していく形になっている。

 両編ともTVCドラマのように複数話で構成されており,各話は1話完結型。ただ,それぞれの事件は何かしらの関連性があるようで,全体で大きな1つのストーリーになっているようだ。
 ひとつの話は,プロローグと複数のチャプター,解決編,エピローグという流れになる。どの話でも,事件の手がかりを集めるため“島根各地の名所”を訪れることになるのだが,その地をしっかりとしたテキストと画で紹介しているので,観光ガイドのような側面も持っているのだ。

画像(002)「Root Film(ルートフィルム)」プレイレポート。河野一二三氏のシナリオと箕星太朗氏の新たな作風を楽しめる角川ゲームスの本格ミステリーアドベンチャー
画像(003)「Root Film(ルートフィルム)」プレイレポート。河野一二三氏のシナリオと箕星太朗氏の新たな作風を楽しめる角川ゲームスの本格ミステリーアドベンチャー
八雲は,自身の映像作品を制作しながら,島根テレビで10年前にお蔵入りとなったプロジェクトの秘密に迫る

画像(004)「Root Film(ルートフィルム)」プレイレポート。河野一二三氏のシナリオと箕星太朗氏の新たな作風を楽しめる角川ゲームスの本格ミステリーアドベンチャー

●河野一二三氏が描く本格ミステリー。推理では「共感覚」「マックスモード」といった特徴あるシステムが
 本作のシナリオとディレクションを担当するのは,先にも述べたように「クロックタワー」や「御神楽少女探偵団」などを手がけてきた河野一二三氏である。
 ミステリーやホラーで定評のある河野氏は,本作でもその本領を発揮。よく使われるトリック殺人を序盤に置きながら,次第に大がかりで複雑な仕掛けの殺人に移行していく。物語も情報集めや伏線回収を経て,「なるほど,こういう感じかな」と予想させておいてから,さらに一捻り二捻りある展開へと進んでいく。しかも話をまたいでそれが行われることもあるため,読み手としてはなかなか気が抜けない。

画像(006)「Root Film(ルートフィルム)」プレイレポート。河野一二三氏のシナリオと箕星太朗氏の新たな作風を楽しめる角川ゲームスの本格ミステリーアドベンチャー
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画像(008)「Root Film(ルートフィルム)」プレイレポート。河野一二三氏のシナリオと箕星太朗氏の新たな作風を楽しめる角川ゲームスの本格ミステリーアドベンチャー
画像(009)「Root Film(ルートフィルム)」プレイレポート。河野一二三氏のシナリオと箕星太朗氏の新たな作風を楽しめる角川ゲームスの本格ミステリーアドベンチャー
事件解決の手がかりは,島根の各地で集めることに。何気ない会話の中に,名所の紹介が含まれることも

 主人公となり推理を進めていくうえで欠かせないのが,本作の大きな特徴である「共感覚」と「マックスモード」だ。
 「共感覚」は,他人との会話の中から忘れてはいけないキーワードを視覚化するもので,自身の深層意識が必要と判断した言葉が自動的に記憶されていく。蓄積された言葉は,後述するマックスモードで使用するのだが,プレイヤーが殺人のトリックを解くための大きなヒントにもなる。
 ミステリーはあまり得意ではないという人も,共感覚で得たワードの内容を念頭に置きつつストーリーを読み進めたり振り返ったりすると,トリックの全体像が何となく見えてくるだろう。

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画像(011)「Root Film(ルートフィルム)」プレイレポート。河野一二三氏のシナリオと箕星太朗氏の新たな作風を楽しめる角川ゲームスの本格ミステリーアドベンチャー
事件解決に必要だと思われる言葉が出てくると,共感覚モードが発動する

 前作の「√Letter」にもあった「マックスモード」だが,そのシステムは大きく変わっている。本作では,問いただす相手を言葉で追求するシステムになっており,適切な共感覚ワードを選択することによりよって,相手の反論や言い逃れを論破していく。
 選んだ共感覚ワードが正解であれば「真相解明」側のゲージが蓄積していき,上限に達すれば見事に事件解決となる。ここではプレイヤーに推理を求める部分も多少あるが,それまでのストーリーをしっかり把握できていれば決して難しくはないだろう。
 またマックスモードは解決編で容疑者を追及するときはもちろん,各チャプターで重要な何かを隠している登場人物から証拠や証言を得るときにも発生する。

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マックスモード。正しい共感覚ワードを選ぶことで,相手を論破していく

●箕星太朗氏によって描かれた魅力的なキャラクター。主要キャラクターの声優にはi☆Risを起用
 本作には,2人の主人公のほか,八雲の会社で働くアシスタントの曲 愛音(CV:芹澤 優),アイドルの天方一葉(CV:久保田未夢),カメラクルーの金手杏一(CV:澁谷梓希),リホの友人の青戸美絵(CV:若井友希),島根の名家の少女・琴城絢音(CV:山北早紀),リホのマネージャー真鍋祥子(CV:日髙のり子),島根ミステリードラマプロジェクトの監督の1人,井伏依沙也のアシスタントである拝嶋モナミ(CV:皆口裕子)といった主要キャラクターが登場する。

 キャラクターデザイナーには前作と同じ箕星太朗氏を起用しているが,本作では枠線を強調してマンガやアニメに寄せたすっきりした絵柄になっており,同氏が手掛けた従来の作品のキャラクターとは,大きく雰囲気が変わっている。さらに背景もポップアート風のタッチで,キャラクターデザインと相まって1980年代の雑誌の表紙イラストやレコードジャケットのような爽やかさを醸し出しているのだ。

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画像(015)「Root Film(ルートフィルム)」プレイレポート。河野一二三氏のシナリオと箕星太朗氏の新たな作風を楽しめる角川ゲームスの本格ミステリーアドベンチャー
殺人を扱ったミステリーアドベンチャーだが,爽やかなテイストの画面によって重苦しさは感じない

 また,これらキャラクターの表示方法にもこだわりが見られる。一般的なアドベンチャーゲームでは,背景があり,その上にキャラクターのバストアップなどを独立して表示する手法が多いのだが,本作ではさまざまな角度で描いた登場人物達の立ち絵を数パターン用意し,シーンに合わせてサイズや配置を変えて表示している。
 こうすることで,ゲーム中の画面が,あたかも背景を含めた1枚の描き下ろした絵に見えるのである。

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スクリーンショットを単独で見ると,そのシーンのためだけに描いているかのように見えるが,こうして比較すると登場人物の立ち絵と背景を組み合わせていることが分かる

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画像(025)「Root Film(ルートフィルム)」プレイレポート。河野一二三氏のシナリオと箕星太朗氏の新たな作風を楽しめる角川ゲームスの本格ミステリーアドベンチャー
調べられる箇所や話しかけられる人物は,カメラの顔検出機能のように四角い枠で表示される。こちらも本作の洗練された印象を強めるのに一役買っている

 美しい島根を舞台に,河野氏による本格的なミステリーが,箕星太朗氏の魅力あるキャラクターにて綴られる「Root Film(ルートフィルム)」。主題歌と主要キャラクターの声優に,アニソン・ヴォーカル・アイドルユニットのi☆Ris(アイリス)を起用していることもあり,重いテーマながらライトノベルを読み進むようにプレイすることが可能だ。気が付けば,その練り込まれた本作の世界に深く浸かっていくことになるだろう。

 なお,伏線が張り巡らされ最後まで二転三転していく物語や,仕込まれた伏線の巧みさなどについてもお伝えしていきたいのだが,致命的なネタバレになりかねないので避けさせて頂く。ただ,ここ最近はゲームで見ることが少なくなった本格ミステリーを楽しみたいのであれば,ぜひ手に取ってほしいし,最後までプレイしてほしい。

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画像(021)「Root Film(ルートフィルム)」プレイレポート。河野一二三氏のシナリオと箕星太朗氏の新たな作風を楽しめる角川ゲームスの本格ミステリーアドベンチャー
島根出身のお笑い芸人・ネゴシックスさんや,島根観光キャラクターのしまねっこ,地元で人気の居酒屋,テキストだけだが島根を舞台にした映画など,島根にまつわる情報が全編に散りばめられている

「Root Film(ルートフィルム)」公式サイト

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